中国ドラマ- 上陽賦 運命の王妃 -あらすじ-17話
中国ドラマ「上陽賦 運命の王妃」のあらすじ、キャスト、相関図など、
最終回までネタバレありで、全話お届けします。上陽賦 運命の王妃は、中国では68話で放送されましたが日本では全43話で放送されます。どちらも１話あたりの放送時間の都合によるものなので内容は変わりません。
中国ドラマ- 上陽賦 運命の王妃 -概要
上陽賦 運命の王妃 は、中国を代表する国際派女優チャン・ツィイーが、初めて連続ドラマに主演した事で話題になり、累計販売部数60万部、寐語者の⼈気⼩説「帝王業」を元に製作期間4年、総製作費170億円をかけて作られた超大型スペクタクル時代劇、国と民を救った英雄、王と王妃の伝説の物語です。チャン・ツィイーが演技力を絶賛したジョウ・イーウェイ。さらに主役級の実力派俳優、ユー・ホーウェイ、トニー・ヤン、ユアン・ホンといった豪華な面々が脇を固めています。監督は中国映画界で撮影監督として数々の賞を受賞したホウ・ヨン。撮影監督には、「グランド・マスター」で数々の賞を受賞したフランスの著名監督フィリップ・ル・スール、さらに衣装デザイナーにアカデミー賞衣装デザイン賞にノミネートされたウィリアム・チャンなど超一流のスタッフ陣が製作に携わっています。
監督:ホウ・ヨン
脚本：ルオ・ソン
原題：上阳赋
放送年：2021年（中国）
中国ドラマ- 上陽賦 運命の王妃 -あらすじ
古代中国、ある動乱の時代。皇帝の妹の長公主・馬瑾若(ばきんじゃく)と丞相、王藺（おう りん）の間に生まれ「上陽郡主（じょうようぐんしゅ）」の名を授かった王儇（おうけん）は、美貌と知性に恵まれ、誰からも愛されて育ち、親しい人からは幼名で阿嫵（あぶ）と呼ばれていた。王儇は、幼いころから第３皇子、馬子澹（ばしたん）に心をよせていたが、政略結婚をさせられる。その相手は、一般の兵から将軍の地位まで上り詰め、戦の神と呼ばれる蕭綦（しょうき）だった。家族と愛、陰謀と裏切り、王朝に渦巻く権力闘争の中で、望まぬ婚姻であったが、二人はしだいにひかれあい強い絆で結ばれていく。そして、命を懸けて、共に国の困難を乗り越えて行く。
中国ドラマ-上陽賦 運命の王妃-あらすじ-17話
王儇（おうけん）から虎符と密詔を預けられた宋懐恩(そうかいおん)は、無事に西の軍営に到着した。そして、陸(りく)将軍に虎符を示し、皇都の危機を救って欲しいと頼んだが、いきなり捕らえられてしまった。
謇寧王(けんねいおう)は急いで引き返したが遅かった。桓公（かん こう）と寧朔（ねいさく）軍を挟み撃ちにする作戦だったが、蕭綦に裏をかかれ、気がつけば自分たちが谷に追い込まれてしまった。そして、そこに追撃して来た蕭綦（しょうき）が現れた。
謇寧王は、馬車のまま蕭綦に向かって行ったが、蕭綦の大長矛で馬車は横転し、謇寧王は捕まった。蕭綦は、桓公が部下に飲み水に毒を入れさせたことを知り、裏切りに気づいた。そして、偽の情報を謇寧王へ流していたのだった。
蕭綦が謇寧王に降伏するか尋ねると、皇帝と同じ空の下では生きられない言った。そこで、蕭綦は自分の剣を投げ、背を向けた。すると謇寧王は剣を拾い、自ら首を切って命を絶った。
侍従が監禁されている青雲(せいうん)道士のもとに将棋盤を差し入れた。青雲道士は、密かに薬剤と密書を手に入れ、密書は読んだ後、燃やした。
その頃、宋懐恩は虎符を盗んで密詔を偽装した罪で拷問されていた。陸将軍は、豫章王(よしょおう)が謀反を起こしたと思っていた。
