中国ドラマ-コウラン伝 始皇帝の母-あらすじ-33話
中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母」のあらすじ、キャスト、相関図など、
最終回までネタバレありで、全話お届けします。このドラマは中国では62話で放送されましたが日本では全34話で放送されます。どちらも１話あたりの放送時間の都合によるものなので、内容は変わりません。
中国ドラマ- コウラン伝 始皇帝の母-概要
コウラン伝 始皇帝の母は、タイトル通り、秦（しん）の始皇帝の母、李皓鑭（りこうらん）の物語です。時代は、紀元前の中国、春秋戦国時代後期、秦趙両国の争いをめぐって物語が展開されます。波乱万丈の人生を力強く生きた主人公の李皓鑭（りこうらん）を瓔珞<エイラク>で人気をはせたウー・ジンイエンが演じ、中国では「新4大スター」の一人と言われている端正な顔立ちのニエ・ユエンが、コウランの運命の相手、商人から王を目指す呂不韋（りょふい）を、そしてこの二人が次期王に担ぎ上げる秦の国王の孫、嬴異人（えいいじん）をマオ・ズージュンが演じています。
監督:リー・タッチウ。
原題：皓镧传 英語タイトル：The Legend of Hao Lan
放送年：2019年（中国）
中国ドラマ- コウラン伝 始皇帝の母-あらすじ
紀元前３世紀半ばの春秋戦国時代。秦と趙、２つの国は激しく争っていた。趙（ちょう）の国の都、邯鄲（かんたん）の御史・李赫の美しい娘、李皓鑭（りこうらん）は、まま母の陰謀によって一族は没落し、実母を殺されたうえ、奴隷として売られてしまう。そのコウランを買ったのが、呂不韋（りょふい）だった。呂不韋は、コウランを趙で人質となっていた秦の国王の孫、嬴異人（えいいじん）に差し出した。嬴異人もコウランの美貌に惹かれ、二人は結婚する。コウランは呂不韋と共謀して、趙王宮をメチャクチャにして秦へ帰ってくる。だが秦に戻るとコウランの息子嬴政の父親は嬴異人ではなく呂不韋であるという噂が流れていた。そんな中、嬴異人が病で亡くなり、幼い嬴政が即位する。
中国ドラマ-コウラン伝 始皇帝の母-あらすじ-33話
6か国の姫達が、政の王妃選びの為に秦にやってきた。来る途中、燕の姫は秦へ行くのが怖くなって帰りたくなった。燕の姫は咸陽に着いたが逃げ出してしまい、政が探しに行った。政はすぐに燕の姫を探し出した。なぜ逃げたのかと尋ねると、姫の下女の驪歌（りか）はうまくごまかした。
練習場では戦いに備えて戦闘の訓練をしていた。燕の姫が秦の軍を批判したので、政は怒って驪歌を罰しようとした。驪歌は政にキスをしたら許されるかもと思った。
驪歌は、楚の姫、雲夢（うんほう）と出くわした。雲夢が驪歌をからかったので、驪歌は逃げ出したかったが、雲夢に阻止された。雲夢が驪歌の顔を傷つけようとしたときに、政が現れ、驪歌を救った。楚の姫は政に、自分の国である楚は強い国だから、文句があるなら秦が楚を奪ってから言えと文句を言った。政は、驪歌に、いじめられたら自分が手を貸すと言って慰めた。
呂不韋が、政に会いに来て、楚の姫雲夢（うんほう）をどう思っているかと聞くと政は大嫌いだと答えた。呂不韋は、政に丹の王子は賢くて油断がならないから、親しくしないようにと告げた。
訓練場で、卫寥は政に、一刻も早く呂不韋を排除するようそそのかした。殷小春は政におやつを持ってきて、卫寥が政に話している事を聞いてしまい、卫寥に政を惑わすことは許さないと警告した。卫寥の目的は、呂不韋と政がお互いにつぶし合う事で、それが秦の為なのだと告げた。
政は兵を引き連れ宮廷の外の森で狩猟を楽しんでいたが、そこへ楚の姫である雲夢が現れ狩りの勝負をすることになった。雲夢は、魚を1匹多く取った。政は、ここにある山や川は全て自分の物だ。ほんとに雲夢は嫌な奴だと言った。そこに秦の王である政を暗殺しようとする集団がやって来た。雲夢はいち早くそれを見抜いて、政を守り、二人は弓で刺客と戦った。戦いの最中に政は、刺客の手の入れ墨を見た。そこに嫪毐の率いる兵が駆け付けてきて、政は助かった。
政は宮中に戻ると、疲れて眠ってしまった。すると、側にいたお付きの物が、剣を手に政を襲ったが、そこに丁度コウランが政の見舞いに来たので刺客は逃げ出した。政が怪我をしたと聞いた韓の姫、弄玉（ろうぎょく）が薬を煎じてきたが、雲夢がそれをわざと落としてしまった。
