韓国ドラマ – 悪の花 – あらすじ-13話～14話
韓国ドラマ「悪の花」のあらすじ、キャスト、相関図など、
最終回までネタバレありで、全話お届けします。悪の花は、韓国では16話で放送されましたが、日本では全24話で放送されます。どちらも１話あたりの放送時間の都合によるものなので内容は変わりません。
韓国ドラマ – 悪の花 -概要
正体を隠して生きる夫と、真実を追う妻が繰り広げる、サスペンスロマンス。脚本を担当したユ・ジョンヒはこの悪の花で、初めての連続ドラマの脚本を書いた。サスペンスとしても見ごたえがあるが、見事に主人公の愛という感情を知る過程を描いている。家族への愛が解らないまま、偽りの人生を守るために必死になる主人公ペク・ヒソンをイ・ジュンギが見事に演じ、愛する夫が殺人犯なのではないかと疑う妻チャ・ジウォンを演じるムン・チェウォンとの相性も抜群だ。悪の花は、百想芸術大賞に５部門ノミネートされた。
演出:キム・チョルギュ
脚本：ユ・ジョンヒ
放送年：2020年（韓国）
視聴率：平均3.8％ 最高5.6％
韓国ドラマ – 悪の花 -あらすじ
金属工芸作家のヒソンは、刑事の妻のジウォンと娘のウナと幸せに暮らしていた。18年前に故郷で起きた連続殺人事件の犯人ミンソクと、その息子ヒョンスについて調べていた週刊誌の記者ムジンは、ミンソクが金属工芸作家だった事からヒソンの工房を訪ねた。そこでヒソンを見てムジンは思わず「ヒョンス」と呼んでしまった。ヒョンスは、父が自殺した後、村長を殺した犯人として指名手配され、逃げていたが、あるきっかけで出会った病院長の息子ペク・ヒソンとして14年間生きてきたのだった。そんなある日、ヒョンスになりすました人物が殺人事件を起こした。もちろんヒソンがやったのではない。ムジンは、特ダネ目当てでヒソンに協力することにした。ヒソンの妻の刑事ジウォンは、事件を担当しヒソンへの疑惑が湧いてきていた。
韓国ドラマ – 悪の花-あらすじ-13話
皿洗いをしているヒソンに、ジウォンは「もうあなたが好きじゃない｡ 別れましょう｡ もうあなたと一緒に寝たり食事をしたりできない｡ 」と告げた。ヒソンは、驚いて、悪い所があったら直すから教えて欲しいと言った。
翌日、ヒソンはムジンを訪ね、昨夜のジウォンの話をしてどうしたらいいかと悩んでいたが、連続殺人事件の共犯者を見つけたらジウォンは喜ぶに違いないという結論に達した。
ヒソンは、チョン・ミスクが拉致された日にミンソクと行ったバーに行ってみた。バーテンダーの腕には見覚えのある刺青があった。ヒソンは、バーテンダーに共犯者の脅迫メッセージの録音を聞かせ、声の主が解るかと聞いたが、バーテンダーは、動揺しながら知らないと答えた。
何か思い出したら連絡してほしいと告げて、連絡先を書くためにペンを借りた。そのペンは、父ミンソクが良い素材を提供してくれるという友人に送ったものだった。ヒソンは、カウンターを飛び越えて「ト・ミンソクの作品を持っているのに、知らないわけがない。」と言って、ペンで脅した。そして、バーテンダーに案内させてサンピルの職業紹介所へ行った。
一方、ジウォン達は、ミスクの通話記録に載っている番号へ電話をかけ始めた。ジウォンは、おとり捜査で求職者のふりをして、モーテルで面接を受けることなった。
サンチョルの職業紹介所で、共犯者を知っているというサンピルに、ヒソンは5000万ウォンを提示し、共犯者を引き渡すよう交渉した。
ジウォンは、ジョンスンという女の面接を受けていた。何かを運ぶ仕事で、簡単にお金が稼げるという。そして労働基準法と職業安定法違反でジョンスンに手錠をかけた。しかし、ジョンスンはベランダを乗り越えて逃げようとして転落した。ジョンスンは病院に搬送されたが重体だった。これによりおとり捜査がバレ、ユン係長からこっ酷く叱られた。
ジウォンはつらくて、今までどれほどヒソンに慰められたかを思い出し、ヒソンに電話をかけた。その時、サンピルはヒソンをミンソクの共犯者に引き渡す事に決め、ヒソンに薬を飲まそうとしている所だった。様子がおかしい事に気が付いたジウォンは、「１時間以内に戻らなかったら探すから。」と告げた。
