中国ドラマ- 上陽賦 運命の王妃 -あらすじ-27話
中国ドラマ「上陽賦 運命の王妃」のあらすじ、キャスト、相関図など、
最終回までネタバレありで、全話お届けします。上陽賦 運命の王妃は、中国では68話で放送されましたが日本では全43話で放送されます。どちらも１話あたりの放送時間の都合によるものなので内容は変わりません。
中国ドラマ- 上陽賦 運命の王妃 -概要
上陽賦 運命の王妃 は、中国を代表する国際派女優チャン・ツィイーが、初めて連続ドラマに主演した事で話題になり、累計販売部数60万部、寐語者の⼈気⼩説「帝王業」を元に製作期間4年、総製作費170億円をかけて作られた超大型スペクタクル時代劇、国と民を救った英雄、王と王妃の伝説の物語です。チャン・ツィイーが演技力を絶賛したジョウ・イーウェイ。さらに主役級の実力派俳優、ユー・ホーウェイ、トニー・ヤン、ユアン・ホンといった豪華な面々が脇を固めています。監督は中国映画界で撮影監督として数々の賞を受賞したホウ・ヨン。撮影監督には、「グランド・マスター」で数々の賞を受賞したフランスの著名監督フィリップ・ル・スール、さらに衣装デザイナーにアカデミー賞衣装デザイン賞にノミネートされたウィリアム・チャンなど超一流のスタッフ陣が製作に携わっています。
監督:ホウ・ヨン
脚本：ルオ・ソン
原題：上阳赋
放送年：2021年（中国）
中国ドラマ- 上陽賦 運命の王妃 -あらすじ
古代中国、ある動乱の時代。皇帝の妹の長公主・馬瑾若(ばきんじゃく)と丞相、王藺（おう りん）の間に生まれ「上陽郡主（じょうようぐんしゅ）」の名を授かった王儇（おうけん）は、美貌と知性に恵まれ、誰からも愛されて育ち、親しい人からは幼名で阿嫵（あぶ）と呼ばれていた。王儇は、幼いころから第３皇子、馬子澹（ばしたん）に心をよせていたが、政略結婚をさせられる。その相手は、一般の兵から将軍の地位まで上り詰め、戦の神と呼ばれる蕭綦（しょうき）だった。家族と愛、陰謀と裏切り、王朝に渦巻く権力闘争の中で、望まぬ婚姻であったが、二人はしだいにひかれあい強い絆で結ばれていく。そして、命を懸けて、共に国の困難を乗り越えて行く。
中国ドラマ-上陽賦 運命の王妃-あらすじ-27話
蕭綦（しょうき）は、怒って王儇（おうけん）を探し始めた。その時、王儇は金剛経の第６話・正信希有分(正しい信頼など実にまれだ)を書写していた。そこに、蕭綦がやって来て、「南の鹿苑」と言って、なぜ自分に隠れて賀蘭箴と会うのかと尋ねた。王儇は仕方なく賀蘭箴を説得して王倩(おうせん)を助けたいと説明したが、蕭綦は王倩のためなら何をしてもいいのかと声を荒らげた。
蕭綦が王儇と喧嘩して部屋から出てくると、王倩が現れ、話し相手になって欲しいと頼み、蕭綦の腕にしがみついた。しかし蕭綦は王倩の手を振り解き行ってしまった。
その夜、蕭綦は戻らなかった。王儇は眠れない夜を過ごしながら、蕭綦の妻であってもやはり王氏の娘であることに変わりないと身につまされた。
翌朝、江南の治水を任された江夏王・王夙(おうしゅく)は王儇に誘われて慈安寺にやって来た。兄妹水入らずで過ごし、王儇が保存していた治水策を返した。父にけなされて捨てようとしたが、王儇が保管して大切に持っていたのだった。王夙は３年かけて書き上げた治水策を懐かしんだが、もはや当時の勇ましい青年ではないとこぼした。「もし失敗すれば大成に王氏の居場所はなくなるだろう。」という兄に、「信じている。」と王儇は言った。
