中国ドラマ- 上陽賦 運命の王妃 -あらすじ-16話
中国ドラマ「上陽賦 運命の王妃」のあらすじ、キャスト、相関図など、
最終回までネタバレありで、全話お届けします。上陽賦 運命の王妃は、中国では68話で放送されましたが日本では全43話で放送されます。どちらも１話あたりの放送時間の都合によるものなので内容は変わりません。
中国ドラマ- 上陽賦 運命の王妃 -概要
上陽賦 運命の王妃 は、中国を代表する国際派女優チャン・ツィイーが、初めて連続ドラマに主演した事で話題になり、累計販売部数60万部、寐語者の⼈気⼩説「帝王業」を元に製作期間4年、総製作費170億円をかけて作られた超大型スペクタクル時代劇、国と民を救った英雄、王と王妃の伝説の物語です。チャン・ツィイーが演技力を絶賛したジョウ・イーウェイ。さらに主役級の実力派俳優、ユー・ホーウェイ、トニー・ヤン、ユアン・ホンといった豪華な面々が脇を固めています。監督は中国映画界で撮影監督として数々の賞を受賞したホウ・ヨン。撮影監督には、「グランド・マスター」で数々の賞を受賞したフランスの著名監督フィリップ・ル・スール、さらに衣装デザイナーにアカデミー賞衣装デザイン賞にノミネートされたウィリアム・チャンなど超一流のスタッフ陣が製作に携わっています。
監督:ホウ・ヨン
脚本：ルオ・ソン
原題：上阳赋
放送年：2021年（中国）
中国ドラマ- 上陽賦 運命の王妃 -あらすじ
古代中国、ある動乱の時代。皇帝の妹の長公主・馬瑾若(ばきんじゃく)と丞相、王藺（おう りん）の間に生まれ「上陽郡主（じょうようぐんしゅ）」の名を授かった王儇（おうけん）は、美貌と知性に恵まれ、誰からも愛されて育ち、親しい人からは幼名で阿嫵（あぶ）と呼ばれていた。王儇は、幼いころから第３皇子、馬子澹（ばしたん）に心をよせていたが、政略結婚をさせられる。その相手は、一般の兵から将軍の地位まで上り詰め、戦の神と呼ばれる蕭綦（しょうき）だった。家族と愛、陰謀と裏切り、王朝に渦巻く権力闘争の中で、望まぬ婚姻であったが、二人はしだいにひかれあい強い絆で結ばれていく。そして、命を懸けて、共に国の困難を乗り越えて行く。
中国ドラマ-上陽賦 運命の王妃-あらすじ-16話
皇帝は、王儇(おうけん)に、皇帝だけが知っている秘密の地下道を教えた。徳宣（とくせん）太后は息子たちが皇位を争い、粛宗(しゅくそう)が兄の高宗(こうそう)を殺めたことに憤慨して慈安寺に身を寄せていた。その事から粛宗は慈安寺を皇室の寺に指定し、母の遺言通り極秘で慈安寺の地下に墓を造り、王宮の皇帝が住む式乾(しきけん)殿と地下道で繋がるようにしたのだった。
第二皇子・馬子律(ばしりつ)は式乾殿に戻り、王儇を鳳池(ほうち)宮へ送るよう命じ、皇帝に勅書を書くように言った。しかし、皇帝は勅書を書けば、自分は用済みとなり殺される。最後に３日間だけ王儇と穏やかな時間を過ごしたいと頼んだ。そして、「今の状況はどうであれ、お前は20年以上、私の息子だった。」と言うと、子律は泣きそうになるのを隠し、「３日やろう。」と言った。
牢獄に来た子律に王藺(おうりん)は、自分が出し抜かれたと認めた。しかし子律は王藺が犯した最も大きな失敗は息子と桓宓(かんひつ)を婚姻させたことだと言った。向かいの牢にいた王夙(おうしゅく)は驚いて柵に駆け寄った。すると子律は「桓宓は私の女だ！」と言って、王夙の首を絞めて殺そうとした。王藺は自分が悪いのだと言って子律を止めた。
