韓国ドラマ – 青春ウォルダム 呪われた王宮 – あらすじ- 17話～18話
韓国ドラマ「青春ウォルダム 呪われた王宮」のあらすじを、最終回までネタバレありで、全話お届けします。青春ウォルダム 呪われた王宮は、全20話です。
韓国ドラマ – 青春ウォルダム 呪われた王宮 – 概要
「青春ウォルダム 呪われた王宮」は、どこからか送られてきた「呪いの書」に苦しむ世子イ・ファンと家族殺害の罪をかぶせられた聡明な名家の娘ミン・ジェイ［チェイ］が、互いを救うために手を組んで陰謀と謎を解き明かしていく、青春ロマンスミステリー。世子のファン役は『花郎（ファラン） 希望の勇者たち』で王様でありながら身分を隠してファランに入ったジディを演じて日本でも大人気のパク・ヒョンシク。男装したヒロイン、チェイ役は韓国版寄生獣で主演を務めたチョン・ソニ。また、主人公だけではなく、主人公を囲む人々が、立場や環境に悩みながらも逆境を乗り越えていく姿が時代を超えて共感を覚える作品になっている。
演出：イ・ジョンジェ
脚本：チョン・ヒョンジョン
放送年：2023年 tvN 全20話（韓国）
最高視聴率：4.9％
韓国ドラマ – 青春ウォルダム 呪われた王宮 – あらすじ
世子（セジャ）イ・ファンは、「呪いの書」に苦しめられていた。３年前に世子になった直後、どこからか送られてきた呪いの書には、ファンが世子になるために兄を暗殺したと書かれ、さまざまな災いに見舞われたあげく廃位され死を迎えると書き記されていた。１年前、呪いの言葉の１つが現実となる事件が起き、右手が自由に使えなくなった。以来、「呪いの書」のことが頭から離れなくなっていた。友人ハン・ソンオンの許婚（いいなずけ）で、亡き恩師の娘ミン・ジェイ［チェイ］は、婚姻目前に家族全員を殺害した汚名を着せられ追われる身となった。チェイは無実を訴え、家族の死の真相を調べるためにファンに会いに行き、呪いは人間の陰謀だと言い放った。最初は懐疑的だったファンだが、チェイの類まれな推理力を認め、内官のふりをさせ、そばに置いてかくまうことにした。そして二人で互いを救うために陰謀と謎を解き明かしてゆく事になる。
韓国ドラマ – 青春ウォルダム 呪われた王宮 – あらすじ – 17話
ファンは、「テガンが二人なら一人が自分を射て、もう一人が自分の傍にいることができる。テガンは双子だ。」と気が付いた。10年前、ソンオンと市場へ出かけた時、お金を盗もうとしたテガンを捕まえ、養父に任せた過去を思い、幼いころに生き別れになって双子の兄弟がいることをテガンは知らないのかもしれないというチェイの考えに賛同した。その後、チェイは国巫の香炉で発見した花びらの秘密がわかったと言った。
チェイは乾燥した花びらがアヘンのような現象を人に与えるのであれば、シム・ヨンや星宿庁(ソンスチョン)の国巫（クンム）に偽りを信じ込ませることができると推測した。そこでいきなりミョンジンが「我々は世子陛下を全身で守り抜く盾だ。今日から「盾捜査団」と呼ぼう。」と言ったので、みんなは呆れた顔になった。
一方、ハヨン王女は、ミョンアン大君が心配でムジン法師を訪ねて行った。すると、ムジン法師は大君と二人になりたいと言い、王女は部屋の外に出されてしまった。ムジン法師は大君を安心させるとシムヨンや国巫の遺体の側で発見されたのと同じ乾燥させた花びらを焚き始めた。そして「大君は桃を兄上に渡していません」と告げた。すると、大君からウィヒョン世子に桃を与えた記憶が取り払われてしまった。
ハヨン王女は夜中に宮廷の外に出ていくのが心配で、ソンオンに護衛を頼んでいた。チョ継妃の命で刺客がハヨン王女を殺そうとした瞬間、ソンオンは飛び出していきそれを防いだ。しかし、刺客の顔を確認しようと覆面を剥ぐと、刺客がテガンと同じ顔だった。刺客は、ソンオンが驚いている隙に逃げてしまった。
その後、ソンオンは本堂に入り、ムジン法師を見つけ「一体何者だ？」と尋ねた。ムジン法師は「私はすべてを見た者だ。捨てられた民の絶望と血、涙を見た者だ。」と答えた。さらに、ハヨン王女を殺そうとした目的を尋ねると、「目的は一つ。「宋家李滅」。李氏が滅んで宋家が現れ、新しい王朝を開くのだ。」と言ってソンオンの刀で自ら命を絶った。その光景を隠れて見ていたクォン尚宮も、追及から逃れるために自分の手で腹を刺した。
