韓国ドラマ – 悪の花 – あらすじ-7話～8話
韓国ドラマ「悪の花」のあらすじ、キャスト、相関図など、
最終回までネタバレありで、全話お届けします。悪の花は、韓国では16話で放送されましたが、日本では全24話で放送されます。どちらも１話あたりの放送時間の都合によるものなので内容は変わりません。
韓国ドラマ – 悪の花 -概要
正体を隠して生きる夫と、真実を追う妻が繰り広げる、サスペンスロマンス。脚本を担当したユ・ジョンヒはこの悪の花で、初めての連続ドラマの脚本を書いた。サスペンスとしても見ごたえがあるが、見事に主人公の愛という感情を知る過程を描いている。家族への愛が解らないまま、偽りの人生を守るために必死になる主人公ペク・ヒソンをイ・ジュンギが見事に演じ、愛する夫が殺人犯なのではないかと疑う妻チャ・ジウォンを演じるムン・チェウォンとの相性も抜群だ。悪の花は、百想芸術大賞に５部門ノミネートされた。
演出:キム・チョルギュ
脚本：ユ・ジョンヒ
放送年：2020年（韓国）
視聴率：平均3.8％ 最高5.6％
韓国ドラマ – 悪の花 -あらすじ
金属工芸作家のヒソンは、刑事の妻のジウォンと娘のウナと幸せに暮らしていた。18年前に故郷で起きた連続殺人事件の犯人ミンソクと、その息子ヒョンスについて調べていた週刊誌の記者ムジンは、ミンソクが金属工芸作家だった事からヒソンの工房を訪ねた。そこでヒソンを見てムジンは思わず「ヒョンス」と呼んでしまった。ヒョンスは、父が自殺した後、村長を殺した犯人として指名手配され、逃げていたが、あるきっかけで出会った病院長の息子ペク・ヒソンとして14年間生きてきたのだった。そんなある日、ヒョンスになりすました人物が殺人事件を起こした。もちろんヒソンがやったのではない。ムジンは、特ダネ目当てでヒソンに協力することにした。ヒソンの妻の刑事ジウォンは、事件を担当しヒソンへの疑惑が湧いてきていた。
韓国ドラマ – 悪の花-あらすじ-7話
ジウォンは、パトカーでギョンジュンのタクシーを追跡したが、ギョンジュンにカーナビを投げつけられフロントガラスが割れ、ハンドル操作を誤り激突してしまった。その後、事故現場からジェソプに連絡し、被害者が夫ヒソンである事実を打ち明けて助けを求めた。
その頃、ムジンはヨンジュ市の病院で頭の傷の治療を受け、イ・ヒョンソク医師から、18年前の連続殺人事件には目撃者がいると聞かされた。そして、そこへ現れたポクチャの強盗傷害事件の担当刑事がその事件の捜査チームだった事を知ると、調査に協力すると言う口実で屋台へ連れていき、目撃者情報を入手した。そして、 「2002年5月12日、2時セヒョン2ドン、目撃者チャン・ヨンヒJ＆Qホテル勤務 」と腕にメモした。
イ・ウチォルチーム長は、ヒソンの両親を訪ね、ヨンジュ市の自治会長殺人事件で指名手配中のト・ヒョンスの仕業に見せかけるためにヒソンが誘拐されたことを説明した。普通ならば、息子が誘拐されれば取り乱して息子を助ける様に言うが、ヒソンの両親は冷静だったので、ウチョルは違和感を感じた。それもそのはず、ヒソンの両親は、自分達の秘密を知っているヒソンが死んでくれればいいと思っていたのだった。
ギョンジュンは、ヒソンをアジトへ運び、手足を縛り、水のないプールの底へ寝かせた。そして、しばらくして目覚めたヒソンに、身分を変え、妻子までいて幸せに暮らしているとはと呆れ、妻チョン・ミスクの居場所を教えろとナイフを突きつけて脅かした。「犯人じゃないから知らない。」というヒソンに怒ったギョンジュンは、プールに水を入れ始めた。
ギョンジュンは、ミスクが消えた日、ト・ミンソクの車に押し込まれている姿を見た目撃者がいると言った。なのに、ヒョンスがその日は父とずっと一緒にいたとト・ミンソクのアリバイを作ったために無罪となったとヒソンを責めた。ヒソンは「俺は事実だけを言った｡ それに目撃者は、酔っぱらっていて、後で供述を覆したんだ。」と告げた。
するとギョンジュンは、ミスクが失踪直前まで身につけていた魚のストラップを持っていた理由を尋ねた。それは、父親の葬儀場で、姉のヘスに黄色い魚は幸運を招くと言ってもらったものだった。責め立てるギョンジュンに、ヒソンは「知らない。」と言い続けた。
ジウォンは、ジェソプと合流しギョンジュンの自宅に入り、ゴミ箱の中から鍵屋の破れた広告を見つけた。そして、鍵屋に連絡し、工事が中断された商店街に錠を設置したことを聞き、その場所へ急いだ。そこにはギョンジュンのタクシーがあり、ホジュンを残して、ジウォンとジェソプは建物の中に入った。
