ワン・ザ・ウーマン
韓国ドラマ – ワン・ザ・ウーマン -あらすじ-15話～16話(最終回）
韓国ドラマ「ワン・ザ・ウーマン」のあらすじを、最終回までネタバレありで、全話お届けします。ワン・ザ・ウーマンは、全16話です。
韓国ドラマ – ワン・ザ・ウーマン -概要
「ワン・ザ・ウーマン」は、記憶喪失になった検事が、外見がそっくりな財閥の嫁と誤解されてしまったことから起こるコメディドラマです。イ・ハニが豪快な検事ヨンジュと、財閥家での冷遇に耐え忍ぶ、まったく真逆の嫁ミナの一人二役を演じています。昔ミナの事が好きだったことからヨンジュを支えるスンウクをイ・サンユンが演じ、このワン・ザ・ウーマンが除隊後の復帰作となるイ・ウォングンがヨンジュンの同僚のユジュンを好演しています。ヨンジュが降りかかる陰謀を痛快に打ち負かし、財閥の闇を斬って行く姿が共感を呼び、視聴率は上昇し、最終回は17.1％という高視聴率を獲得しました。
演出：チェ・ヨンフン
脚本：キム・ユン
放送年：2021年 SBS 全16話（韓国）
視聴率：平均12.8％ 最高17.1％
韓国ドラマ – ワン・ザ・ウーマン -あらすじ
ソウル中央地検のチョ・ヨンジュは、お金と出世の為なら不正も暴力もお構いなしの豪快検事。ある日、捜査中に自分とそっくりな財閥ハンジュグループ次男の妻カン・ミナを見て驚いた。その後、ヨンジュは事故に会い、記憶喪失になり、ミナは姿を消した。記憶を失ったヨンジュは、ミナと間違われ財閥家に入る事になった。外見はミナでも、中身はヨンジュのままだったので、財閥家の人々はあまりの豹変ぶりに当惑するが、かつてミナに想いをよせていた前会長の孫のハン・スンウクだけは、ミナでは無い事に気づいていた。そんな時、ミナの実家のユミングループ一族全員が事故で亡くなり、ミナが唯一の後継者となった。ハンジュの長女ソンヘは、これを良い事にユミングループを手に入れようと画策し始めた。一方、ヨンジュの上司のスンドクと同僚のユジュンは、突然いなくなったヨンジュを心配して探していた。
韓国ドラマ – ワン・ザ・ウーマン -あらすじ-15話
ユジュンを通して暴力団の動きを知ったヨンジュは、駐車場で逃げてきたカン・ミナを救出し、車の中でハン・スンウクを待っていた。その時スンウクは、暴力団の男たちと戦っていた。スンウクが、男たちをやっつけると、ハン・ソンへがやって来た。スンウクは、これまで犠牲になった人々の名前を挙げ自首するように言ったが、ソンへは悪びれる様子もなく、犠牲者はまだ増えるかもねと言ってその場を去って行った。
スンウクがなかなか来ないので心配してヨンジュは車から出て男達と闘ったが、ミナは頭を殴られて意識を失ってしまった。そこへ警察が駆け付けてきたのでヨンジュは早く救急車を呼ぶように言ったが、ヨンジュが手錠をかけられて捕まってしまった。
ミナはすぐに病院へ運ばれたが、まだ意識は戻っていなかった。留置場へ入れられたヨンジュのもとへ、検事長のスンドクがやって来て、検察から解雇されたことを告げた。そして、「人間は誰につくかで人生が変わる。」と言った。ヨンジュは「もうクビになったから、あんたはただの知り合いのおじさんよ。」と言ってスンドクをにらみつけた。
ハンジュグループの会長ハン・ヨンシクが捕まり、実質的な会長の座にソンへが付いた。ヨンシクは獄中から経営の指示を出すから面会に訪れたソンウンに指示を伝えるように言った。しかし、ソンウンは、姉のソンへに歯向かって兄のようにはなりたくないと断った。ヨンシクは、スンウクに頼るしかないと思った。
スンウクはユミングループの経営権を譲るので、ヨンジュの告訴を取り下げるよう話を付けた。ヨンジュは釈放されたが、スンウクに申し訳なくてしかたがなかった。一方、スンドクは、ハンジュグループの社外理事に就けると思っていたのに、ソンへに切り捨てられてしまった。そんなスンドクにヨンジュは、「検事ををクビになったし守るものもない。お前がソンへのひき逃げをもみ消したが犠牲者は私の祖母だ、罪の代償を必ず払わせるから覚悟しとけ。」と宣戦布告した。
チョン・ドウはなぜソンへにあれだけつくすのかとヨンジュ達は不思議に思っていた。
刑務所にいるヨンシクからボールペンを持ってくるよう言われたキム理事は、そこに録音された音声を聞いて驚き、ヨンシクではなく、ミナに付き添っていたスンウクにそのボールペンを渡した。ボールペンには、ソンヘが帳簿を巡ってスンウクの父親と口論になり、過って重傷を負わせ、その後、人身事故を起こし父ヨンシクに助けを求めた様子が録音されていた。
ヨンシクにスンウクを呼び出し、ボールペンを警察に渡して、自分を釈放させて欲しいと頼まれたが、「今まで知っていて何もしなかったのに娘に会社を奪われそうだからボールペンを使うのか、力は貸せない。」と断った。
スンウクとヨンジュは、ボールペンに入っていた録音内容を就任式で公開しようと考えた。そんな時、ソンヘはハクテを呼び出した。実は帳簿に不正があったことを知りながらも、ハクテはスンウクの父親にそれを教えなかった。ソンヘはそのことを持ち出し、さらに、家族の医療費をネタにハクテをゆすった。
