韓国ドラマ – 青春ウォルダム 呪われた王宮 – あらすじ- 9話～10話
韓国ドラマ「青春ウォルダム 呪われた王宮」のあらすじを、最終回までネタバレありで、全話お届けします。青春ウォルダム 呪われた王宮は、全20話です。
韓国ドラマ – 青春ウォルダム 呪われた王宮 – 概要
「青春ウォルダム 呪われた王宮」は、どこからか送られてきた「呪いの書」に苦しむ世子イ・ファンと家族殺害の罪をかぶせられた聡明な名家の娘ミン・ジェイ［チェイ］が、互いを救うために手を組んで陰謀と謎を解き明かしていく、青春ロマンスミステリー。世子のファン役は『花郎（ファラン） 希望の勇者たち』で王様でありながら身分を隠してファランに入ったジディを演じて日本でも大人気のパク・ヒョンシク。男装したヒロイン、チェイ役は韓国版寄生獣で主演を務めたチョン・ソニ。また、主人公だけではなく、主人公を囲む人々が、立場や環境に悩みながらも逆境を乗り越えていく姿が時代を超えて共感を覚える作品になっている。
演出：イ・ジョンジェ
脚本：チョン・ヒョンジョン
放送年：2023年 tvN 全20話（韓国）
最高視聴率：4.9％
韓国ドラマ – 青春ウォルダム 呪われた王宮 – あらすじ
世子（セジャ）イ・ファンは、「呪いの書」に苦しめられていた。３年前に世子になった直後、どこからか送られてきた呪いの書には、ファンが世子になるために兄を暗殺したと書かれ、さまざまな災いに見舞われたあげく廃位され死を迎えると書き記されていた。１年前、呪いの言葉の１つが現実となる事件が起き、右手が自由に使えなくなった。以来、「呪いの書」のことが頭から離れなくなっていた。友人ハン・ソンオンの許婚（いいなずけ）で、亡き恩師の娘ミン・ジェイ［チェイ］は、婚姻目前に家族全員を殺害した汚名を着せられ追われる身となった。チェイは無実を訴え、家族の死の真相を調べるためにファンに会いに行き、呪いは人間の陰謀だと言い放った。最初は懐疑的だったファンだが、チェイの類まれな推理力を認め、内官のふりをさせ、そばに置いてかくまうことにした。そして二人で互いを救うために陰謀と謎を解き明かしてゆく事になる。
韓国ドラマ – 青春ウォルダム 呪われた王宮 – あらすじ – 9話
チェイは男たちに捕まってしまったが、ミョンジンとカラムが駆けつけてチェイは助かった。しかし、彼女を狙った刺客達は逃げてしまった。男達が張り紙をしていた宋家滅李を読み、敵の目標が王室を滅亡させることであると気づき、ファンが危険な状況に置かれていると思い急いで東宮殿へ向かった。
東宮殿に着くと、ファンが燃えた李(スモモ)の木の前でぼんやりとしていた。チェイは呪いではなく誰かが意図的に火をつけたのだと断言した。そして、開城(ケソン)府の軍事訓練場にある火薬のような匂いがすると言ったが、ファンは硫黄だと思うが、硫黄だけであれほど長く燃えるはずがないと首を傾げた。
チェイは、噂通り、10年前に張り付けの刑にされた碧川(ビョクチョン)の盗賊の頭の宋家が王室を破滅させようとしているのだろうかと思った。ファンは、国巫(クンム)の牢の牢番が蛇毒にかまれて死んでしまい、誰が短刀とマムシを運び入れたのかについては結局わからないと話した。
その夜ジェイはファンからシム・ヨンの検案書を渡された。その内容と、遺書の字も彼の筆跡だったので自決に間違いないと判断した。チェイはヨンが白髪だったと聞き驚いたが、国巫も白髪だったことを指摘した。ファンは、呪いの書や李家滅亡などの呪いと、ミン一家殺しと都城での連続殺人事件は全てが繋がっていると推測した。
国巫の呪いに出てきた碧川(ビョクチョン)の宋家はチョ・ウォンボ右議政に濡れ衣をきせられ処刑されたのに、なぜ呪いがチョ一族ではなく王家に向けられたのかチョ・ウォンオ兵曹判書は不思議がった。チョ・ウォンボは、王命で処刑したまでだからだと冷静に言った。