子律が桓宓と寝所にいると、皇帝の具合が悪く、王儇の薬でなければ飲まないという報告が届いた。子律は仕方なく王儇に看病を任せると決め、その代わり２人を式乾殿から出さないよう命じた。
皇帝は病を装い王儇を呼び出すことに成功した。そして王儇に地下道から徳宣太后の墓に行き、仏像の足の下にある獣の頭の中に隠してある虎符(こふ)を取って来るように頼んだ。
王儇はろうそくの小さな灯りを頼りに地下道を進んで徳宣太后の墓から虎符を手に入れた。そして慈安寺へ行き、母に助けを求めた。母は、娘をかくまおうとしたが、王儇は皆の命が自分にかかっていると言って戻ることにした。
知らせを受けた宋懐恩(そうかいおん)は慈安寺に駆けつけ王儇と合流した。王儇は子律と桓宓の関係や、桓公が謇寧王と結託していたことを聞いて、西の軍営に向かうと伝えた。
城門を出るためには西門を守る魏(ぎ)将軍を説得する必要があった。まず、宋懐恩が魏将軍の母を人質にした。西門に到着した王儇は馬車の窓から魏夫人のかんざしを差し出し、門衛に魏将軍の妹だと嘘をついた。魏将軍に妹などいなかったが、母のかんざしを見た将軍は王儇の待つ馬車に近づき、王儇と宋懐恩を部屋に入れた。
王儇は、虎符を見せ皇帝の密書を渡した。密書には「宮殿へ向かい反逆者を処罰せよ。」と書かれていた。そこで、王儇は事情を説明し、西の軍営に行かせて欲しいと頼んだ。
一方、動きを見せなかった蕭綦(しょうき)が出陣を決めた時、謇寧王(けんねい)が寧朔軍（ねいさく）が飲み水に使っている川の上流から毒を流したので、多くの兵が倒れはじめた。
魏将軍は子律の謀反の事を聞いたが、なかなか信じられなかった。だが、魏夫人の説得で西門を開ける事にした。王儇は宋懐恩に虎符と皇帝の密詔を託し、西門で別れ、宋懐恩は西の陣営に向かい、王儇は魏(ぎ)夫人の馬車に乗って、慈安寺に向かった。
夜が明けるまであと１刻、何もなければ間に合うはずだったが、その時、追っ手が現れた。慈安寺の門で待っていた長公主は王儇と魏夫人をかくまって門を閉めたが、城内巡使・張棟(ちょうとう)たちが門を破って強引に入り込んできた。長公主は馬車に乗っていたのは魏夫人だと伝え、疑う張棟をうまくごまかした。
一方、皇帝は王儇の帰りを待っていたが、朝になってしまった。そして、馬子律が式乾殿にやって来た。しかし、すぐに、昨日外に吊るした２人の大臣が死んでしまい、大臣たちが太極殿で騒いでいるという報告が入り、子律は仕方なく引き返した。
子律が太極殿に向かう途中で、宮殿の外で王儇を見たと言う報告が入り、子律はいそいで式乾殿に戻った。しかし、そこには皇帝に付き添う王儇がいた。
一方、鬼霧(きむ)谷では敵軍の飲み水に毒を入れた謇寧(けんねい)王が出陣した。勝利を確信した謇寧王は鬼霧谷の奥へと攻め込んだが、寧朔軍は巨大戦車で身を守りながら大砲を撃って反撃した。謇寧王の先陣は全滅したが、大量の兵を投入して対抗した。しかし、寧朔軍の火弾が炸裂し、谷に白い煙が充満すると、煙の切れ間から桓公が吊り下げられる姿が見えた。謇寧王は、それを見て自分たちの計画が失敗したと知り慌てて撤退していった。
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