馬子律(ばしりつ)は皇帝に早く詔書を渡すよう迫っていたが、皇帝に、３人の息子の内、顔も性格も若い頃の自分に似ているのは子律なのに、謇寧王が父だ言われて信じて疑わないのが不思議だと言われ動揺した。
王儇は、馬子澹(ばしたん)が謁見を願い出て認められた事と、３日後に馬子律の婚礼の儀が執り行われると知った。
子律の元に戦況報告が届いた。謇寧王が豫章王を鬼霧(きむ)谷に封じ込め、攻め込むというものだった。子律は、謇寧王の勝利を確信し３日後に桓宓（かんひつ）と婚礼をすることを決め、牢にいる王夙(おうしゅく)に離縁状を届けさせた。しかも婚儀には王夙と丞相・王藺(おうりん)を招待するつもりだった。
一方、西の軍営では陸将軍が宋懐恩に、豫章王夫妻が丞相と結託して謀反を起こした事を認める文章に署名するように迫っていた。宋懐恩は手を縛られたままでは署名できないと言い、縄が解かれたところで脱走を試みたが無駄だった。宋懐恩は再び捕まり、無理やり署名をさせられてしまった。
その夜、王儇の元に丞相のご命令で来たと言って青雲(せいうん)道士が密かにやって来た。青雲は、丞相から王儇の指示を仰ぐよう言われたという。青雲は、宮殿に潜む王氏の護衛兵は幾つもの分隊あり、総人数は把握できないが青雲の分隊は26人だといった。王儇は宋懐恩か魏(ぎ)将軍に３日後に動くよう伝えて欲しいと頼んだ。
青雲の仲間の密偵は宋懐恩がいない事を知り、西の城門を守る魏将軍を訪ねた。
一方、臨梁関(りんりょうかん)では、謇寧王が到着するはずが、なぜか寧朔軍が開門しろと迫っていた。将軍は、豫章王・蕭綦を確認した。そして、門を開けた。
王儇は、宮殿の移動中に宮女とぶつかった。宮女はその時密かに王儇に文を手渡した。王儇は寝宮に戻って小さな紙をろうそくの火であぶってみると、準備ができたと書いてあった。
宋懐恩の証文を手に入れた陸将軍は西の城門にやって来た。魏将軍は門を開け、陸将軍たちを包囲し捕らえた。
婚儀の朝、蕭綦が王儇に仕えさせた２人の女刺客が桓宓（かんひつ）の身の回りの世話をしていて、桓宓の気を失わせ、桓宓を湯船の下に隠した。そして、阿風(あうふ)が花嫁に成りすました。
子律は式乾殿を訪ね、皇帝から詔書を受け取り、中を確認して安心した。しかし皇帝は、自分が読み上げなければ誰も信用しないと言った。
太極殿の前庭で子律と桓宓の婚儀が始まった。そこには、釈放された皇太子・馬子隆(ばしりゅう)と皇太子妃・謝宛如(しゃえんじょ)、子澹がいた。そして、衛兵の案内で王儇が現れた。すると、ずっと下を向いていた子律が目を開いた。
太極殿の前庭で馬子律(ばしりつ)と桓宓(かんひつ)の婚礼の儀が始まった。士族と大臣たちが参列する中、面紗(めんしゃ)で顔を隠した新婦が入場してきた。王夙(おうしゅく)は怒りにまかせて新婦に襲い掛かろうとしたが、衛兵に取り押さえられた。
子律は桓宓の手を取り上段へ導き、皇帝が詔書を読み上げた。その時、王儇（おうけん）が「いつまで待たせるの！」と叫んだ。すると、花嫁に化けた阿風(あふう)が短剣を振りかざして子律に襲いかかった。阿風は子律の頬に傷を負わせたが、殺すことは出来ず、逆に衛兵に殺されてしまった。
子律は王儇の仕業だと気づき、王儇に衛兵の剣で襲いかかった。すると馬子澹(ばしたん)が王儇をかばい切られてしまった。子律は子澹に、せめてもの思いやりに王儇を一緒に逝かせてやると言い剣を振り下ろそうとした。
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