チェイと変装したファンは蔓硏堂(マニョンダン)を訪ねた。そして、宮殿内で落雷があり李(スモモ)の木が燃えたこと、木から火薬の匂いがしたことなどをミョンジンに伝えた。するとミョンジンは、硫黄と硝石と蜜蝋を混ぜて木に塗っておき、雷が鳴った瞬間に木に火をつければ落雷したかのように見えると言った。そしてチェイは、一般に手に入る硝石と蜜ろうとは違い、硫黄は簡単に手に入らないものだけに、その時期に大量に購入した人物を捜せば犯人の背後も分かるに違いないと考え調べ始めた。そして調べた帳簿にソンオンの父ハン・ジュンオンの名前があったので驚いた。
その頃宮殿では、ウォンボの甥が成均館の儒生たちを先導して、李(スモモ)木への落雷は、神の怒りなので国父である王が罪を悔やんでいる事を示してほしいと座り込みの抗議をしていた。その後、御前会議でチョ一族は、不吉な出来事のせいで不安に怯える民心を鎮めるために天に許しを請いてほしいと言い、ウォンボは、ガムソン（国に変事が起こった時、王が謙虚さを示すために食膳の皿を減らすこと。）を行って謹慎してほしいと王に訴えた。王はチョ一族の企みである事を知りながらも、その場を収めるためガムソンをすることにした。
その夜、ハン・ジュンオンが王室に対する不敬罪で義禁府(ウィグムブ)の兵に連行されそうになり、ソンオンは何の罪なのかを説明するよう叫んだ。するとそこに ファンが現れ、国巫が「宋家李滅」の呪いを言い放った日に雷が落ちて李(スモモ)木が燃えたのは、神の意ではなく人によるものであった事、さらに、ハン家の下僕が蜜蝋を購入し、ジュンオンが軍器寺から塩硝を、薬材商から硫黄を入手し、その3つの材料が李(スモモ)木が燃え呪いと見せかけるために使われていたことを話した。そして、ファンはジュンオンの無実を証明するので倉庫を開けるよう命じた。
ファンは、倉庫の中で婚姻を祝う花火とろうそくの飾りつけに硫黄と蜜蝋が使われたことを確認した。また、ジュンオンは硝石は、開城(ケソン)の霊廟を修繕するミン・ホソンに頼まれて購入した事を告げた。結局、ジュンオンが購入したものは李(スモモ)木に使われたものではないと明らかになった。ファンは義禁府にだれの指示で来たのかと聞いた。答えはチョ・ウォンボだった。実は、ウォンボが奪った帳簿からジュンオンが息子の結婚準備をしようと硝石や蜜ろう、硫黄を購入したことを知り、それを利用して政敵ジュンオンを追い出そうと計画したのだった。
ソンオンは自分と父を信じてくれたことを涙ぐみながら感謝した。昨夜、チェイが証拠の帳簿がすり替わっていることに気づき、ウォンボの仕業だったのならハン家を滅亡させるために使うと思うので、ハン家の倉庫を開けて調べるのはどうかと提案した事を思い出しながら、ソンオンに再び友になってくれるかを尋ねた。ソンオンは「私と邸下が友でなかったことはありませぬ。」と言った。そんなソンオンに、ファンは、これからは友を持ち、信じて守ることを誓った。
韓国ドラマ – 青春ウォルダム 呪われた王宮 – あらすじ – 10話
チェイはファンに「友になって欲しい。」と言われたが、東宮殿から追い出された時の事を思い出し、先ずきちんと謝罪してほしいと答えた。しかしファンは心の中では「チェイに会いたかった。君が傍にいなかったので東宮殿は空っぽだった。」と思っていたが、口に出すことはなかった。「謝罪がそれほど難しいのか？」と怒るチェイに、ファンは「友になってくれるかどうかの答えがなかったではないか。」と返し、食事を運ばせてあるので入って食べるよう告げた。 チェイは、おなかが空いているなら、一緒に食べましょうとファンを誘った。