韓国ドラマ – 悪の花-あらすじ-14話
ヒソンは、サンピルに客になると言って話を付けた。するとサンピルは、バーテンダーにノートパソコンを持って来させて、映像を見せた。映像には、小さな部屋に3人が手と足を結束バンドで縛られている様子が映っていた。ヒソンは、人身売買だと気づき、サンチピルが書いた1000万ウォンという値段を1億ウォンに変え、ミンソクの共犯者の名前と写真を提供するという条件を出した。
サンピルは了承し、お金を受け取った後に品物と共犯者情報を渡すというルールを説明し、守らなければ囚人を殺すと警告して連絡用の携帯をヒソンに渡した。
ジウォンは、GPSでヒソンがジェリム洞にいることを知った。そこにヒソンから連絡が入り、署に近い公園で待ち合わせすることにした。
ヘスは、ムジンに「 私は真実を明らかにしなければならない｡ 邪魔しないで！」と言ってジウォンに電話した。そして、「村長を殺したのはヒョンスではありません。時が来れば、あの日実際に何が起こったのかを話します｡ 」と告げた。
ジウォンは、駆け寄って来たヒソンを見て、自分がどれだけヒソンを愛しているか再確認し、「別れたいと言ったのは本心じゃない｡ 嫌いだというのも本心じゃない｡ 」と告げ「わかってる｡ 」と答えるヒョンスを抱きしめた。
ジウォンは、おとり捜査の事をヒソンに話し、事件終了後に警察を辞めて田舎でウナを育てたいと言った。
本物のヒソンは、自分がひいた人物が、自分の代わりに人生を歩んでいると聞かされ、自分はどうしたらいいのか悩んでいた。
ヒソン/ヒョンスは、サンピルから明日の深夜1億ウォンを持ってくるように言われ、マヌにお金の工面を頼んだ。
おとり捜査で追い詰めてベランダから飛び降りたファン・ジョンスンが亡くなった。ジョンスンは、認知症の母親が入所している養護施設に毎月お金を送っていた。そして、昨日ジョンスンは、ヒソンと同じ時間にジェリム洞の市場にいたことが解った。
そこに、ヒョンスから、声を変えて「ヨンジュ市連続殺人事件に関する重大な情報を持っている｡ 」という電話が入った。電話の主は、ト・ヒョンスと名乗り、「ト・ミンソクとその共犯者と取引していた人身売買業者がいる。取引をして、今いる被害者と共犯者の写真を貰う事になっているから、警察が取引場所を襲撃するように。」と言った。場所と時間を訪ねると、ヒョンスは、自分の身元を明かさないことと、この電話からの情報を捜査後に破棄することを条件に出し、自分がト・ミンソクの共犯者ではないことを証明するために情報提供をするのだと言ったので、ジウォンとウチョルは条件を受け入れた。ヒョンスは、人身売買業者の人物ヨム・サンピルの名前を告げ、「警察が関与していることを知ったら捕らわれている人と僕を殺すだろう。」と告げた。
その後、ジウォンは、ヒソン/ヒョンスに連絡して、今夜夕食に出かけようと誘ったが、断られた。「悪夢を見たから行かないで。」と言ったがヒソンは「君にふさわしい人になりたい｡ 」と言って電話を切った。
一方、ヘスは共犯者を捜すために催眠療法を受け、催眠術で父親の葬儀の時に戻っていた。そこで、葬儀の時に会った人物が腕に電話番号を書いた時に、爪が以上に短かったことと、緑色のシリコンバンドを手首につけていたこと思い出した。
警察でサンピルを調べると、1997年に刑務所から仮釈放されたサンピルがヒョンスが治療を受けた青少年精神保健センターでボランティアをしていた事が判明し、ト・ミンソクと関係があった事が解った。さらにジェリム洞周辺の防犯カメラの映像から、ジョンスンがジウォンに会う直前にサンピルの職業紹介所にいた事が確認され、ヒョンスが提供した情報の正当性が証明された。
サンピルとミンソク、ジョンスンの3人の繋がりが解ると、ジェソプはヒョンスとの約束を反故にしてヒョンスを逮捕することを提案した。
