中国ドラマ- 上陽賦 運命の王妃 -あらすじ-14話
中国ドラマ「上陽賦 運命の王妃」のあらすじ、キャスト、相関図など、
最終回までネタバレありで、全話お届けします。上陽賦 運命の王妃は、中国では68話で放送されましたが日本では全43話で放送されます。どちらも１話あたりの放送時間の都合によるものなので内容は変わりません。
中国ドラマ- 上陽賦 運命の王妃 -概要
上陽賦 運命の王妃 は、中国を代表する国際派女優チャン・ツィイーが、初めて連続ドラマに主演した事で話題になり、累計販売部数60万部、寐語者の⼈気⼩説「帝王業」を元に製作期間4年、総製作費170億円をかけて作られた超大型スペクタクル時代劇、国と民を救った英雄、王と王妃の伝説の物語です。チャン・ツィイーが演技力を絶賛したジョウ・イーウェイ。さらに主役級の実力派俳優、ユー・ホーウェイ、トニー・ヤン、ユアン・ホンといった豪華な面々が脇を固めています。監督は中国映画界で撮影監督として数々の賞を受賞したホウ・ヨン。撮影監督には、「グランド・マスター」で数々の賞を受賞したフランスの著名監督フィリップ・ル・スール、さらに衣装デザイナーにアカデミー賞衣装デザイン賞にノミネートされたウィリアム・チャンなど超一流のスタッフ陣が製作に携わっています。
監督:ホウ・ヨン
脚本：ルオ・ソン
原題：上阳赋
放送年：2021年（中国）
中国ドラマ- 上陽賦 運命の王妃 -あらすじ
古代中国、ある動乱の時代。皇帝の妹の長公主・馬瑾若(ばきんじゃく)と丞相、王藺（おう りん）の間に生まれ「上陽郡主（じょうようぐんしゅ）」の名を授かった王儇（おうけん）は、美貌と知性に恵まれ、誰からも愛されて育ち、親しい人からは幼名で阿嫵（あぶ）と呼ばれていた。王儇は、幼いころから第３皇子、馬子澹（ばしたん）に心をよせていたが、政略結婚をさせられる。その相手は、一般の兵から将軍の地位まで上り詰め、戦の神と呼ばれる蕭綦（しょうき）だった。家族と愛、陰謀と裏切り、王朝に渦巻く権力闘争の中で、望まぬ婚姻であったが、二人はしだいにひかれあい強い絆で結ばれていく。そして、命を懸けて、共に国の困難を乗り越えて行く。
中国ドラマ-上陽賦 運命の王妃-あらすじ-14話
王儇が屋敷に戻りしばらくすると玉秀が危篤との知らせが届いた。王儇は急いで玉秀の元に駆けつけた。申典医は、玉秀の高熱が一向に下がらず、今夜が峠となる。最後の手段は石針での治療しかないが、弱った身体で耐えられるか分からないと言った。王儇は玉秀の生命力に賭けることにした。
王栩(おうく)は謝淵(しゃえん)の件に温宗慎(おんしゅうしん)が関与していた証拠を手に入れ、王藺(おうりん)に今こそ適期だと伝えた。しかし王藺は妹の皇后が未だ温宗慎を案じているのが気にかかり、皇后に会いに行った。
王藺が皇后に温宗慎に会いに行ったわけを尋ねると、息子の皇位継承の後押しをして欲しくて訪ねたと答えた。王藺は、温宗慎の心に皇后はいない。過去を引きずらないようにと釘を刺した。
王藺は酒を持って牢にいる温宗慎を訪ねた。温宗慎は毒が入っていると思いながらも、酒を飲もうとした。そこに皇后が現れ、酒を飲むのを止めさせた。これで、皇后は温宗慎に未練がある事が明らかになった。酒には毒は入っていなかった。
王儇(おうけん)は重傷を負った玉秀(ぎょくしゅう)に付き添っていた。玉秀は、死の淵にありながら、王儇に逃げる様にとうわごとを言っていた。王儇は、玉秀の忠誠心、純粋に寄り添ってくれる思いに感銘を受け、自分の妹の様に面倒をみようと思った。王儇は必死で看病をし、やっと玉秀の意識が戻った。
