中国ドラマ- 上陽賦 運命の王妃 -あらすじ-31話
中国ドラマ「上陽賦 運命の王妃」のあらすじ、キャスト、相関図など、
最終回までネタバレありで、全話お届けします。上陽賦 運命の王妃は、中国では68話で放送されましたが日本では全43話で放送されます。どちらも１話あたりの放送時間の都合によるものなので内容は変わりません。
中国ドラマ- 上陽賦 運命の王妃 -概要
上陽賦 運命の王妃 は、中国を代表する国際派女優チャン・ツィイーが、初めて連続ドラマに主演した事で話題になり、累計販売部数60万部、寐語者の⼈気⼩説「帝王業」を元に製作期間4年、総製作費170億円をかけて作られた超大型スペクタクル時代劇、国と民を救った英雄、王と王妃の伝説の物語です。チャン・ツィイーが演技力を絶賛したジョウ・イーウェイ。さらに主役級の実力派俳優、ユー・ホーウェイ、トニー・ヤン、ユアン・ホンといった豪華な面々が脇を固めています。監督は中国映画界で撮影監督として数々の賞を受賞したホウ・ヨン。撮影監督には、「グランド・マスター」で数々の賞を受賞したフランスの著名監督フィリップ・ル・スール、さらに衣装デザイナーにアカデミー賞衣装デザイン賞にノミネートされたウィリアム・チャンなど超一流のスタッフ陣が製作に携わっています。
監督:ホウ・ヨン
脚本：ルオ・ソン
原題：上阳赋
放送年：2021年（中国）
中国ドラマ- 上陽賦 運命の王妃 -あらすじ
古代中国、ある動乱の時代。皇帝の妹の長公主・馬瑾若(ばきんじゃく)と丞相、王藺（おう りん）の間に生まれ「上陽郡主（じょうようぐんしゅ）」の名を授かった王儇（おうけん）は、美貌と知性に恵まれ、誰からも愛されて育ち、親しい人からは幼名で阿嫵（あぶ）と呼ばれていた。王儇は、幼いころから第３皇子、馬子澹（ばしたん）に心をよせていたが、政略結婚をさせられる。その相手は、一般の兵から将軍の地位まで上り詰め、戦の神と呼ばれる蕭綦（しょうき）だった。家族と愛、陰謀と裏切り、王朝に渦巻く権力闘争の中で、望まぬ婚姻であったが、二人はしだいにひかれあい強い絆で結ばれていく。そして、命を懸けて、共に国の困難を乗り越えて行く。
中国ドラマ-上陽賦 運命の王妃-あらすじ-31話
王儇(おうけん）は皇子・馬静(ばせい)を寝床に寝かせ、おむつを交換することにした。おむつを取りにいくと、眠っていたはずの皇子の泣き声が聞こえてきた。王儇が急いで戻ると、鄭(てい)乳母が皇子を抱き上げ、身体を揺すっていた。驚いた王儇はすぐ皇子を取り上げ、なぜ皇子の体を揺すったのか聞いた。そこへ皇后・謝宛如(しゃえんじ)が戻ってきた。
鄭乳母は皇子が泣いていたので、抱き上げてなだめただけだし、皇子が泣き出したのは自分ではなく王妃が来たからだと言った。王儇は平気で嘘をつく鄭乳母に我慢ならず、思わず平手打ちした。謝宛如は鄭乳母をかばい、王儇に激怒した。そこに徐(じょ)女官と阿越(あえつ)が慌てて駆けつけてきた。謝宛如は仕返しに徐女官を平手打ちし、「これでお互い様だ。」と言った。王儇は横暴な謝宛如に失望した。
謝宛如は鄭乳母を信じたものの、王儇の言葉が頭から離れなかった。そこでしばらく皇子を自ら世話する事にした。すると、皇子はおとなしく眠っていた。
一方、江南は再び激しい雨に見舞われた。宋懐恩(そうかいおん)は自ら増水する川に入って兵士たちと共に堤防を守っていた。そこに江夏王・王夙(おうしゅく)が駆けつけ、二人は避難もせずに必死で堤防を守った。
王夙が天幕に戻ると、皇太后の密書が届いていた。それには、宋懐恩を亡き者にするようにと書かれていた。
