中国ドラマ- 上陽賦 運命の王妃 -あらすじ-32話
中国ドラマ「上陽賦 運命の王妃」のあらすじ、キャスト、相関図など、
最終回までネタバレありで、全話お届けします。上陽賦 運命の王妃は、中国では68話で放送されましたが日本では全43話で放送されます。どちらも１話あたりの放送時間の都合によるものなので内容は変わりません。
中国ドラマ- 上陽賦 運命の王妃 -概要
上陽賦 運命の王妃 は、中国を代表する国際派女優チャン・ツィイーが、初めて連続ドラマに主演した事で話題になり、累計販売部数60万部、寐語者の⼈気⼩説「帝王業」を元に製作期間4年、総製作費170億円をかけて作られた超大型スペクタクル時代劇、国と民を救った英雄、王と王妃の伝説の物語です。チャン・ツィイーが演技力を絶賛したジョウ・イーウェイ。さらに主役級の実力派俳優、ユー・ホーウェイ、トニー・ヤン、ユアン・ホンといった豪華な面々が脇を固めています。監督は中国映画界で撮影監督として数々の賞を受賞したホウ・ヨン。撮影監督には、「グランド・マスター」で数々の賞を受賞したフランスの著名監督フィリップ・ル・スール、さらに衣装デザイナーにアカデミー賞衣装デザイン賞にノミネートされたウィリアム・チャンなど超一流のスタッフ陣が製作に携わっています。
監督:ホウ・ヨン
脚本：ルオ・ソン
原題：上阳赋
放送年：2021年（中国）
中国ドラマ- 上陽賦 運命の王妃 -あらすじ
古代中国、ある動乱の時代。皇帝の妹の長公主・馬瑾若(ばきんじゃく)と丞相、王藺（おう りん）の間に生まれ「上陽郡主（じょうようぐんしゅ）」の名を授かった王儇（おうけん）は、美貌と知性に恵まれ、誰からも愛されて育ち、親しい人からは幼名で阿嫵（あぶ）と呼ばれていた。王儇は、幼いころから第３皇子、馬子澹（ばしたん）に心をよせていたが、政略結婚をさせられる。その相手は、一般の兵から将軍の地位まで上り詰め、戦の神と呼ばれる蕭綦（しょうき）だった。家族と愛、陰謀と裏切り、王朝に渦巻く権力闘争の中で、望まぬ婚姻であったが、二人はしだいにひかれあい強い絆で結ばれていく。そして、命を懸けて、共に国の困難を乗り越えて行く。
中国ドラマ-上陽賦 運命の王妃-あらすじ-32話
蕭綦は毒が回ってきていよいよ立てなくなってきていた。将軍は、助けに向かった胡光烈(ここうれつ)を隙を狙って刺した。蕭綦は朦朧とした意識の中で何とか将軍を殺したが、そのままばったり倒れてしまった。
朝になり、気を失っていた胡瑶(こよう)が目を覚ますと、谷は両軍の兵士の骸で埋め尽くされていた。その時、かすかに兄・胡光烈の声が聞こえ、倒れている兄を見つけた。兄の腹には剣が突き刺さっていた。胡光烈は、蕭綦を探すように言い、胡瑤は骸の山の中で倒れている蕭綦を見つけた。蕭綦は生きていた。すると、胡光烈は妹・胡瑶に、蕭綦を死んだと思わせて助けるよう頼んだ。胡瑶はその意味を悟って断ったが、胡光烈は自ら剣を抜いて自害した。
胡瑤は兄の骸に蕭綦の鎧を着せ、蕭綦を馬に乗せた。そして蕭綦が死んだと思わせるため、顔が判別できないよう兄の顔を何度も剣で刺した。
皇后・謝宛如(しゃえんじょ)は皇子の夜泣きで一睡もできなかった。そして、鄭(てい)乳母を疑って悪かったと謝り、王儇を呼ぶよう頼んだ。
謝宛如は、自分が皇子・馬静（ばせい）の面倒を見たが、やはり皇子は泣き通しだったから、鄭乳母とは関係がないと言って王儇を叱った。王儇が皇子を見に行くと、皇子は泣いていた。そこで王儇は皇子の身体を調べてみたが、結局、何も見つけることができなかった。謝宛如は鄭乳母に謝れと迫ったが、乳母の悪事にも気づかない謝宛如にうんざりして王儇は帰って行った。
王儇が昭陽殿を出ると永安宮の侍女が迎えにやって来た。仕方なく皇太后へ挨拶に向かうことにしたが、その時、王儇は何気なく見た自分の手が真っ赤になっている事に気づいた。
鄭乳母が皇子を沐浴させた後、着ていた衣をすぐ処分するよう頼んだところに、王儇がやって来た。乳母はとっさに皇子の衣を隠した。王儇が鄭乳母から衣を取り返し、もめている所に謝宛如がやって来た。王儇は自分の赤くなった手を見せ、皇子の衣に桃の皮が仕込まれていたから、皇子は泣き続けていたのだと説明した。謝宛如は信じていた鄭乳母の裏切りに激怒し、黒幕の名を白状するまで鞭を打てと命じた。
王儇が皇太后を訪ねた時、皇帝・子隆（しりゅう）が狩場で刺客に襲われ、帰ってきたが、すぐに来ないと最後に立ち会えないという知らせが届いた。悲しみに暮れる皇太后に太医は一刻も早く遺言を聞いて欲しいと言った。
謝宛如は少し遅れて来たために皇帝の寝所に入れてもらえず取り乱していた。それを王儇が慰めていた。そこに徐女官が来て、蕭綦の行方が分からず、寧朔軍の兵士も誰ひとり帰ってきていないと報告した。
子隆は、遺言を伝えるために謝宛如を呼んだ。すると皇太后が中書・顧閔汶(こびんむん)に遺言を読むよう命じた。「皇子・馬静を太子に冊封し、余の死後は太子が帝位を継承するものとする。なお皇后謝氏は殉葬を賜る、余と皇帝陵に入れよ。」という内容だった。謝宛如はあまりの事に、思わず顧閔汶から遺言書を奪い取り、投げ捨てた。
昭陽殿に戻った謝宛如は、王儇を呼び出した。王儇(おうけん)は、皇后・謝宛如(しゃえんじょ)が皇帝・馬子隆(ばしりゅう)から殉葬を賜った事を知り、慌てて昭陽殿に駆けつけたが、すでに謝宛如は皇子・馬静ばせい)を抱き、支度を済ませていた。謝宛如は、馬静を王儇に託した。そこに、皇太后の命を受けた桂嬷嬷(けいもーもー)がお時間ですと声をかけた。侍従はすでに毒酒、匕首(ひしゅ)、白綾を準備して控えていた。覚悟を決めた謝宛如はその場でひざまずき、王儇に拝礼した。王儇は、今日から自分が馬静の母親になると約束して別れた。
中国ドラマ – 上陽賦 運命の王妃 – 登場人物-相関図-キャスト
