韓国ドラマ – コッソンビ 二花院の秘密 -あらすじ-9話～10話
韓国ドラマ「コッソンビ 二花院の秘密」のあらすじを、最終回までネタバレありで、全話お届けします。コッソンビ 二花院の秘密は、全18話です。
韓国ドラマ – コッソンビ 二花院の秘密 -概要
「コッソンビ 二花院（イファウォン）の秘密」は、都で科挙を受ける人（ソンビ）の為の下宿「二花院」を営む若き女主人ユン・ダノと、それぞれに秘密を抱えるイケメンコッソンビ3人組が巻き起こす爽やかな青春恋愛物語です。その中に、消えた世継ぎの行方をめぐるミステリーも交えてストーリーを面白く興味深いものにしています。コッソンビとは科挙を受けるイケメンの事です。
主人公のユン・ダノはシン・イェウン。３人のコッソンビは、リョウン、カン・フン、チョン・ゴンジュというイケメン達が演じています。
監督：キム・ジョンミン
脚本：クォン・ウンミ/キム・ジャヒョン
放送年：2023年（韓国）
視聴率：平均％ 最高5％
韓国ドラマ – コッソンビ 二花院の秘密 -あらすじ
両班の娘であるユン・ダノ（通称タノ）は、都で科挙を受けるソンビの為に「二花院（イファウォン）」という宿屋を営んでいた。この宿屋には幽霊がでるという噂があり、なかなか客が来ず、宿泊客はイケメンだがそれぞれになにか秘密を抱えた曲者カン・サン、キム・シヨル、チョン・ユハの３人と十年間も科挙を受け続けているユクホだけだった。そんな時、タノは亡き父の借金のかたにチャン・テファに二花院を引き渡すように告げられた。困ったタノは二花院を守るため、交換条件としてチャン・テファが探している国王の甥イ・ソルを見つける事を申し出た。そして、タノの危険な人探しに下宿人コッソンビ３名も巻き込まれることになる。
韓国ドラマ – コッソンビ 二花院の秘密 -あらすじ-9話
サンは自分はイ・ソルだと告白した。縁側に世子の形見の輪図（ユンド）の蓋を置いたのもサンだった。タノは生きていてくれて良かったと告げた。サンが手から血を流しているのを見て手当てをしてあげた。そして、自分がサンの荷物を盗んで二花院に連れてきたことを謝った。だがサンは、それがなくてもタノが恋しくて会いに来たのだと言った。タノがこれからどうするのだ聞くと、サンは内禁衛（ネグミ）に入って、王を断罪するつもりだと答えた。それは危険すぎると忠告したが、それが自分の生きる理由で世孫である自分の役目なのだと話した。
ユハはファリョンから受け取った父の遺書を見ていた。そこには『イ・ピョンから息子への願い』の書き出しで、ユハが世子の隠し子ギョムだという事が書かれていた。
タノはサンが心配になり清へ逃がそうと船を手配しようとしたが、パニャがそれを見ていてチャン判官に報告した。チャン判官は、パニャが廃世孫イ・ソルを見つければ免賤（めんせん）してやると約束した。
サンは元世子の護衛・翊衛司（イグィサ）だったキム・チウンに番人の事を聞いたが、チウンも知らなかった。サンはタノが自分がソルだと知ったので、番人に狙われないか心配していた。サンも番人が誰なのか知らなかった。
タノはサンに清への船の事を話したが、サンは断った。そんな中、ホンジュが男装して二花院に戻ってきた。タノと羅州（ナジュ）宅は喜んで3人で枕を並べて眠た。
王イ・チャンは、宮廷の拡張のため農繁期に農民を動員した上、費用捻出ために還穀の利息を上げようとしていた。国民が反発したら国に災いをもたらすと大司憲が王に訴えると、王は「『三韓秘記』にもそう書いてあった。そなたも木人会の一員に違いない。」と言って大逆罪の罪を着せた。
チャン判官はユクホを呼び出し、「タノは世孫イ･ソルを見つけた。そして一緒に清に逃げるつもりのようだ。もしそうなればユン家は全員打ち首になる。それをただ見ているつもりなのか？イ・ソルが誰なのかを教えてくれれば君に官職を買い与えよう。」と話した。
サンは内禁衛として宮廷に入り、幼い事の事を思い出していた。サンとユン・グナムが今回新しく内禁衛に配属された。そこで宮中の地図を渡され、1日で覚える様に言われた。宮中で王イ・チャンと出くわし、王は「サンの目が気に入った。昔から知る顔のようだ。」と言った。王はチャン判官から世子の遺品である輪図を受け取った。チャン判官は、二花院のタノがユン・ウォンの葬儀の日にイ・ソルをかくまった礼としてもらったのだと話した。
