韓国ドラマ – 悪の花 – あらすじ-15話~16話
韓国ドラマ「悪の花」のあらすじ、キャスト、相関図など、
最終回までネタバレありで、全話お届けします。悪の花は、韓国では16話で放送されましたが、日本では全24話で放送されます。どちらも1話あたりの放送時間の都合によるものなので内容は変わりません。
韓国ドラマ – 悪の花 -概要
正体を隠して生きる夫と、真実を追う妻が繰り広げる、サスペンスロマンス。脚本を担当したユ・ジョンヒはこの悪の花で、初めての連続ドラマの脚本を書いた。サスペンスとしても見ごたえがあるが、見事に主人公の愛という感情を知る過程を描いている。家族への愛が解らないまま、偽りの人生を守るために必死になる主人公ペク・ヒソンをイ・ジュンギが見事に演じ、愛する夫が殺人犯なのではないかと疑う妻チャ・ジウォンを演じるムン・チェウォンとの相性も抜群だ。悪の花は、百想芸術大賞に5部門ノミネートされた。
演出:キム・チョルギュ
脚本:ユ・ジョンヒ
放送年:2020年(韓国)
視聴率:平均3.8% 最高5.6%
韓国ドラマ – 悪の花 -あらすじ
金属工芸作家のヒソンは、刑事の妻のジウォンと娘のウナと幸せに暮らしていた。18年前に故郷で起きた連続殺人事件の犯人ミンソクと、その息子ヒョンスについて調べていた週刊誌の記者ムジンは、ミンソクが金属工芸作家だった事からヒソンの工房を訪ねた。そこでヒソンを見てムジンは思わず「ヒョンス」と呼んでしまった。ヒョンスは、父が自殺した後、村長を殺した犯人として指名手配され、逃げていたが、あるきっかけで出会った病院長の息子ペク・ヒソンとして14年間生きてきたのだった。そんなある日、ヒョンスになりすました人物が殺人事件を起こした。もちろんヒソンがやったのではない。ムジンは、特ダネ目当てでヒソンに協力することにした。ヒソンの妻の刑事ジウォンは、事件を担当しヒソンへの疑惑が湧いてきていた。
韓国ドラマ – 悪の花-あらすじ-15話
ヘスとムジンは、ヒョンス/ヒソンと合流し、本名で人身売買業者について警察に通報したことを聞かされた。
ヒョンス/ヒソンは、警察に取引が2箇所で行われること、第1現場でサンピルに現金を渡し第2現場で犠牲者を受ける手はずになっていることを伝えた。そして、第1現場での取り引きを1人で行い、第2現場の場所を警察に連絡すると説明した。
ヒョンス/ヒソンはマヌから1億ウォンを受け取った。マヌは、「お金を10倍渡すから跡形もなく姿を消してほしい。」と頼んだがヒョンス/ヒソンは断った。
ジウォンは、ヒョンスに電話をして、ナム・スンギルの妻から受け取ったスポーツバッグの中に入っていたカセットテープの声が誰のものなの聞いた。ヒョンスは、1997年に失踪する直前に録った母親の声で、母親が行方不明になったあと、警察が彼女の持ち物をすべて没収したので、テープも取られるのではないかと恐れて誰にも言わなかったと答えた。
ジウォンは、「ト・ヒョンスさん、どうかご無事で。 」と言って電話を切った。ヒョンス/ヒソンは、ジウォンが自分正体に気が付いているのかもしれないと初めて思った。ジウォンは、録音がヒョンスの暴力の引き金になっていると言う言葉を信じてテープを燃やしてしまったことを悔やんだ。
ジェソプは、カギョンリのオ・ポクジャが拾って修理に出していたムジンのボイスレコーダーを受け取り、帰り道、車中で内容を聞いてみた。すると、「どうやってト・ヒョンスがペク・ヒソンになったんだ?」というムジンの声がして、続いてヒョンスが「ジウォンは何も知らない。」というヒョンスの答えを聞いたあと、ジウォンがヒョンスの逮捕に強く反対したことを思い出した。そして、署に戻ったジェソプは、ジウォンに「全てを知っていて俺たちを騙していたんだ。」と言い、ジウォンは震えながら涙を浮かべた。
ジェソプは、ジウォンにヒソンがヒョンスだったことは知らなかったふりをするように言った。ジウォンは、ヒョンスの無実を証明する時間がほしいと訴えたが、ジェソプは、今夜ヨム・サンピルを捕まえ、明日の朝ト・ヒョンスを逮捕するから、 捜査からはずれるようにと言った。しかし、ジウォンは捜査を続ける事にした。
ヒソン/ヒョンスはムジンに、お金を入れた鞄の中に送信機を取り付けて、お金を渡した直後にスイッチを入れ場所を教えるから、その後、すぐに自分の代わりに警察に伝えるよう指示し、サンピルの事務所へ向かった。
