韓国ドラマ – 悪の花 – あらすじ-23話～24話(最終回）
韓国ドラマ「悪の花」のあらすじ、キャスト、相関図など、
最終回までネタバレありで、全話お届けします。悪の花は、韓国では16話で放送されましたが、日本では全24話で放送されます。どちらも１話あたりの放送時間の都合によるものなので内容は変わりません。
韓国ドラマ – 悪の花 -概要
正体を隠して生きる夫と、真実を追う妻が繰り広げる、サスペンスロマンス。脚本を担当したユ・ジョンヒはこの悪の花で、初めての連続ドラマの脚本を書いた。サスペンスとしても見ごたえがあるが、見事に主人公の愛という感情を知る過程を描いている。家族への愛が解らないまま、偽りの人生を守るために必死になる主人公ペク・ヒソンをイ・ジュンギが見事に演じ、愛する夫が殺人犯なのではないかと疑う妻チャ・ジウォンを演じるムン・チェウォンとの相性も抜群だ。悪の花は、百想芸術大賞に５部門ノミネートされた。
演出:キム・チョルギュ
脚本：ユ・ジョンヒ
放送年：2020年（韓国）
視聴率：平均3.8％ 最高5.6％
韓国ドラマ – 悪の花 -あらすじ
金属工芸作家のヒソンは、刑事の妻のジウォンと娘のウナと幸せに暮らしていた。18年前に故郷で起きた連続殺人事件の犯人ミンソクと、その息子ヒョンスについて調べていた週刊誌の記者ムジンは、ミンソクが金属工芸作家だった事からヒソンの工房を訪ねた。そこでヒソンを見てムジンは思わず「ヒョンス」と呼んでしまった。ヒョンスは、父が自殺した後、村長を殺した犯人として指名手配され、逃げていたが、あるきっかけで出会った病院長の息子ペク・ヒソンとして14年間生きてきたのだった。そんなある日、ヒョンスになりすました人物が殺人事件を起こした。もちろんヒソンがやったのではない。ムジンは、特ダネ目当てでヒソンに協力することにした。ヒソンの妻の刑事ジウォンは、事件を担当しヒソンへの疑惑が湧いてきていた。
韓国ドラマ – 悪の花-あらすじ-23話
ジウォンはヒソンにナイフを振り上げているヒョンスを見つけ「止めて！」と叫んだ。ヒョンスはジウォンが生きていた事に驚いたが、それが現実なのかが解らず混乱し泣き叫んだ。しかし、ジウォンの言葉で、ナイフを捨て、ジウォンの方に歩いて行った。その時、ヒソンが逮捕するために駆け付けて来た警官をナイフで刺して、銃を奪い、ヒョンスとジウォンに向けて撃った。
ヒョンスは、ジウォンをかばい撃たれ、頭から血を流しながら地面に倒れた。丁度その時、ICUにいたヘスが目を覚ました。ヒョンスは、病院へ救急搬送された。撃ったヒソンは、ホジュンに撃たれ死亡した。
担当医は、ヒョンスは弾丸が頭蓋骨をかすめたために頭蓋骨骨折と脳震盪があるが、一日ほどで目を覚ますと告げたが、ヒョンスが目を覚ましたのは１か月後だった。しかも、ヒョンスは１５年間の記憶を失くしていた。ヒソンとして生きていた人生の記憶をすべて失い、ジウォンとウナのことを思い出せなかった。
18年前のカギョンリ自治会長殺害事件の犯人であるヘスの初公判が始り、ヒョンスは、正当防衛を主張する弁護側の証人として入廷した。ヒョンスは、ヘスが自治会長を殺した直後に悪魔払いを止めるよう頼みに行ったが、ヘスが自治会長に襲われた事を知リ、自分が犯人になったと証言した。弁護士から、正当防衛として法の助けを借りなかった理由を聞かれたヒョンスは、父親が連続殺人犯だと判明したあとだったので、誰も助けてくれるとは思えなかったと答えた。
検事は、ヒョンスが長年妻を含む全ての人を完璧に騙していた事実を指摘し、罪悪感は無いのかと聞いたが、ヒョンスは答えられなかった。ジウォンと目が合い、頭が真っ白になってしまったからだ。
自治会長の甥のヤン・ジンテは、悪魔払いの代金をト・ミンソクの遺産から払ったと証言していた。ジウォンは、自治会長は悪魔払いの度に、巫女への支払い額の3～5倍のお金を引き出して横領していたことを突き止め、ヒョンスと一緒にジンテの家へ行った。ジンテは居なかったが、証言できないというメッセージを残していた。
二人はあきらめきれずに、ジンテが帰ってくるのを待った。
韓国ドラマ – 悪の花-あらすじ-24話（最終回）
二人は、ジンテが帰ってくるのを待って話を聞いた。ジンテは、叔父のクォン・ソンボクがミンソクの遺産を貰うためにヒョンスとヘスの法定後見人になり、協力したら大学の授業料を払うと約束したことを打ち明けた。そして、真夜中に首をカットした鶏を路上に置き、その翌日村の人に見せてヒョンスの仕業だとし、悪魔に取り憑かれているという噂を村で広めた事を告白した。しかし、ジンテは、教職を失う事を恐れて証言を拒否した。ヒョンスは、ジンテにわざと寛容な態度を取った。すると、良心の呵責に苛まれたジンテは、証言すると連絡をしてきた。
ジンテの証言で、ヘスは正当防衛が認められ、事件当時未成年だったことも考慮され無罪判決を受けた。その後、ヘスはスペイン留学を決めて旅立って行った。
ヒョンスは、ふと軒下に立った時、ジウォンとの最初のデートで雨やどりしてジウォンが笑った場所だという事を思い出した。
ヒョンスは、不動産業者から、条件を満たす家があると連絡を受け、ジウォンが売りに出した自分達の家へ向かった。ジウォンも不動産屋から連絡を受けて工房にやって来た。ヒョンスは、工房にいる時、いつもジウォンの事を思っていたと伝えたが、ジウォンは、新しい場所で新たなスタートを切る為に、釜山へ引っ越すつもりだと言った。
ヒョンスは、ジウォンに愛の言葉を伝え続けた。すると、ジウォンは、ネックレスに付けていた結婚指輪を外して自分の指にはめた。ヒョンスはジウォンにキスをした。そして、二人でウナを迎えに行った。
ウナは「パパ ! 」と叫んで駆け寄り「パパ、とってもとっても会いたかった ! 世界で一番パパが好き！」と言ってヒョンスに抱きついた。ヒョンスは、「パパも｡ 」と喜びで声をつまらせた。ジウォンは、そんなヒョンスに抱き着いた。