その頃ユハはファリョンと一緒にいた。ユハは錦零大君（クムリョンテグン）の奴婢（ヌヒ）だったユハが、チョン家へ養子に出された日に父である世子に抱きしめられて「これからは自分で自分を守りなさい」と言われた事を話した。そして、その後少しして謀反が起き、錦零大君の一家は滅びた。奴婢、庶子、世子の隠し子となり、本当の自分はだれなのか解らなくなったと涙を浮かべた。ユハは母が誰なのか教えてほしいと頼んだが「下賤の者だ。」と答え詳しい事は教えてくれなかった。
ユハは左議政シン・ウォノに会い、王座に就くことを決心したと告げ、遺品である髷止めを渡した。するとシン・ウォノは、隠し子のユハでは従う勢力がないため、“イ・ソル”と名乗って王位に就くようにと言った。ユハは「それでは木人会や民をだますことになる。それなら本物のイ・ソルを見つけて欲しい。」と断ったが、ウォノは十数年探してもイ・ソルは見つからず、王の暴政は酷く、今の朝鮮には時間が無いのだと説得した。
大妃（テビ）は温陽行宮（オニャンヘングン）に元内官のノ・ソンギルを呼び出し、番人への資金を運ぶように頼んだ。ソンギルは「世孫が遠からず王位を取り戻しに宮廷にやって来るから待ってみてはどうか。」と話した。そんな2人をパク恵嬪（ヘビン）が送った女官が見ていた。
サンとグナムは富営閣で内禁衛の「新参礼」に出席して大量の酒をのまされていた。その頃ソンギルは資金を番人のアジトに届け、廃世孫の番人が誰なのか聞いたが、「番人同士も誰が誰の番人なのか知らない。確かな事は、番人はいつも主君のそばにいる。」とだけ言われた。「新参礼」が終わり、サンはすっかり酔っ払っていた。そこにシヨルがやって来た。シヨルがおぶって 二花院に連れて帰ろうとしたが、重くて無理だと解り、とりあえず富営閣の部屋で休むことにした。パニャは寝ているサンの靴下を脱がそうとして、足首の赤い斑点を見た。すぐにサンは起き上がり、パニャを追い出した。
左議政シン・ウォノはソンギルに金を渡し、自分の選んだ人物をイ・ソルにするように頼んだ。
ユハはサンに貸していた禁書を取り上げ燃やそうとした時に中を見て、サンが描いた「少年と少女と犬小屋」の絵を見つけた。
左議政シン・ウォノはソンギルに ユハをイ・ソルとして王座につく人物だと紹介した。ソンギルは廃世孫イ・ソルと偽のイ・ソル、そして王座を奪ったイ・チャン。王座は一つだが、その座を望むものは３人。どうしたものかと思っていた。
タノは王に王宮に呼ばれた。王とサン達内禁衛がいる所にタノがやって来た。王イ・チャンはタノに輪図を渡そうとしたが、タノは怯えて輪図を落してしまった。すると王は「そなたがイ・ソルを助けたのだな。」と言ってタノの首をしめた。サンは思わず刀に手がかかった。
韓国ドラマ – コッソンビ 二花院の秘密 -あらすじ-10話
王イ・チャンは、タノの首を絞めた。タノが「怯えている哀れな子供でした。」と言ったので、手を離した。「思いやりこそ仁の始まりだと学んだ。」と言うタノに、王は「強情なところが父親にそっくりだ。」と言った。父ユン・ウォンは自分の師だった。「師の娘を罰する事は出来ない。そなたが見た世の話をしてくれ。それで十分だ。」と土産を持たせて帰らせた。
その頃、ノ・ソンギルは、ユハの持ってきた髷留めが間違いなく亡き世子の持ち物だと認め、世子に隠し子がいたことも、その子が宮廷入りするときに髷留めで身元を証明するということを知っていた。ユハを王孫と認めたうえで、「イ・ソルの名で王座に就くつもりですか？」と尋ねた。 ユハは「暴政を止めるためならやるつもりだ。」と決意を口にし「イ・チャンに殺されるか、私と共に新たな世を開くか心を決めるのだ。」と言った。
そこにファリョンがやってきた。ソンギルは、突然ユハに「母君にそっくりですね。」と言った。そして「母君は世子が大切にしていた人だ。」とファリョンを見た。
ユクホは突然宮廷に呼ばれたタノを心配して話をすることにした。タノは父の葬儀の日の夜、廃世孫イ・ソルを犬小屋に匿った事を話した。だが、王は イ・ソルは誰なのかとは聞かなかった事から、王はタノと家族の命を一瞬で奪えるから気を付ける様に言った。そしてイ・ソルが誰なのか聞いたが、タノは「それは言えない。とにかく今は自分を信じて欲しい。」と告げた。