ヒソン/ヒョンスは、サンピルに会い、お金を見せるためにバッグを開けたときに素早く送信機のスイッチを入れ、バッグを机の上に置いた。お金を確認したサンピルが被害者の居場所を書いたメモを渡し暗記するようにと言ったので、ヒョンスはムジンに伝えるために「 ジェリム通り57-37 」と大声で読んだ。その後、サンピルはメモを焼いて、共犯者の情報が入った封筒をヒョンスに渡そうとした。
しかし、ちょうどその時マヌから電話が入り、封筒を渡すのを止めてマヌの電話を取った。マヌは、ヒョンスは警察と繋がっているから、ヒョンスが提示した額の2倍を払うのでヒョンスを始末するよう頼んだ。結果、サンピルはマヌを選びヒョンスを殺すことにした。
一方、ヘスは、催眠療法で思い出した緑のシリコンバンドをネットで検索して、イルシン大学病院の物だという事が解ったので、マヌの家を訪ねて行った。
韓国ドラマ – 悪の花-あらすじ-16話
警察は、ムジンから人身売買の取引現場の連絡を受け、サンピルの部下を逮捕した。
ヒョンスは戸棚に縛り付けられ、殴られてぐったりしていた。その時、突然火災報知器が鳴った。火災報知器の様子を調べに廊下に出て来たサンピルの子分を、ムジンは火災報知機をチェックしているフリをして油断させて消化器で攻撃した。そして「ヒョンス、逃げろ ! 」と叫んで駐車場へ行き車のかげに隠れた。
ヘスはマヌに、イルシン大学病院の緑のシリコンバンドを、父ミンソクの葬儀に来た共犯者がしていたので、1999年から2002年までのボランティアリストを提供してほしいと頼んだ。
ムジンは、車の下に潜り込みSNSでライブ中継を開始し、何かが起こった場合に警察に通報してほしいと視聴者に助けを求めた。その直後、車の下からムジンを引きずり出したサンピルの子分は、ムジンを殴り携帯を押しつぶした。
サンピルは、金庫から全てのお金を取り出して鞄に詰め、ガソリンをまき、火をつけようとしていた。そこへジウォンが拳銃を持って現れた。ジウォンがサンピルに手錠をかけようとした時、サンピルがジウォンの首を絞めた。それを見たヒョンスは、必死で手首の縄を外し、ジウォンを救った。
ジウォンは、ヒョンス/ヒソンにジェソプが明日の朝逮捕しに来るから、遠くへ逃げるようにと叫んだ。
サンピルの子分に襲われていたムジンは、ライブを見た視聴者の通報を受けて駆けつけてきた警察に取り押さえられた。
ヒョンスは、これまでのジウォンの言動を思い返し、自分の正体を知っていた事に気づき、このまま別れたくないと思い、車を脇に停めてジウォンに電話をかけた。
ヒョンス/ヒソンが何度ジウォンに電話してもジウォンが出ないので、混乱していたが、ヒョンスの時計のGPSを見てジウォンがタクシーで追いかけて来た。ヒョンスは車から降りて近づき、ジウォンに、全てを知っていながら去らなかった理由を尋ねた。「本当にわからないの?」と言ったジウォンにヒョンスは謝罪して泣いた。ジウォンは、ヒョンスを抱きしめて、一緒に家に帰った。
マヌの家で、マヌはヘスの依頼を承諾した。その後、別れ際にミジャが、共犯者の特徴について聞いたので、ヘスは「左手の爪が極端に短かった。 爪を噛む癖があるのかもしれません。 」と答えた。
一方、集中治療室で治療を終えたサンピルは、見張り番の警官を絞め殺して手錠を外し、病院から出て行った。そしてホームレスが寝ているトンネルへ逃げ込むと、ミンソクの共犯者情報が入った封筒をポケットから取り出し「まだチャンスはある。 」とほくそ笑んだ。
ヘスが帰った後に、マヌは目覚めた本物のヒソンの部屋に入り、ヘスにはト・ミンソクの葬儀で見た男がミンソクの共犯者だと証明する証拠はないし、 ヒョンスは自分にまかせるようにと言って、左手の爪を噛み続けるヒソンを叱った。ヒソンは、自分はト・ミンソクに、言うことを聞かなければ親を殺すと脅かされて、命令に従っただけだから自分を守って欲しいと言って泣いた。
ジウォンは、ヒョンスがヘスと一緒にいた廃墟のビルで、自分の事を愛したことは一度もないと言うのを聞いたことを打ち明けた。するとヒョンスは「僕は人を愛したりはできない。 」と泣き出したが、ジウォンに慰められ、「僕は君を愛してる。 」と言ってジウォンの手にキスをした。