中国ドラマ- 上陽賦 運命の王妃 -あらすじ-38話
中国ドラマ「上陽賦 運命の王妃」のあらすじ、キャスト、相関図など、
最終回までネタバレありで、全話お届けします。上陽賦 運命の王妃は、中国では68話で放送されましたが日本では全43話で放送されます。どちらも１話あたりの放送時間の都合によるものなので内容は変わりません。
中国ドラマ- 上陽賦 運命の王妃 -概要
上陽賦 運命の王妃 は、中国を代表する国際派女優チャン・ツィイーが、初めて連続ドラマに主演した事で話題になり、累計販売部数60万部、寐語者の⼈気⼩説「帝王業」を元に製作期間4年、総製作費170億円をかけて作られた超大型スペクタクル時代劇、国と民を救った英雄、王と王妃の伝説の物語です。チャン・ツィイーが演技力を絶賛したジョウ・イーウェイ。さらに主役級の実力派俳優、ユー・ホーウェイ、トニー・ヤン、ユアン・ホンといった豪華な面々が脇を固めています。監督は中国映画界で撮影監督として数々の賞を受賞したホウ・ヨン。撮影監督には、「グランド・マスター」で数々の賞を受賞したフランスの著名監督フィリップ・ル・スール、さらに衣装デザイナーにアカデミー賞衣装デザイン賞にノミネートされたウィリアム・チャンなど超一流のスタッフ陣が製作に携わっています。
監督:ホウ・ヨン
脚本：ルオ・ソン
原題：上阳赋
放送年：2021年（中国）
中国ドラマ- 上陽賦 運命の王妃 -あらすじ
古代中国、ある動乱の時代。皇帝の妹の長公主・馬瑾若(ばきんじゃく)と丞相、王藺（おう りん）の間に生まれ「上陽郡主（じょうようぐんしゅ）」の名を授かった王儇（おうけん）は、美貌と知性に恵まれ、誰からも愛されて育ち、親しい人からは幼名で阿嫵（あぶ）と呼ばれていた。王儇は、幼いころから第３皇子、馬子澹（ばしたん）に心をよせていたが、政略結婚をさせられる。その相手は、一般の兵から将軍の地位まで上り詰め、戦の神と呼ばれる蕭綦（しょうき）だった。家族と愛、陰謀と裏切り、王朝に渦巻く権力闘争の中で、望まぬ婚姻であったが、二人はしだいにひかれあい強い絆で結ばれていく。そして、命を懸けて、共に国の困難を乗り越えて行く。
中国ドラマ-上陽賦 運命の王妃-あらすじ-38話
蕭綦(しょうき)と王儇(おうけん)は民たちと共に、寧朔(ねいさく)に着いた。出迎えようとした牟連(ほうれん)を、劉(りゅう)将軍が止め、「反逆者を捕らえよ。」と言った。蕭綦は、自分は濡れ衣を着せられただけだ、一緒に来た大成の民を助けて欲しいと訴えた。しかし背後から忽蘭(けらん)の大軍が蕭綦達を追って来た事もあり劉将軍は、門を閉ざした。
蕭綦たちは城内に入れず、忽蘭の大軍が襲い掛かってきた。蕭綦は、戦ったが、追い詰められていった。その時、城楼から一斉に忽蘭兵めがけて矢が放たれた。城門が開き、寧朔軍が盾となって蕭綦と民を守った。
蕭綦は人質の賀蘭拓(がらんたく)を解放し、忽蘭軍を撤退させた。そこに、城門を開けずに寧朔軍に捕らわれた劉将軍が引っ立てられてきた。蕭綦は皆が心を一つにしてこそ寧朔軍の強さがあると言い、劉将軍を解放して部下の無礼を丁重に詫びた。劉将軍は蕭綦の寛大さに心打たれた。
蕭綦は、真実を明らかにするために皇都へ行くと決意した。王儇を危険な目に会わせたくないので置いていくつもりだったが、王儇が一緒に行きたいと言うので、蕭綦は王儇と生死を共にすることを約束した。
皇都に豫章王の生存と王妃奪還の知らせが舞い込んだ。大成は朝廷も国全体も混乱に陥っていた。皇帝は軟禁され、軍は混戦し、民は貧困を強いられていた。老人や子供たちは飢えて死に、母親は食糧を得るために自らを売らねばならないありさまだった。国中が苦しんでいるのに、朝廷の士族たちは権力争いに勤しんでいた。そんな朝廷への不満からか、民たちは寧朔軍に好意的だった。
朝廷は蕭綦の報復を恐れていた。丞相・温宗慎(おんしゅうしん)は皇帝・子澹（したん）に蕭綦の反逆罪を許すように頼んだが、子澹は冷たくあしらった。
子澹との子供がお腹の中にいる蘇錦児(そきんじ)は王儇がまだ生きていたことに動揺していた。
温宗慎は、皇帝の協力を得られなかったので、蕭綦を抑える為に20万の兵を持つ粛毅(しょくき)伯・宋懐恩(そうかいおん)に頼むしかなかった。
蕭綦たち寧朔軍は皇都を目前にして宋懐恩の軍に足止めされ、寧朔に戻るように言われた。蕭綦は懐恩の裏切りに失望したが、皇都に向かう事を止めなかった。
宋懐恩の説得は失敗し、朝廷は結局、自分たちが軟禁した皇帝・馬子澹を頼らざる得なくなった。丞相・温宗慎(おんしゅうしん)は、皇帝が入京を認め、互いの面目を保てば蕭綦も勝手な行動をしないだろうと言った。子澹は自分たちが譲歩して入京は許すが、反逆罪についてはそのままにした。
翌朝、温宗慎は皇帝に蕭綦の出迎えに行くのか確認した。すると子澹はなぜ皇帝が反逆者を出迎えるのかと烈火の如く怒り出した。
蕭綦と寧朔軍がついに皇都に到着した。王夙(おうしゅく)が出迎え、妹・王儇と抱き合って再会を喜んだ。王夙が詔書を読もうとしたので、王儇はひざまずいたが、蕭綦は礼を尽くさず、王儇も立たせた。そして、蕭綦がいきなり詔書を取り上げ、自ら読み上げた。「楝羽山の変は未解決であるが、蕭綦は３代の皇帝に仕え、戦場で功も立てた。しばし反逆の罪を免じ、皇都の屋敷にとどまることを許す。ただし真相が明らかになるまで地位は回復せず、朝廷への出入りも禁ず。」蕭綦は詔書の内容に呆れはてた。
中国ドラマ – 上陽賦 運命の王妃 – 登場人物-相関図-キャスト
