中国ドラマ-コウラン伝 始皇帝の母-あらすじ-28話
中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母」のあらすじ、キャスト、相関図など、
最終回までネタバレありで、全話お届けします。このドラマは中国では62話で放送されましたが日本では全34話で放送されます。どちらも１話あたりの放送時間の都合によるものなので、内容は変わりません。
中国ドラマ- コウラン伝 始皇帝の母-概要
コウラン伝 始皇帝の母は、タイトル通り、秦（しん）の始皇帝の母、李皓鑭（りこうらん）の物語です。時代は、紀元前の中国、春秋戦国時代後期、秦趙両国の争いをめぐって物語が展開されます。波乱万丈の人生を力強く生きた主人公の李皓鑭（りこうらん）を瓔珞<エイラク>で人気をはせたウー・ジンイエンが演じ、中国では「新4大スター」の一人と言われている端正な顔立ちのニエ・ユエンが、コウランの運命の相手、商人から王を目指す呂不韋（りょふい）を、そしてこの二人が次期王に担ぎ上げる秦の国王の孫、嬴異人（えいいじん）をマオ・ズージュンが演じています。
監督:リー・タッチウ。
原題：皓镧传 英語タイトル：The Legend of Hao Lan
放送年：2019年（中国）
中国ドラマ- コウラン伝 始皇帝の母-あらすじ
紀元前３世紀半ばの春秋戦国時代。秦と趙、２つの国は激しく争っていた。趙（ちょう）の国の都、邯鄲（かんたん）の御史・李赫の美しい娘、李皓鑭（りこうらん）は、まま母の陰謀によって一族は没落し、実母を殺されたうえ、奴隷として売られてしまう。そのコウランを買ったのが、呂不韋（りょふい）だった。呂不韋は、コウランを趙で人質となっていた秦の国王の孫、嬴異人（えいいじん）に差し出した。嬴異人もコウランの美貌に惹かれ、二人は結婚する。コウランは呂不韋と共謀して、趙王宮をメチャクチャにして秦へ帰ってくる。だが秦に戻るとコウランの息子嬴政の父親は嬴異人ではなく呂不韋であるという噂が流れていた。そんな中、嬴異人が病で亡くなり、幼い嬴政が即位する。
中国ドラマ-コウラン伝 始皇帝の母-あらすじ-28話
子傒は司徒 缺と争い、死亡した。反乱軍は、子傒は死ぬと、すぐに全面降伏した。司徒 缺は子傒が死ぬ間際に言った言葉を聞いて、自分がしてしまった事の重大さに気づき、呂不韋を巻き込みたくないと思い、自分の首に剣を突き刺しその場で自殺した。
呂不韋は朝議で、子傒が呂不韋とコウランに関する嘘をばらまき、出兵して咸陽を制御し、子楚を殺し、その責任を呂不韋になすりつけ、自分が王になるという陰謀を暴露した。子傒が帰ってきたら反逆罪を問うつもりでいたが、子楚がすでに暗殺の密令を出していたとは思っていなかった。
今回の事は、子傒と宣侯夫人が共謀して行ったものだという証拠もでて、子楚は宣侯夫人を牢に入れ、３日かけて屋敷を捜査するように命じた。雅は子傒が死んだ事を聞き、怒りと悲しみで荒れ狂った。
雅は、自分も陰謀に関わっていたことがばれると困るので、華陽太后に宣侯夫人が自白する前に殺すように言った。雅は華陽宮から出ると、わざと階段から落ちて、もともと産みたくなかった子傒との子を流産するように仕向けた。
華陽太后はすぐに牢にいる宣侯夫人に刺客をおくった。丁度その時、呂不韋が宣侯夫人に会いに来ていて、宣侯夫人を刺客から救った。呂不韋は宣侯夫人に黒幕が誰かを話せば、死罪はまぬがれると説得したが、宣侯夫人は答えなかった。呂不韋は華陽太后から差し入られた食事に毒が入っている事を見抜き、黒幕が華陽太后であることを話した方が良いと告げた。呂不韋が帰った後、宣侯夫人は供述書に大きな亀の絵を描いて、その後自殺した。
華陽太后は、宣侯夫人が亡くなったことを知ると、悲しみを紛らわすために楽しい曲を演奏させて、自ら舞を舞ったが、やはり悲しみに勝てずに転んでしまった。そして全ての人を下がらせて一人号泣した。
