韓国ドラマ – 青春ウォルダム 呪われた王宮 – あらすじ- 19話～20話(最終回）
韓国ドラマ「青春ウォルダム 呪われた王宮」のあらすじを、最終回までネタバレありで、全話お届けします。青春ウォルダム 呪われた王宮は、全20話です。
韓国ドラマ – 青春ウォルダム 呪われた王宮 – 概要
「青春ウォルダム 呪われた王宮」は、どこからか送られてきた「呪いの書」に苦しむ世子イ・ファンと家族殺害の罪をかぶせられた聡明な名家の娘ミン・ジェイ［チェイ］が、互いを救うために手を組んで陰謀と謎を解き明かしていく、青春ロマンスミステリー。世子のファン役は『花郎（ファラン） 希望の勇者たち』で王様でありながら身分を隠してファランに入ったジディを演じて日本でも大人気のパク・ヒョンシク。男装したヒロイン、チェイ役は韓国版寄生獣で主演を務めたチョン・ソニ。また、主人公だけではなく、主人公を囲む人々が、立場や環境に悩みながらも逆境を乗り越えていく姿が時代を超えて共感を覚える作品になっている。
演出：イ・ジョンジェ
脚本：チョン・ヒョンジョン
放送年：2023年 tvN 全20話（韓国）
最高視聴率：4.9％
韓国ドラマ – 青春ウォルダム 呪われた王宮 – あらすじ
世子（セジャ）イ・ファンは、「呪いの書」に苦しめられていた。３年前に世子になった直後、どこからか送られてきた呪いの書には、ファンが世子になるために兄を暗殺したと書かれ、さまざまな災いに見舞われたあげく廃位され死を迎えると書き記されていた。１年前、呪いの言葉の１つが現実となる事件が起き、右手が自由に使えなくなった。以来、「呪いの書」のことが頭から離れなくなっていた。友人ハン・ソンオンの許婚（いいなずけ）で、亡き恩師の娘ミン・ジェイ［チェイ］は、婚姻目前に家族全員を殺害した汚名を着せられ追われる身となった。チェイは無実を訴え、家族の死の真相を調べるためにファンに会いに行き、呪いは人間の陰謀だと言い放った。最初は懐疑的だったファンだが、チェイの類まれな推理力を認め、内官のふりをさせ、そばに置いてかくまうことにした。そして二人で互いを救うために陰謀と謎を解き明かしてゆく事になる。
韓国ドラマ – 青春ウォルダム 呪われた王宮 – あらすじ – 19話
ファンは左議政(チャイジョン)ハン・ジョンオンの助けを借りてチェイの父ミン・ホスンが死ぬ前に残した暗号文を解くことに成功した。その内容は驚くべきものだった。ホスンは山崩れの場所から墓誌を見つけた。その墓誌は壁川(ベクチョン)の乱の主導者だった宋家、ソン・スチョンのものだった。ソン・スチョンにはソン・ヒョンという息子がいて、誕生日がミョンアン大君と同じ日だった。
その後、ファンは暗号文が事実なのか確認するために蔓硏堂(マニョンダン)を訪ね、ミョンジンとカラムに開城(ケソン)へ行き、証拠の墓誌を探してほしいと頼んだ。ミョンジンとカラムはホスンの家のたき口の床に隠されていた墓誌を見つけた。
その頃、チョ継妃は、ミョンアン大君に「昔、ヒョンという名前の男の子が生まれた。父親は鍛冶屋で、母親は妓生（キーセン）だった。二人は相手の心を深く理解できる優しい人に成長してほしいと願い、その子に賢(ヒョン)と名付けた。」と話していた。そして、その子の事を尋ねたミョンアン大君に時が来たら子供と両親について教えてあげると約束した。
ファンが東宮殿に戻ると、チェイが自分は開城(ケソン)事件の犯人で、さらに世子嬪(セジャビン)を殺したと自白して捕まるところだった。ファンがチェイを王宮に隠したことになるとファンが困ったことになることを悟り、チェイは、自分がコ・スンドルに扮そうにして王宮に忍び込んだのだと言った。ファンをチョ氏の計略から守るために嘘の自白をしたのだった。ファンは、そのことに気づき、何としてもチェイを救わなければと思った。