その夜、元気になった政は呂不韋と正殿で、花嫁候補達と宴を開いた。コウランが楚の姫雲夢に舞を見せて欲しいと言うと、韓の姫の奏でる琴の音に合わせて、雲夢は踊った。コウランは雲夢の踊りを褒め、政に雲夢の踊りをよく見るように促した。その後、政は花嫁候補達を紹介された。政は、花嫁候補の姫たちの横を歩きながら品定めをして、王妃にする人物を決めたと言って燕国の王女姬冰についてきた驪歌を選んだ。
韓の姫、弄玉は選ばれずに明日帰ってしまう為に最後に土産を渡したいと政に近寄り、隠し持っていた剣で政を刺そうとしたが、嫪毐に気づかれ逆に剣で刺されてしまった。弄玉は、子供のころから嫪毐の事が好きだったと言って息を引き取った。
楚の姫、雲夢も政に選ばれなかったので国に帰るように言われたが、帰りたくなかった。雲夢はまだ、秦の王妃になる事を諦めていなかった。
夏太后が病気になり、政に見舞いに来るように頼んだが。政は怪しいと感じて怒って行かなかった。夏太后は目を覚まし、政は父王と同じ性格だと言った。呂不韋が夏太后に会いに来た。夏太后は、政が韓を攻撃することを恐れていた。特に自分が病気の間はやめて欲しいと頼んだ。呂不韋は、秦は韓に攻め入るようなことはしないし、韓の姫は病で亡くなったということにしたから大丈夫だと夏太后を安心させた。その後、薬を飲んで、夏太后は自分の死んだあとの埋葬地について話した。
呂不韋が帰った後、夏太后は、自分の婚約者を殺した韓の王が憎いとつぶやいた。自分が男だったら、戦えるのに、女だから秦に嫁がされ、惨めな時を過ごすことになった。韓の王はおろかにも、また、秦を敵に回してしまった。無能な王の為に沢山の血が流されると言って嘆いた。コウランはそれを聞いて、秦は韓と戦争をすることは無いと言って夏太后を慰めた。夏太后は父王を好いていたと思ったが、そうではなかったことを知った。嫌でも、夏太后は、異人（子楚）の為に良い母になる必要があったのだ。最後に夏太后はコウランに、将来、呂不韋を排除した方が良いと伝えた。
街では、楚の姫の雲夢が驪歌の馬車を止め因縁をつけてきた。燕の姫は、すぐに向きを変えて出発したので、怒った雲夢は、驪歌を鞭で打とうとして家来に止められた。その家来は、腕に、政を殺そうとした刺客と同じ入れ墨がある人物を見て、呂不韋に教えに行った。
政は弓の練習をしていた。そこに驪歌が来て、燕の王子が連れて行かれてしまったと告げた。呂不韋が燕の王子である丹を連れてこさせたのだった。呂不韋は、丹に政を狙った理由を聞いたが、丹は自分は関係ないと突っぱねた。呂不韋は丹を牢に入れたが、政が来て、丹の無実を主張した。そして、遠回しに、自分の周りの人物に注意するように言った。呂不韋は政が自分で決めるように言って、丹を牢から出した。
政は丹と子供の頃の話をしながら、弓の練習をして、楽しい時を過ごした。
そんな中、政の結婚の日取りが決まり、コウランは花嫁衣装を準備をしていた。そこに呂不韋が韓の姫の遺体の事で文句を言ってきたので、喧嘩になった。呂不韋は秦王が驪歌のような女を嫁に貰うのは反対だと言ったが、コウランは政が好きなら仕方がないと言って反論した。
花嫁衣裳の支度が整った所に楚の姫、雲夢が現れ、これは将来の王妃の為のものだから、自分が試着するべきだと言い出した。結婚式の日、呂布偉は丹太子の陰謀を証明するために政に会いに来たが、政はいなかった。 呂布偉は政を見つけ、王は美しい花の下に隠れて、きたない現実に直面することを恐れていると言った。 それを聞いて、政は怒って、「呂布偉、お前は勝手すぎる！」とどなった。
秦の王、政の婚儀の日、呂不韋は丹王子の事で政を怒らせた。骊歌（りか）が宮殿に行くと、そこには楚の姫雲夢（うんほう）がいた。雲夢が、骊歌に宝を持って秦から去るように言ったので、骊歌は怒って宝をひっくり返した。雲夢は、今日の結婚式は罠で、丹王子は殺されると告げた。事態を知った驪歌は雲夢の元から走って逃げ、丹王子の元に駆け付けた。すると、雲夢の言葉の通り、燕国の王子である丹王子が秦の従者に扮した刺客に襲われていた。驪歌は大声をあげ、丹王子を救った。これは呂不韋が仕組んだものだったが、政は関与していなかった。驪歌は、丹王子に逃げようと言ったが、丹王子は小国である燕が生き残る道は政との結婚しか無いと告げた。
二人の話を政が聞いてしまい、驪歌に剣を突き付けた。驪歌はあきらめて、その剣を自分に突き刺した。政は慌てて、驪歌を抱いて走り出した。驪歌は、自分はもう死ぬが、燕を裏切る事は出来ないので、政に、どうか燕を許して攻めないで欲しいと頼んだ。そして政の腕の中で死んでいった。
中国ドラマ-コウラン伝 始皇帝の母-あらすじ-34話（最終回）
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