その後、ソンオンはミョンアン大君とハヨン王女を連れて宮殿へ戻り、 ファンのもとに急いだ。ファンの傍にいたテガンを見て、肩の傷を確認したが、傷はなかった。 ファンはテガンに双子だったのかと聞いたが、テガンは「いいえ、違います。」と否定した。
テガンが居なくなってから、ソンオンは寺で起こったことを全てファンに話した。そして、同じようにお香が焚かれていたことと、国巫が殺害された夜、彼女を訪ねた人物が、二人を寺へ案内したクォン尚宮だった可能性があると伝えた。
その頃、傷を負って中宮殿に戻ってきたクォン尚宮は、計画が失敗したことをチョ継妃に報告し、必ず継妃の息子であるミョンアン大君が王位を継いで壁川(ビョクチョン)の人々を救う必要があると伝えると、チョ継妃は泣きながら後は任せで部屋で休むよう告げた。
ソンオンの報告を聞いたファンはハヨン王女のところへ行き、危険なことをした理由を尋ねた。ハヨン王女はミョンアン大君の病状が心配で連れ出したと説明した。そしてムジン法師が香炉で花びらを焚いていた事、ミョンアン大君にだけお茶を飲ませなかった事を話した。もっと詳しく聞こうとしたが、チェ継妃が来たのでそれ以上聞くことはできなかった。
ファンはチェイに、ムジン法師をハヨン王女に紹介したクォン尚宮が疑わしいがチョ家の出身のなので慎重に調べなければいけないと告げた。チェイは、なぜチョ継妃がミョンアン大君がウィヒョン世子に桃を与えたことを話さなかったのかが気になったが、口には出さなかった。
その翌日、ソンオンからムジン法師の遺体が消えていたという報告を受けた。今まで聞いた情報から、国巫とシム・ヨンの髪が白くなったのは、牡丹の花びらを使った香りで長時間催眠術にかけられた副反応だったこと、そしてムジン法師が飲んでいたものは、催眠術にかからないようにするための解毒茶だったことに気づいた。
一方、ファンが呪いの書を気にしていないことに腹を立てたチョ継妃は、呪いの書の3番めの呪いである「友はお前に背き刀を向ける。」を実現させることに決め、ソンオンを中宮殿へ呼んだ。そしてミン・ジェイが生きていることを伝えた。
テガンは、死んだと思っていた双子の兄テサンが書庫から出てくるのを見かけ、「兄貴」と呼んで近寄った。しかし、テサンは、故郷に戻ってから話をすると言ってその場を去ろうとした。そこにチェイが現れ、逃げるテサンを追いかけた。すると兄を逃がそうとしたテガンに捕まってしまった。チェイは「双子だと知ってたんでしょ！壁川出身ね？あんたも一味だ！」と叫ぶと、テガンはチェイの首を絞めた。
韓国ドラマ – 青春ウォルダム 呪われた王宮 – あらすじ – 18話
双子の兄テサンを逃がすために、テガンは騒ぎ出したチェイを捕まえ首をしめた。そこにファンが来て、止めさせた。 テガンは我に返り、その場にへたりこんだ。
チェイはファンに書庫でテガンとテサンが一緒にいる所を目撃したこと報告した。 テガンはテサンと会ったのは初めてで、生きている事を知らなかったと言い、チェイの首を絞めたことをあやまった。
テガンは壁川(ビョクチョン)の出身で、双子の兄は10年前の騒動で亡くなったと思っていた。テガンは、10年前壁川の乱が起こった時自分もそこにいて、官軍がテサンを殺すのを見て一人で逃げたのだった。ファンに壁川出身だと分かれば追い出されると思い黙っていたと話した。「お前は、私が守ると思わなかったのか？」と言うファンに、 テガンは兄の罪を償いたいので自分を罰してほしいと頭を下げた。ファンがテサンが書庫に来た理由を尋ねたが、何も見ていないテガンにはわからなかった。ファンは、テガンを疑うことはしないと言ったが、しばらくは王宮の外にいるように命じた。
テガンが王宮にいない間、チェイが書庫の番をすることになった。チェイが、テサンが来るかもしれないと不安になっていると、ファンが来て、「もしかして怖いのか？」と尋ねた。チェイは「私を守るために来てくれたんですか？」と答えた。ファンは、わざとチェイを睨みつけ、中に入って寝るように言った。その後、チェイは本を読むファンの横顔を見つめていた。ファンはそれに気が付いていたが、知らないふりをした。