その夜、ファンは牢にいるチェイを訪ねて、嘘の自白をした理由を聞いた。チェイはファンの書斎で発見した「呪いの書」を渡し、「呪いの書が変更されました。敵は「呪いの書」の呪いが全て実行されるまで止めないでしょう。それを止められるのは世子様だけです。」と答え、自分を捨ててチョ氏のわなから抜け出すように説得した。そして、ファンに会える最後の機会だと思い、「私が心に決めた人は世子様です」と自分のファンに対する想いを打ち明けた。それを聞いてファンは「あなたが死ぬなら、あなたが傍にいないなら、何の意味があるのか。」と涙を浮かべた。
一方、テガンは双子の兄に一緒に開城(ケソン)に帰ろうと言われたが、断った。
チェイの事を利用してウォンボの勢力は、ファンの廃位を主張し、ハン・ジョンオンが偽りの揀択(カンテク)に応募した候補者たちの身上書を提出したことを御前会議で暴露した。また、ファンの廃世子を求める上訴文が数多くの官庁から届くようになり、王も無視できない状況となった。
その後、ファンは宮廷の混乱を収拾するため、コ・スンドルが女性であることを知って隠していたと明かし廃位してほしいと願い出た。王は悩んだ末にファンを廃位し、江華島（カンファトウ）流刑を決めた。さらに、ハン・ジョンオンの官職を取り上げ外出禁止処分にし、ジェイに斬刑(打ち首)を処すことを宣告した。全てはウォンボが望むとおりになったように見えたが、これはファンの計画だった。
ウォンボとチョ継妃は、ハン・ソンオンを利用しようと考えイ・ファンを殺すように依頼した。ファンが江華島へ流刑になる日、ソンオンはウォンボの命を受け入れたふりをして随行団に加わった。途中、ファンがウォンボの刺客に襲われたが、ソンオンがファンを助け、変わらない友情と忠義の精神を見せた。同じ頃、ファンの命を受けたテガンは処刑場へ移送されるチェイを助け出していた。
ファンは、ソンオンと共に逃げ、待ち合わせ場所で盾捜査団（ミョンジン・カラム・チェイ）と合流した。そして、壁川(ベクチョン)の民に会うためにネアン峡谷へ向かうことを伝えた。一行は、その夜は野宿することになり、ファンは世子嬪(セジャビン)殺しは、チョ尚宮の恨みによる犯行だろう、そして、呪いの書を見せ、呪いの書を届けていたのもチョ尚宮だろうと告げた。
ウォンボは、ファンとチェイが逃亡しネアン峡谷へ向かったことを知り顔色を変えた。さらに、壁川討伐隊のパク・ハンスが言っていた「宋家の雌犬」がチョ継妃であることに気づき激怒していた。
韓国ドラマ – 青春ウォルダム 呪われた王宮 – あらすじ – 20話（最終回）
ウォンボは、10年前壁川(べクチョン)の人々が書いた上訴文にある名前を見て、チョ継妃がハンスが言っていた「宋家の雌犬」だということに気がついた。激怒して中宮殿を訪ね「10年前のあの日、私を殺しに来たのか？」と叫んだ。チョ継妃は10年前夫ソン・スチョンの子供を身ごもっていたことを隠し、妓生として復讐のためにウォンボの屋敷へ行ったことを告げた。
ウォンボは「壁川の民がソンガク山のネアン峡谷に隠れているの知っている。10年前と同じように捕まえて殺してやる。」と言ったので、チョ継妃は隠して持っていたナイフでウォンボに切りかかったが、すぐに押し倒されてナイフを奪われてしまった。チョ継妃はウォンボが自分をチョ家の娘であると王をだました事、壁川の民に犯した極悪非道なことを王が知れば無事ではすまないと脅した。ウォンボは「ミョンアン大君が誰の子なのかは大事じゃない、王位に上げて自分が王の上の王として君臨するつもりだから邪魔をするな。」と言って出て行った。チョ継妃は、ウォンボに刺されて死んだクォン尚宮の傍で泣いた。
一方、キム・アンジクは王に、ファンの暗殺を命じるウォンボの約定文・ミン・ホスンの暗号文・証拠の墓誌を見せて10年前の壁川の反乱の真相を伝えた。また、チョ継妃から、10年前の壁川の民が書いた上訴文とネアン渓谷の地図を受け取り、ハン・ジョンオンに支援軍を率いてウォンボを捕まえるように命じた。