ユハはファリョンに母が分からない自分にとって唯一の血縁となるイ・ソルを捜したいと言ったが、ファリョンは、「王座を巡る争いが起こりかねないので、イ・ソルと会ってはいけない。」と言った。「名前を貸してくれとでもいうのか？」と言うファリョンに「王座に就いてから彼が現れる方が問題だ。」と言ったが、「本物が現れたら誰が捨てられるとおもうか？」と言われ、「それが怖かったら立ちあがる事は無かった。」と答えた。
夜、サンは二花院にタノが戻っていたのでタノを連れ出した。そして「死ぬより怖いのだ。昔の様に大切な人を失う事が。」とタノを見つめた。タノは「その熱いまなざしと言葉に胸が高鳴る。」と行ってから恥ずかしくなって逃げ出した。
シヨルはサンの部屋で、新入りの課題としてサンが持ち帰った宮廷図を見た。サンがシヨルと宮廷に向かう途中で、チャン判官にサンの友達だと言った「友」が現れ、この前貰った金は使ってしまったので、3日以内に金を用意するように。できなければチャン判官に話すと言って立ち去った。
サンは王イ・チャンの前で武芸演習を披露する事になった。そこでサンは上司の従事官を打ち負かした。すると王はサンと真剣での勝負を挑んだ。サンは王を打ち負かした。王は、これからはサンと訓練をすると言った。サンとグナムは、上司に目を付けられみんなの武器を磨く様に言われた。宿を探しているグナムを先に帰らせ、サンは一人で磨くことにした。そしてそのすきに、王を保護する『侍衛（じえい）日誌』を見て、王に内禁衛の護衛がない空白の時間があることを知った。
パニャは二花院に遊びに来て、タノに王は女好きで毎晩相手が違うようだから、御手付きにならないように気をつけなさいと忠告した。
ユハは木人会の仲間に髷留めを見せた。その後『戊子（つちのえね）の年に真人（しんじん）が現れ、道を成し徳を立て天下太平となる』という貼り紙が街中にに貼られた。チャン判官はついにイ・ソルが動き始めたと思った。
ホンジュは、男装してシヨルと酒幕で二花院の宣伝をしていた。そこへチャン判官が通りかかり、ホンジュを見て一旦足を止めた。
科挙の文科の合格者が張り出された。ユハとユクホが合格しタノたちは大喜びだった。そこにまた王からタノが呼び出された。囲碁の相手に呼ばれたのだった。サンにタノを送らせた後、王はチャン判官に自分がタノに近づけば、イ・ソルが出てくるだろうと言った。
チャン判官の部下、漢城府のチェ・ジョンスは、カネで官職を買って捕まったサンの「友」を見かけた。金の出どころを吐かせ、サンが養子であることを隠す対価として金を貰った事を知った。
キム・チウンは、「巷では貼り紙の“真人”が廃世孫のことだと噂しており、その裏に木人会がいる。」とサンに報告した。サンは木人会を率いている人物を調べるよう指示した。サンは王が何度もタノを呼び出したのに、何も聞かなかった事を不安に思い、大事を起こす日を急ぐことにした。そこで侍衛日誌にあった内禁衛の護衛がつかない空白の時間がねらい目だと考えた。その日は大晦日と6月15日とどちらも祭祀を行う日で、巫俗を信じ込んでいる王が神占（しんせん）に内密に出かける日だった。唯一のお供の内禁衛将（ネグミジャン）キム・ファンを倒せば王イ・チャンに手が届く。
サンが二花院に戻ると酔っ払ったタノがいた。タノはみんなの問題を愚痴り、サンの顔が問題だと言ってキスをした。
そんな中、サンは故郷の「友」から呼び出された。金を持って待ち合わせ場所に行くと、そこには漢城府のジョンスが部下を引き連れ待ち構えていた。「本当の名前は何だ」と聞かれ、「私の名を知ればここに居るみんなが死ぬことになる。」と答えるサンに「お前がイ・ソルだったんだな。」と言って斬りかかった。そこに番人が現れ、あっという間に全員を切り殺した。サンは番人に「顔を見せよ。これは命令だ。」と命じ、黒笠と覆面を取った番人はよく知るシヨルだった。シヨルは「主君に拝謁します。」と膝をついて挨拶をした。サンは驚いた。
韓国ドラマ – コッソンビ 二花院の秘密 – あらすじ – 11話～12話
韓国ドラマ – コッソンビ 二花院の秘密 – あらすじ – 全話一覧