ハヨン王女の殺害に失敗したチョ継妃は、呪いの書の3番めの呪いである「友はお前に背き刀を向ける。」を実現させることに決め、ソンオンを中宮殿へ呼んだ。そして、コ・スンドルがミン・ジェイであり、ファンが寵愛していると書いてある手紙を渡した。ソンオンは、そんなわけはないと否定したが、チョ継妃は、もし開城(ケソン)で家族を殺した殺人者ミン・ジェイに内官服を着せて東宮殿に入れたのなら、友のソンオンに打ち明けたのではないかとファンに対する疑いの芽を植え付けた。
ファンの嫁、世子賓にハン・ジュンオンの姪が選ばれた。ファンはそれを聞いて憂鬱な気分になり、チェイもファンの傍でそれを聞いてつらくなった。
ミョンジンはカラムにファンが世子だと気づいていたと打ち明けた。ムジン法師については、インドに行っていたこと以外は何も知らないまま、二年前捨てられた遺体を回収する姿を見て弟子になったことを明かした。
その後、カラムはチェイの父ミン・ホスンが殺人事件当日描いていた模様を描いて見せた。すると、ファンはそれは単純な絵ではなく、メッセージを伝えるための暗号文だと気づき、ホスンの手紙がどこかにあるに違いないと言った。チェイとカラムは、ホスンが最も信頼をしていたのが、開城府判官(ケソンブパンガン)だったことを思い出し、ファンとミンジョンと共に開城府判官を訪ねて行った。初めにチェイが「父が亡くなる前に、預けたものはありませんか？」と聞いたが、判官は答えず、ファンが判官と話し、チェイの父ホスンが託した手紙を受け取った。
ファンは、ジェイとミョンジンとともに手紙を解読しようとしたが、できなかったので、本来手紙が届けられるはずだったハン・ジュンオン左議政に手紙を読んでもらうことに決めた。
コスンドルが婚約者であるミン・ジェイだと知ったソンオンは、チェイが書庫の掃除のために重い桶を持っているのを見て、近づいて助けてあげ、「生きていてくれて良かった。すぐに君だと分からずすまなかった。」と目に涙を溜めて謝った。そして、なぜ自分の元へ来なかったのかと尋ねた。チェイは、自分の安全よりも家族を殺した真犯人を捕まえることの方が重要だったことを説明し、ファンから何度もソンオンの所へ行くように勧められたことを話した。そして、自分が無実になっても、今は他に好きな人がいるので、ソンオンとの婚礼をあげることはできないので、自分を待たず別の人と幸せになってほしいと告げた。するとソンオンは、女性が内官として留れば、チェイだけではなくファンにも危険が及ぶことを指摘し、ばれる前に王宮から出たほうがいいと言った。
ソンオンはその後、書庫の外で待っていたファンに、ソンオンはチェイを帰してくれると言った約束を信じて待っていると告げた。しかし、ファンは「どうして約束を守ることができようか。女性は物ではないのだ。」と答えた。
ファンはチェイのいる書庫にきて、「目を覚ましたミョンアン大君の髪は、国巫やシムヨンと同じように白くなったいた。それが分かっているのに、なぜ乾燥した花びらを利用して催眠術をかけたのだろう？」と言ったので、チェイは大君がウィヒョン世子に桃を渡したことをハヨン王女から聞いたがそれが理由なのではないかと答えた。そして、さらに、クォン尚宮がチョ継妃の許しなくムジン法師にミョンアン大君を会わせることはできないし、テサンが大君を殺さずハヨン王女の命だけを狙ったことから、チョ継妃が関わっているのではと推測した。ファンは驚いて、チョ継妃への中傷を止めるよう警告した。
チェイの父ホスンがハン・ジュンオンに贈った暗号になっている手紙がすべてを解決する鍵だと考えた世子は、ジュンオンを訪ねた。ジュンオンは、すぐにホスンが自分に宛てた手紙であることに気づいて驚いた。ファンは、チェイが濡れ衣を着せられたこと、その事件やいままでに発生した奇怪な事件を解く重要な手掛かりが手紙に含まれている事を話し、ジョンオンの助けを借りてホスンの手紙を解読した。そこにはミョンアン大君が「宋（ソン）家」の血を受け継いだ事が書かれていた。
一方、チェイは書庫で短刀がないことに気づき、ファンにテサンに盗すまれたことを報告しに行った。そこで、呪いの書の「妻も子もなく一人で孤独に死んでく。」という部分が赤字で書かれているのを見て、ハン・ソウン世子嬪(セジャビン・ファンの正室)が危険だと気づき彼女の元へ急いだ。しかし、すでに遅く、世子嬪は短刀で刺され血を流して死んでいた。チェイは世子賓のそばに落ちていた血の付いた刃物を見つけ手に取った。
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