ソンオンの父ハン・ジュンオンは、ソンオンとファンの誤解が解け、再び信頼し合う友人関係に戻ったことを知って喜んだ。
チョ・ウォンボはハン家から戻ってきた義禁府都事から、ジュンオンは李(スモモ)木が燃えた事と関係がなかったことを聞き、謝礼金を渡した。その後、ジュンオンと関係がないのなら本当に碧川(ビョクチョン)の残党の仕業なのかと心配になった。
ファンは、チェイが東宮殿に戻ったことを二人で酒を酌み交わしてお祝いした。テガンはそんな二人の姿をコッソリ見ていた。酔ったチェイは、ソンオンに一目惚れしたというのは嘘で、父が選んだ相手なので好きになると決めていたと話し、もうすぐ結婚するファンにも自分と同じ様な心づもりをしておいた方が良いと助言した。ファンは誰かを好きになるか嫌いになるかを前もって準備などできないと答えた。チェイは「こんな男と結婚したら世子嬪(セジャビン)が苦労するわぁ。」と言った。そして、ファンが王になったら、国法を変えて、手を繋いでキスをして1年つきあってから結婚するようにしてほしいと頼んだので、ファンは、ソンオンが苦労するのが目に浮かぶと呟いた。
その後、ファンは正体を明かして結婚を約束しているソンオンの元へ行く方が安全ではないかと提案したが、チェイは婚礼をあげることができない仲になってしまい、元には戻れない。それよりも両親と兄を殺した犯人を自分の手で捕まえて罪を償わせることが先だと答えた。そして、全てを終えたなら内官として働きたいので王になったら自分を尚膳(サンソン)（内侍府の中で最高位の官職）にしてほしいとファンに頼んだ。ファンは一生自分の傍にいるということならば尚膳にしてあげようと答えた。
一方、今でもチェイの事を想っているソンオンに、父ジュンオンはファンの世子賓が決まったら、ソンオンの結婚相手を捜し始めると伝えた。
ファンは夜が明けると王の所へ行き、チョ・ウォンボが、入手した証拠を悪用して李(スモモ)の木を燃やした事件の犯人をハン・ジュンオン左議政に仕立てて追い出そうと企てたので処罰するように求めた。その時、チョ・ウォンホが現れ、世子が私的な感情で公務を妨害したと反論し、すべては王を守ろうとする忠誠心からだったと伝えた。それを聞いて王はウォンボの言葉を信じファンに政治に介入するべきではないと注意した。
ファンはウォンボの態度に激怒し、10年前の碧川の事件の真相を見つけ、王室への呪いを解き力を蓄え、ウォンボの実体を暴露する決心をした。そしてソンオンの友でチョ一族に恨みがある承政院(スンジョンウォン)（王命の伝達と履行の報告を王にする官庁）の役人に頼んで碧川での事件を記録した承政院日記を入手し、チェイと一緒に読んだ。
承政院日記によると、盗賊団の長ソンガが当時碧川(ビョクチョン)の群守(グンス)（地方官庁の要職）だったチョ・ウォンウを襲って地方官庁を占拠したが、王命を受けたウォンボにより官軍に討伐されたということだった。この功績によりウォンボは広大な土地と功臣殿(コンシンジョン)（功績のあった臣下を祀る宗廟）に名を残す名誉まで授けられたが、碧川の町は厳罰を受けて荒廃してしまった。
それまで調べた内容を総合すると、一連の事件はすべて碧川と関連がある事がわかった。祝文事件の犯人オ・マンシクと星宿庁の国巫(クンム）も碧川出身だったので、ファンは、ソンオンを呼び出して、唯一の生き証人であるマンシクを何としても探し出すよう命じた。
翌日、ファンは、チェイに王宮内にいる碧川出身の臣下たちを東宮殿へ集めさせ、審問を始めた。
韓国ドラマ – 青春ウォルダム 呪われた王宮 – あらすじ – 11話～12話
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