賀蘭箴(がらんしん)は王儇から江夏王府で会いたいという文を受け取った。王儇は賀蘭箴に庭園を案内した。賀蘭箴は大成を去る前に王儇と会いたかったと言った。
薛(せつ)夫人は王儇が江夏王府に出かけ、夕食を済ませてくると知り、王倩(おうせん)にこれが最後の機会だと言い、王倩を美しく着飾らせて正堂へ連れて行った。薛夫人が兵士たちの気をひいてる間に、王倩は上階へ駆け上がり、豫章王・蕭綦(しょうき)の書斎に忍び込み媚薬を仕込んだ。
王夙は宴席をもうけ、賀蘭箴に公主を王倩以外の女に変えて欲しいと頼んだ。すると、賀蘭箴は王妃の舞が見たいと言った。王夙は妹への無礼に激怒したが、王儇は王倩を救うため舞を舞う事にした。
日が暮れる頃、蕭綦が王府に帰って来た。王倩が隠れて様子をうかがっていると、思いがけず蕭綦が太医を連れて書斎に入ってきた。蕭綦は王儇の病状について聞いた。王儇の病は完治していなかった。王儇は例え懐妊しても身体がもたず、また流産すれば命の危険があるという。蕭綦は王儇の病状を知りながら王儇が唯一の妻であると公言し、笑顔の裏で苦悩しながら王儇に避妊薬を飲ませていたのだ。そんな献身的な大王のためにも太医はあらゆる手を尽くして王妃の治療薬を見つけると言った。蕭綦はともかく王妃を生かすことが先決だと伝え、水を飲んで喉を潤した。
王儇は、賀蘭箴の為に忽蘭(くらん)の踊りを踊った。その舞を見た賀蘭箴は思わず席を立ち、王儇と共に踊った。賀蘭箴は、王儇のもてなしに感謝して帰って行った。
蕭綦はひとりになると水の中に入っていた媚薬のせいで急に身体が火照って来た。何度も王儇の帰りを確認したが、まだ戻って来ないという。蕭綦は、熱さのせいでまた媚薬入りの水を飲んだ。蕭綦の様子をうかがっていた王倩は今がチャンスとばかりに背後からそっと抱きついた。
蕭綦は王倩を王儇だと思って、押し倒した。しかし蕭綦は王儇ではなく王倩だと気づき、怒った蕭綦は、王倩を突き飛ばした。王倩は部屋を飛び出し、泣きながら出て行った。
王儇が豫章王府に戻ると、徐女官が、王倩が裏門から飛び出し、池に飛び込んだと知らせてきた。王儇たちが駆け付けると、すでに人だかりができていた。薛夫人はこれを利用し、娘が蕭綦に辱められたと主張していた。王儇は、蕭綦を呼んでくるよう頼んだ。
劉(りゅう)執事が蕭綦の書斎に行くと、蕭綦が手首から血を流していた。驚いた劉執事は、蕭綦に駆け寄り「大王！何事ですか？」と尋ねた。蕭綦(しょうき)は王倩(おうせん)に毒を盛られ、自分で手を切って毒を出していた。駆けつけた劉(りゅう)執事は驚いて太医を呼ぶことにしたが、蕭綦は大事にしたくないと言って止めさせた。江夏王・王夙(おうしゅく)は王儇を心配して豫章王府までやって来た。
徐(じょ)女官は、王夙に事情を説明しそれに加えて、王儇が蕭綦から避妊薬を飲まされていた事を話した。
薛(せつ)夫人は池に落ちてずぶ濡れになった王倩を連れ寝殿に戻った。王倩は、計画は失敗したが、王儇（おうけん）と蕭綦の秘密を母・薛夫人に話した。
王倩の様子を見に来た王儇に、王倩は蕭綦が王儇に飲ませている薬は避妊薬で、長く飲めば２度と子が持てないと教えた。続けて、薛夫人が、蕭綦は倩児を抱きながら「王妃は子を産めぬ身体、ゆえにお前が産んだ子を王妃の子として育てる。」と言ったと告げた。
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