韓国ドラマ – 悪の花 – あらすじ-17話～18話
韓国ドラマ「悪の花」のあらすじ、キャスト、相関図など、
最終回までネタバレありで、全話お届けします。悪の花は、韓国では16話で放送されましたが、日本では全24話で放送されます。どちらも１話あたりの放送時間の都合によるものなので内容は変わりません。
韓国ドラマ – 悪の花 -概要
正体を隠して生きる夫と、真実を追う妻が繰り広げる、サスペンスロマンス。脚本を担当したユ・ジョンヒはこの悪の花で、初めての連続ドラマの脚本を書いた。サスペンスとしても見ごたえがあるが、見事に主人公の愛という感情を知る過程を描いている。家族への愛が解らないまま、偽りの人生を守るために必死になる主人公ペク・ヒソンをイ・ジュンギが見事に演じ、愛する夫が殺人犯なのではないかと疑う妻チャ・ジウォンを演じるムン・チェウォンとの相性も抜群だ。悪の花は、百想芸術大賞に５部門ノミネートされた。
演出:キム・チョルギュ
脚本：ユ・ジョンヒ
放送年：2020年（韓国）
視聴率：平均3.8％ 最高5.6％
韓国ドラマ – 悪の花 -あらすじ
金属工芸作家のヒソンは、刑事の妻のジウォンと娘のウナと幸せに暮らしていた。18年前に故郷で起きた連続殺人事件の犯人ミンソクと、その息子ヒョンスについて調べていた週刊誌の記者ムジンは、ミンソクが金属工芸作家だった事からヒソンの工房を訪ねた。そこでヒソンを見てムジンは思わず「ヒョンス」と呼んでしまった。ヒョンスは、父が自殺した後、村長を殺した犯人として指名手配され、逃げていたが、あるきっかけで出会った病院長の息子ペク・ヒソンとして14年間生きてきたのだった。そんなある日、ヒョンスになりすました人物が殺人事件を起こした。もちろんヒソンがやったのではない。ムジンは、特ダネ目当てでヒソンに協力することにした。ヒソンの妻の刑事ジウォンは、事件を担当しヒソンへの疑惑が湧いてきていた。
韓国ドラマ – 悪の花-あらすじ-17話
次の日の朝、ジウォンはジェソプに、手錠をかけないで静かに連れて行ってほしいと頼み、身支度を整えたヒョンスと手を繋いで家の外に出た。
15年前の雨の夜、ミジャは、息子のヒソンの部屋で被害者の写真と親指の爪のコレクションと凶器を見つけた。その後、窓から庭に穴を掘っているヒソンとその傍に血だらけで横たわっているヒョンスの姿を目撃し、慌てて外に出ると、ヒソンは、「この男が急に車の前に飛び出してきたんだ｡」 と言って、まだ生きているヒョンスを埋めようとしていた。ミジャはそんなヒソンに耐えられなくなり、ヒソンを刺した。
逃亡せず自首する事に決めたヒョンスと手を繋いで家を出たジウォンの前に、ジェソプやって来たので、ヒョンスの工房へ案内した。ジェソプは、ヒョンスの情報でサンピルの手下達を捕まえられたことを感謝した。共犯者の情報は得られなかったというヒョンスに、１８年前の村長殺人事件の動機を訪ねた。
ヒョンスは、ヘスを守るために村長を殺したのは自分だと言ったが、証拠も動機もないので、ジェソプは、ヒソンがヒョンスである証拠のボイスレコーダーを置いて帰って行った。その後、ヒョンスはジウォンをカンス署まで送り、ジェソプに正門にいるのでジウォンに知られないように出てきてほしいと頼んだ。
一方、ヘスは、18年前の村長を殺したのは自分だと自首しようとして、カンス署の捜査本部へジウォンを訪ねて行った。ジウォンは、ヘスを屋上へ連れて行き、ヒョンスはもうお姉さんに守られる少年ではなく、娘もいて妻もいる大人なのだから、ヒョンスの決定を尊重するようにと頼んだ。
ヒョンスはジェソプに会って、サンピルと取引している最中に、自分を殺すために、警察と協力していることをサンピルに教えた人間がいる｡その人物とサンピルの両方を捕まえる計画があるので、協力して欲しいと頼んだ。
ヘスはヒョンスに会って、共犯者が付けていたリストバンドがイルシン病院のボランティアグループの物だったことから、マヌにボランティアの参加者リストを依頼したことを話した。
韓国ドラマ – 悪の花-あらすじ-18話
本物のヒソンの家では、家政婦のスヨンが、辞めたいので退職金と、息子のヒソンを刺して、それを隠すために息子が轢いた人に息子の人生を与えたことに対する口止め料をミジャに要求していた。スヨンとミジャがもめていると、ヒソンが車椅子で現れ、スカーフでスヨンを絞め殺した。スヨンの死体を見て絶望するマヌに、ミジャは自分を守るために殺人を犯したヒソンを庇った。
そこに、ヒョンスから、今晩加平(カピョン)へ出張するので加平の別荘に一晩泊まらせてほしいという電話が入り、マヌは快く承諾した。マヌは、サンピルに連絡して、ヒョンスの到着時間と別荘の場所を教えた。一方、ヒョンスは、ジェソプにマヌの別荘の住所を連絡し、ジウォンにも警察が加平の別荘でサンピルを逮捕し、自分は、マヌが自白するように説得するという計画を話した。
ヒソンとマヌは、ヒョンスに家政婦殺しの濡れ衣を着せようと、スヨンを遺体袋に入れ車のトランクに積み込んだ。そこに、別荘に行くはずのヒョンスとジウォンがやって来て、驚いた。
ジウォンが、夫の正体を知っていると言ったので、ミジャは仕方なく2人を家の中に入れた。そしてマヌは、生命維持装置を取り付けた状態のヒソンを見せた。息子のヒソンは、長い間人工的な手段で生かしてきたことで、多臓器不全になり、心臓がいつ止まってもおかしくない状態にあるから、ヒョンスは一生ペク・ヒソンとして生きられるだろうと話した。
ヒョンスは、自分が別荘に泊まることを知っているのはジウォン以外ではマヌだけなので、ヨム・サンピルが別荘に来た場合、情報提供者はマヌで、もうすぐそれが明らかになると説明した。そこに別荘で張り込んでいたジェソプから電話が入り、ヨム・サンピルではなく管理人が現れたことを聞き、計画が失敗したことに気づいた。
それでもヒョンスは、自分は共犯者はマヌだと思っていると断言したが、ミジャは、スヨンが書いた脅迫メモを見せたり、ムジンやヘスの名前を出したりして、他にも秘密を知ってい人がいる可能性を示唆した。
その時停電になり、マヌはブレーカーを見てくると言ってその場を去り、待機していたヒソンは、停電を利用してガレージに入った。