その頃、世子のイ・ファンは、ネアン峡谷に到着したが、武器を持ったテサンや壁川出身の人達に取り囲まれていた。ファンは、刀を捨てて自分が世子であることを明かした。そして、必ず力になると約束したが信じず、テサンは「世子ではなく廃世子ではないか。」と言ってファン達を縄で縛り、隠れ里へ連行した。そして、テサンは、壁川の民が故郷に戻るにはファンの代わりに新しい世子が王に上がらなければならないと主張して明日の朝処刑することを村の人たちに告げた。
しかし、宮殿から追いだされた内官たちとファンに命を救われた子供たちがファンを擁護し、居酒屋のマンドクとボクスンは処刑する前に、ここに来た理由を聞くべきだと主張した。ファンが「あなた方が盗賊ではなかった事を知っている。」と言ったのでファンたちの縄は解かれた。その後、村人は10年前の出来事を語り始めた。当時壁川の群守だったチョ・ウォンボの弟チョ・ウォンウの悪政に耐えられず、王に上訴しようとした人々が杖刑となった。反乱など起きていなかったにもかかわらず、ウォンウが短刀で自分の腹を刺して盗賊の反乱をでっち上げた。そして、そのリーダーとしてソン・スチョンを殺害し、その後、チョ・ウォンボが討伐隊を率いて現れ、白旗を上げて待っていた壁川の人々を虐殺したのだった。
ファンは10年前に起こったことを全て補償することはできないが、必ず故郷に帰れるようにするし、世子の名において反乱を捏造したチョ・ウォンボとチョ・ウォンウらを処罰し、壁川の人々に対する差別と偏見を排除することを約束した。その後、村の人々と一緒に食事をし、井戸のない村人たちのためにシャベルで一晩中、井戸を掘った。
そこに、チョ・ウォンボが軍を連れてやってきた。ファンが「私はお前の罪を証明するために来た。お前の罪は、命でも償えないだろう。」と言いうと、ウォンボは、過去に自分が犯した秘密を隠すために、世子に剣を向けた。そして、村の人たちを殺す命を出した時、王命を受けて待機中だったハン・ジョンオンが支援軍を率いて現れ、激しい戦闘となった。
王宮ではチョ継妃がウォンボが壁川の人々を再び虐殺するのではと不安になり、飼っていた魚の猛毒がある卵を口にした。すぐに王に助けを求め処置を受けたが、毒の影響で正気を失ってしまった。
ファンとウォンボは死闘を繰り広げ、ウォンボがファンめがけて投げつけた壊れた刀を、テサンがファンをかばい受けてしまった。そして、全ての罪を自分が背負うと言い残して亡くなった。劣勢のウォンボは降参し逮捕された。ファンは壁川の人々の罪を問わず故郷へ帰すことを決め、ウォンボとウォンウは牛裂き刑に処された。また、壁川の反乱が偽りであることや真相究明に成功したファンとチェイが元の身分に戻ることが発表された。
家族殺しの濡れ衣が晴れたチェイは、ファンが用意した屋敷にカラムと住むことにした。そして、傷ついた者同士が憎み合う悪循環を断ち切りたいというファンの言葉を忘れず、チョ継妃と壁川の人々を許すことにした。
一年後、ファンは王となった。ハン・ソンオンは壁川の郡守として壁川を復興させようと奮闘していた。ミョンアン大君は流刑ということで壁川にいたが、偶然にも正気を失って町をさまよっていたチョ廃妃がやって来て再会を果たし、一緒に暮らすことにした。ミョンジンの両親はミョンジンとカラムの仲を知リ、ミョンジンを戸籍から抜いて一緒になれるようにした。
ファンは、食欲不振と不眠症に悩み、御医に見てもらったが、恋煩いであるといわれた。テガンと内官たちはコ内官が出て行った時からだと言った。その翌日、ファンは、チェイを訪ね「君がいない宮殿は静か過ぎて人が住むところではないようだ。一緒に行こう。私も君が好きだ。」と告白し、チェイとキスを交わした。
韓国ドラマ – 青春ウォルダム 呪われた王宮 – あらすじ – 全話一覧