蕭綦(しょうき)の寧朔（ねいさく）軍は食料が底をつき、撤退を強いられていた。そこに桓(かん)公から食糧支援が届いた。使者は、食糧支援は丞相の指示によるもので、今は病の皇帝に変わって皇太子が政を仕切り、丞相が摂政を行っていると蕭綦に伝えた。
蕭綦は、地図を見ながら、西側には謇寧(けんねい)王の軍がいて、東側には桓公の軍が韓孟(かんもう)関まで迫っていた。蕭綦の寧朔軍は丁度真ん中にいるので、挟み撃ちになりかねない。しかし、腹心達は桓公が裏切るはずがないと言い、崤風(こうふう)山の入り口で謇寧王と対陣することに決めた。そして蕭綦は唐競(とうけい)に朝廷への報告を命じ、王儇への文を託した。
その夜、桓宓(かんひつ)のもとに第二皇子・馬子律（ば しりつ）からお菓子が届いた。そこへ突然、王夙(おうしゅく)が現れ、お菓子を食べた。そして、もうすぐ王儇の誕生日なので、母を呼び戻して父と和解する契機にしたいから、祝宴の準備を頼みたいといった。そして、一緒に食事をしようと誘ったが、断られたので側女の元に向かった。
お菓子の中には、明日の誕生日に会おうという馬子律からの手紙が入っていた。
その朝、王儇は昭陽殿で静養していた玉秀を迎えに行った。その帰り道、王儇は馬車の窓から偶然、店から出て来た桓宓の姿を見かけ、龐癸(ほうき)に桓宓の後をつけるよう命じた。
豫章王府に戻ると蘇錦児(そきんじ)が王儇を出迎えた。そして、部屋で蕭綦の手紙を読んだ。その手紙には王儇の阿嫵（あぶ）という幼名だけが書き連ねられていた。
桓宓の後をつけた龐癸は桓宓の秘密を突き止めた。桓宓は第二皇子・馬子律と密会をしていて自分の誕生日を祝っていた。そして、今頃、桓公は蕭綦と同盟を結ぶふりをして、決戦の時に寧朔軍を仕留める計画だと話した。二人が部屋を出た後、龐癸は部屋を調べ始めた。そして、箱の中から桓公(かんこう)との密書を発見したが、敵に見つかってしまった。
王儇(おうけん)は龐癸(ほうき)が戻らないので宋懐恩(そうかいおん)に頼んで龐癸(ほうき)を探してもらったが、なかなか見つからなかった。
その頃、謇寧(けんねい)王を追撃している寧朔(ねいさく)軍は、崤風(こうふう)山の入り口に陣を張る予定でいたが、桓公の使者としてそのまま留まっている２人の将軍が鬼霧谷(きむこく)に陣を張るよう提案した。蕭綦は、それに従う事にした。そして、寧朔軍は鬼霧谷の東に陣を張ったが、すぐに謇寧王の大軍に取り囲まれてしまった。
宮中に太極殿の鐘の音が響き渡った。皇太子や大臣たちは皇帝の身に何かあったと驚き、慌てて朝堂へ集まった。すると玉座に皇帝が座っていた。子律は、王藺が手下の太医を使って皇帝に毒を盛っていたことを暴露した。そこに皇后がやって来た。
子律は、「王藺は皇帝に毒を飲ませ、皇后は謝(しゃ)貴妃を毒殺した。王氏一族をひっ捕らえよ！」と言ったが、王藺は、「この程度の兵力で全てを手にしたとお思いか？ 皇城のすべてとその周りを軍が包囲しておる。」と反論した。その時、一人の兵士が現れ、王栩（おうく）の首を投げた。
子律（しりつ）は王藺（おうりん）と皇后、そして皇太子を投獄するよう命じ、他の王氏一族は太極殿で監禁すると決めた。
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