ヨンジュの家に身を寄せたキム理事と共に会長就任式の計画を立てたが、当日、放送室は占拠出来ず計画は失敗。ヨンジュがソンヘを待っているとソンへが到着し、車から降り、例のボールペンを持ってヨンジュの方に歩いてきた。さらにハクテがソンへに続いて車を降りた。
韓国ドラマ – ワン・ザ・ウーマン -あらすじ-16話(最終回）
ヨンジュ達の計画は失敗し、ソンヘは無事ハンジュグループの会長に就任した。ハクテが持っていた証拠品もすべてソンへ側に渡ってしまい、最後の頼みはソンへの罪を被って自首した秘書チョン・ドウの供述のみとなった。そこでヨンジュ達はドウを調べてみることにした。
するとドウには身体の弱い妹がいて、ソンヘが病院費を支援していた事が解った。恐らくソンへは、これを利用してドウを思うがままに操っていたのだろう。
ヨンジュはハクテに呼び出され、レストランに向かった。ハクテは、当時、ソンヘが隠していた帳簿の内容を知っていながら黙認してしまった。それにソンヘに20年間入院している父親の治療費を払ってもらっていたので脅されて仕方なかったのだと言った。ヨンジェが反論するも、だんだんと眠くなって意識を失ってしまった。実はヨンジュのコップには、睡眠薬が入っていたのだ。ヨンジュの目が覚めると目の前にはソンへがいた。
手足を縛られたヨンジュは、叔父の命を奪い、祖母をひき殺した。そしてミナの命を奪おうと事故を仕組み、その運転手夫妻の命を奪った事を自白させようとした。するとソンヘは、自分は自分の手を汚さずに指示しただけで全員しまつした。ヨンジュもミナもそうなるのだと勝ち誇った。その瞬間、ヨンジュはニヤリと微笑んで「あなたは今殺人の自白をしたのよ。」と言って笑った。
ソンへがハクテに裏切り行為を持ちかけた時、ヨンジュはこれを利用しようと考えた。そこでハクテはソンへに弱みを握られたふりをしてヨンジュ達が持っていた証拠をすべてソンへへ渡した。 ソンヘは完全にハクテを信じ込み、それがヨンジュの仕組んだ罠だと知らずに自らの罪を告白したのだった。さらにその場には小型カメラが仕掛けられていて、2人の会話はリアルタイムで中継されていた。
スンウクはドウは両親を早くに亡くし、妹は大手術が必要な病気を持っていて、ソンヘがその援助をしていたことをキム理事に教えてもらった。そこで、病院を訪ねてみると、医師は今まで腎臓移植の機会もあったがソンへが拒否して状態が悪化したと話した。そのことをドウに伝えると、全てソンヘに指示された事を自供した。
ソンヘがソンウンとの不倫を流したせいで、ソイはテレビ局を去る事が決まった。最後の日、プロデューサーに「ハンジュの報道は無しだ。」と言われ、「ソンへの悪事を詳しく伝えようとしましたがスポンサーを降りるとハンジュ側の圧力にあい報道できなくなりました。」と暴露した。
ソンヘは追い詰められ、みんなに助けを求めたが無視され泣き叫んだ。
ミナの意識が戻ったとスンウクから連絡をもらいヨンジュはスンウクと一緒に会いに行った。ミナは命を狙われていると知って逃げたが、韓国に戻るとハンジュに立ち向かうヨンジュを見て勇気が湧き、ソンへの弱みを握る為に秘書になったと打ち明けた。
ミナは退院してかつて自分が暮らしていたハンジュの屋敷を訪ねて行った。義母のミョンウォンに会ったが相変わらず憎まれ口をたたかれた。ミナは何度もソンヘに殺されかけたのに謝罪もないのかと言って、副会長就任目前にして亡くなった長男ソンチャンの死の真相を暴露した。
長男は保護犬のボランティアに行って亡くなったが、ソンヘが寄付したシャンプーには喘息には致命的な成分が入っていた。吸入器があれば助かったが、その時はどこにもなかった。どこにあったかはソンウンが知っている。最も愛した長男を長女が殺し、それを知りながら次男は黙っていた、自分が作った監獄の中で生きてくださいと告げてミナは出て行った。
ドウの証言とハクテがふたたび持ち帰った証拠の数々によって、ソンへの罪は立証され、会長の解任も決まり、逮捕状も出た。一人、遺書を残して湖に来たソンヘは湖に身を投げた。数日後、湖から身元不明の女性の遺体が発見され、所持品からそれがソンへであると確認された。ソンへの自殺によってスンウクはハンジュグループの会長になり、父ガンシクを名誉会長にしてソンへへの哀悼の意を表し就任関連の行事を中止した。
しかし、ソンへは死んでいなかった。身代わりを使って海外へ逃亡を図ろうとしたところをヨンジュに見つけられ、逃げ出したがヨンジュはソンヘにバッグを投げつけ転ばせ捕まえた。
出所したヨンジュの父親は海鮮食堂二号店をオープンさせた。ヨンジュは父を抱きしめ「もう心配しなくて済みそうね。」と言った。ヨンジュは愛する人の側に居たいと思い、家を引き払いユジュン検事に別れを告げ、アメリカにいるスンウクに会いに行った。そしてアメリカで弁護士の資格を取った。
ヨンジュは韓国料理が恋しいと言ってスンウクと韓国へ一時帰国した。空港ではハクテがヨンジュの好物を手にして二人を待っていた。
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