逃げようとしていたギョンジュンに、ジェソプは手錠をかけようとして刺されてしまった。ホジュンが突入してきたが、ジェソブを盾にしたので撃てなかった。ジェソブは、叫びながら後ろに下がり、ギョンジュンをボルトにぶつけて倒した。
一方、ジウォンはプールの中にいるヒソンを見つけ、プールに飛び込み水中で人工呼吸をした。そして、紐を切ってヒソンを救出し、懸命に人工呼吸を続けた。そんな中、ヒソンは、一瞬意識を取り戻し、かすかに目を開けた。
ヒソンは、心肺停止の状態で何日か寝たままだったが、目を覚ました。ヒソンは、正体を知られる悪夢を見て本当に正体がバレたのではと思い怖かった。逃げようと思ったが、ジウォンに見つかった。
韓国ドラマ – 悪の花-あらすじ-8話
ヒソンは、心肺停止の状態で何日か寝たままだったが、目を覚ました。ヒソンは、正体を知られる悪夢を見て本当に正体がバレたのではと思い怖かった。逃げようと思ったが、ジウォンが泣きながら抱きついたため「大丈夫だ｡ 僕なら大丈夫｡ 」と言った。
心停止のあと、低体温治療を受けたヒソンは、記憶喪失の検査で、名前、生年月日、ジウォンの事は簡単に思い出したが、娘のことを覚えていなかった。しかし、ウナが傍に来て泣き出すと、ヒソンはウナを抱き上げ「ペク・ウナ5歳｡ 小鳥幼稚園に通ってる｡ 」と言って笑った。
そこへヒソンの父で病院の院長のマヌがやって来て、ヒソンは偽の父マヌの病院なんだと気が付いた。マヌは、医師団を去らせると、ジウォンの母ヨンオクと挨拶を交わした。そこに、興奮したヒソンの偽の母ミジャがやって来て、家族だけにして欲しいと言って ジウォン達を病室から追い出した。
マヌは、頭蓋骨骨折で手術を受けたパク・ギョンジュンが意識を回復したが、外部の刺激に無反応な状態だと説明した。そして、ヒソンと二人きりになると、「明日ギョンジュンの令状実質審査がある｡すでにいつ心臓発作が起きてもおかしくない状態だ｡ 今夜が唯一のチャンスだ｡ 」と言って病室を出て行った。
ムジンは、チョン・ミスクの誘拐を目撃したチャン・ヨンヒに連絡したが、会うことを拒否され、ヨンヒが清掃員として働いている学校へ向かった。ヨンヒは、あいつが娘に危害を加えられたら困ると言って何も話してくれなかった。ムジンは初めあいつというのはト・ミンソクの事だと思ったが、ヒョンスの事だと知って驚いた。
ヒソンの拉致被害者としての陳述調査をホジュンが担当する事になっていたが、犯人とヒソンとの間に何らかの繋がりがあると睨んだジェソプは、ホジュンが渡した質問表を無視して「なぜパク・ギョンジュンは、ヒソンさんをすぐに殺さずに拷問したのでしょうか？拷問は何かを聞き出したいときにするものですが、、」と追及した。
これにジウォンが「被害者に誘導尋問ですか！」と抗議し、ヒソンに無理して答える必要はないと助言した。すると、ジェソプが警察官としているのか妻としているのか、どちらかを選ぶよう警告したので、ジウォンは怒って出て行った。
ヒソンは、しつこく厳しい質問を続けるジェソプに、過去にジウォンにヒソンと別れる様に何度も勧めていたことを持ち出し、自分への極端な偏見を持っているので担当を変えて欲しいと訴え、ジェソプを追い出した。
廊下で待機中に、ジウォンはナム・スンギルの妻から犯人を逮捕してくれた事の感謝の電話を受けた。そしてト・ヒョンスについての情報があると言うスンギルの妻に、「その情報は自分だけに教えてください。」と言ってと会う約束をした。
ジウォンが病室に戻ると、ヒソンは疲れているジウォンに家に帰って休むように勧めた。するとジウォンは、この数日の間、 ヒソンが死んでしまうのではないかと怖かった想いを吐き出した。
その後、ジウォンはヒソンがうわごとで、「姉さんだけは平凡に生きて｡ 絶対に僕を探さないで。僕は今からト・ヒョンスを捨てる｡ 」と言った事が頭によぎった。そして、科学捜査キットを取りに署へ向かい、ふと思いついて自治会長殺人事件のファイルを読んだ。
そこにはヒョンスは、暴力的な傾向を示しているため芸術療法中である事、無感覚・無表情、共感と罪悪感が欠如している事、分裂性人格障害の疑いで精神科の薬物治療が必要である事という事が書かれていた。
その後、ジウォンは家に帰りヒソンの工房の地下室へ降りて科学捜査キットの薬品を床にまいた。
一方、ヒソンは偽の父マヌから薬品を受け取り、白衣を来てギョンジュンの病室に入り込んだ。 ヒソンが近づくとギョンジュンが目を開け、待っていたと言った。