その夜、竇(とう)夫人が何者かに殺された。蕭綦(しょうき)は、狩り場で皇帝の警護をしていた。皇太后の計画では、皇帝・馬子隆(ばしりゅう)は蕭綦を誘き寄せるだけで、禁衛軍が蕭綦を殺すというものだった。刺客は穴を掘って地下に隠れていたので、誰も気がつかなかった。
翌朝、皇帝・子隆（しりゅう）と大臣たちは狩りを楽しんだ。子隆は蕭綦と一対一で対決したいと言った。蕭綦は断ったが、その時、珍しい白狐が現れた。白狐は蕭綦を誘き寄せる合図だったので、子隆は白狐を追って飛び出した。蕭綦は子隆を追いかけたが、見失ってしまった。すると皇帝のうめき声と馬のいななきが聞こえたと同時に、刺客が現れ、襲われた。
狩場に蕭綦の愛馬・墨蛟(ぼくこう)だけが戻ってきた。胡光烈(ここうれつ)は蕭綦に何かあったと気づき、墨蛟を連れて森へ入っていった。その頃、蕭綦は負傷しながら必死に応戦していた。刺客が消えた後、蕭綦は胸に矢が刺さり倒れている子隆を見つけた。するとどこからともなく助けを求める竇夫人の子供たちの声が聞こえた。そこに寧朔（ねいさく）軍が到着し、蕭綦は一緒について来た禁衛軍の将軍に皇帝を頼み、寧朔軍を引き連れ刺客を追った。
将軍は皇太后の刺客を探したが、穴の中で死んでいた。子隆の胸に刺さっっていた矢には「蕭」の文字が彫られていた。そこで、将軍は、皇太后の令牌を出し、豫章王・蕭綦が皇帝の命を狙ったとして寧朔軍もろとも捕らえるよう命じた。
蕭綦は刺客を追って谷へ向かったが、刺客の剣に毒が仕込まれていたため、体が思う様に動かなくなってきていた。寧朔軍の伝令兵が応援を呼びに行く途中、禁衛軍に出くわした。すると味方のはずの禁衛軍がいきなり弓矢を放った。
刺客を追っていた蕭綦を、忽蘭(くらん)の王子・賀蘭箴(がらんしん)が吊り橋の前で待っていた。向こう岸には人質となった竇(とう)夫人の子・小禾(しょうか)と沁之(しんし)が助けを求めて泣き叫んでいた。すると、援軍を呼びに向かった伝令兵が矢を受けながらも帰って来て、「禁衛軍が大王は皇帝を暗殺しようとした逆賊だと言って追って来ます！」と伝えた。それで、蕭綦はようやく賀蘭箴の罠に気がついた。「ここでお別れだ、来世で会おう。」といって賀蘭箴は吊り橋を渡って行った。
賀蘭箴は、子供達を成人まで養うと言って吊り橋を切り落とした。そこに禁衛軍が到着した。寧朔軍は、敬愛する蕭綦と生死を共にする事を決めた。狩場にいた残りの寧朔軍のもとにも禁衛軍が駆けつけ、「蕭綦は皇帝の命を狙った逆賊。投降しなければ皆殺しにする。」と言った。寧朔軍の唐競(とうけい)たちは命をかけて蕭綦を守る事にした。
蕭綦は、毒に冒されていた。そこに、狩場から逃げ出した王儇(おうけん)の白馬・驚雲(きょううん)が駆けつけ、蕭綦の愛馬・墨蛟(ぼくこう)と一緒に禁衛軍を蹴散らした。禁衛軍は、驚いて一時ひるんだが、すぐに２頭を襲った。蕭綦は激怒してふらふらな体で禁衛軍に向かって行った。
一方、皇帝は天幕へ運ばれ、死の淵をさまよっていた。太医は皇帝から矢を抜いたが、余命３日あまりだと告げた。
蕭綦と寧朔軍は禁衛軍と死闘を繰り広げていた。もうだめかと思われた時、狩場にいた唐競率いる寧朔軍の分隊が駆けつけた。蕭綦は、全身に毒が回り立っているのもやっとだったが、寧朔軍のために最後の力を振り絞って雄叫びを上げた。
王儇（おうけん）は蕭綦（しょうき）が窮地に陥っていることなどつゆ知らず、鳳池(ほうち)宮で眠りについていた。朝晩、受けている申(しん)太医の鍼治療のおかげで王儇は熟睡できるようになっていた。
中国ドラマ – 上陽賦 運命の王妃 – 登場人物-相関図-キャスト