雅王女は、夏太后に死罪を免れるように頼みに行ったが、夏太后は二度と子楚が危険な目に合うようなことがあってはいけないと思っていたので、雅王女の頼みを断った。そこに子楚が来て、雅は子傒に味方をした役人たちを告発した功績があるから死罪を免除すると告げた。夏太后は、それならと、入れ墨の刑を雅に与えた。雅王女は、これからの人生を屈辱的な入れ墨をしょって生きる事になった。雅についていた者たちは、その場で全員処刑された。
楚国の春申君黄歇が六国連合を率いて秦に戦争を仕掛けてきた。呂不韋と白仲は秦軍を率いて戦いに出て行った。呂不韋は黄歇の弱点を突くことを考えた。呂不韋は、黄歇は楚王に自分の知り合いの女を側室として紹介し、その側室が太子を産んだという情報を掴んだ。そこで、呂不韋は太子が楚王の子ではなく、黄歇の子だと言うデマを広めた。このデマが楚軍の混乱を引き起こし、戦わずして退却していき、六国連合軍はあえなく崩壊した。白仲は呂不韋が底知れない野心に満ちている事を知って、呂不韋に子楚に対して反逆心を持つことは許さないと警告した。呂不韋は涇陽一帯のバッタ被害が深刻な状態にある事に気づき、先に帰って子楚に報告することにした。
白仲は殷小春を無理に兵営に連れていき呂不韋の事を探ろうとしたが、殷小春は白仲が嫌いだったのでなにも話さなかった。殷小春が白仲に邯鄲を攻撃しないように警告した事で二人は大喧嘩になった。
華陽太后は白 霊児を呼び出し、白 霊児の父の白起の死について話した。白 霊児は、父は病気で亡くなったと思っていた。華陽太后が白起の治療にあたったという医者をつれてきた。医者は、呂不韋が医者をそそのかして白起を陥れたのだと証言した。
呂不韋は咸陽に帰り、一刻も早く子楚にバッタ被害の事を報告したかったが、白 霊児が豪華な料理を用意して呂不韋を待っていた。呂不韋は、白 霊児の様子がおかしい事に気が付いた。問いただすと、白 霊児は呂不韋は父の仇だと言った。呂不韋が否定しても、白 霊児は信じなかった。呂不韋は、華陽太后が白 霊児に嘘をふきこんだことに気が付き、白仲の耳に入るのではないかと恐れていた。
華陽太后は、白仲のいる兵営に医者をおくった。対立する呂不韋と白仲を見たいと思っていたが、医者は兵営に着くとすぐに死んでしまったため、白仲になにも言う事は出来なかった。華陽太后は呂不韋が手をまわしたことに気づき、地団駄を踏んで悔しがった。呂不韋は毎日、白 霊児の好物を用意した。しかし、白 霊児は仇の者の食べ物は食べないと意地を張っていた。呂不韋が白 霊児がものを食べないのは従者が悪いせいだと言い、従者を処罰しようとしたので白 霊児はしかたなく、食事を取った。そんな白 霊児に呂不韋は華陽太后に利用されないようにと注意した。
殷小春は日夜問わず、懸命に兵隊たちの診療にあたり、ついに倒れてしまった。倒れた小春は逸王子の名を呼んでいた。白仲はそれを聞くと、すぐに趙軍の捕虜から小春と逸王子の関係を聞き出した。
宮殿では、子楚が政の弓の練習を見て、厳しく接していた。コウランは、政の指から血がしたたっているのを見て、政をやすませて欲しいと子楚に訴えたが、子楚は聞かず、弓の練習を続けさせた。朝廷では、大臣たちが、許可を得ないで帰ってきた呂不韋を処罰するように求めていた。しかし、子楚は、呂不韋が帰ってきたのは、バッタの被害をいち早く報告して、災害に会った人たちを救済するためなのだと告げ、呂不韋を称賛し、大臣たちを処罰した。政はそんな子楚が理解できなかった。子楚は政に自分について毎日政治を学ぶように言った。
殷小春が川辺を散歩していると、逸王子が現れた。思いがけない事に感動して殷小春は泣いた。そこに白仲が軍をひいて現れ、たちまち戦場と化した。逸王子は殷小春を連れ帰りたいと思っていたところに白仲の矢が逸王子に向かって放たれ、逸王子は鮮血をはいて倒れた。殷小春は逸王子を逃がそうとしたが、逸王子は白仲の部下に殺されてしまった。
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