海外ドラマ- アストリッドとラファエル 文書係の事件録 – あらすじ-7話～8話
海外ドラマ「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」のあらすじ、キャスト、相関図など、最終回までネタバレありで、全話お届けします。アストリッドとラファエル 文書係の事件録 は、フランスでは全9話で放送されましたが日本では10話で放送されます。放送時間の都合なので内容に違いはありません。
アストリッドとラファエル 文書係の事件録 – 概要
パリの犯罪資料局に勤める文書係アストリッドは、犯罪学者や監察医並の知識も兼ね備えているが、自閉症で、子供の頃はみんなにそのことをからかわれ辛い思いをしてきた。性格は論理的で几帳面だ。一方、警視ラファエルは、経験と鋭い直感、抜群の行動力で犯人を追い詰める敏腕刑事。おおらかでおおざっぱな性格だ。「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」は、この正反対の二人がコンビを組み、お互いの違いを理解しながら、友情を深め、次々と事件を解決して行くドラマです。
「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」（原題：Astrid et Raphaëlle）
監督：エルサ･ベネット/イポリット･ダール/フレデリック・ベアト
脚本： アレクサンドル･ド･セガン/ローラン･ブルタン
放送年：2019年 フランス
アストリッドとラファエル 文書係の事件録 – あらすじ
アストリッドは、パリの犯罪資料局で文書係をしている。ある日、警視ラファエルは、ある医師の不可解な死亡事件について犯罪資料局に資料を申請した。すると、その事件の資料に加えて、アストリッドから過去の類似事件の資料の提供を受けた。普通では、まずその関連性には気づかないが、実は同じ犯人による犯行であるということにアストリッドが気が付いたからだった。アストリッドは自閉症だったが、警官だった父親の影響で刑事事件の調書や謎解きに興味があった。それはアストリッドにとっては、示された手がかりを元に解析していくと犯人にたどり着く、パズルのようなものだったからだ。ラファエルは、アストリッドのたぐいまれな才能に気づき、捜査への協力を依頼した。
アストリッドとラファエル 文書係の事件録-あらすじ-7話
パリの地下採掘場跡で、若い男の遺体が、1950年代に死亡した時のままの姿で発見された。遺体には、心臓に刺されたあとがあり、ガブリエル・アンリという認識票がついていた。遺体は、地下採掘場跡の天井から落ちてきたという。天井の上を調べると、家の庭だった。どうやら、刺殺されて埋められていたらしい。
アストリッドは、ガブリエルという名前に見覚えがあった。５０年も前の資料で見たのだが、既に破棄されていた。ガブリエルは、５２年に失踪し捜査されたが、捜査は打ち切られた。
死体からスピリトゥス・フルカネリと書いてある指輪が見つかった。フルカネリは、指輪の錬金術師の名前で、作家でもあり多くの謎を解決した人物だという記事が雑誌「エニグマ」に乗っていた。そこには、ガブリエル・アンリの事も書かれていて、彼は、２０歳で金持ちになり、錬金術で永遠の命をもてる賢者の石を作ったと書いてあった。
警視正はコールド・ケースとして捜査するな。息子に事実を伝えて終わりにするようにと命令した。そして、息子のトマ・アンリを訪ねた。母親は既に死亡していて、母と子はお金に困って苦労したと言う。指輪に見おぼえは無いとの事だった。
ガブリエルが埋まっていた家に当時住んでいたのは、ガブリエルのいとこだった。すぐにガブリエルのいとこラロシュのいる施設を訪ねた。ラロシュは、結束バンドで縛られ暴行を受け殺されていた。ラロシュの日記が３ぺージ分なくなっていた。
ラファエルは、フルカネリの記事を書いたアタナシウスを訪ねた。 アタナシウスは、51年に錬金術について調べたいとガブリエルが父を訪ねて来た。謎を解く手助けをしたが、その謎がとけて金持ちになったのだろうと言った。
ガブリエルといとこのラロシュは、仲が良かった。一緒に地下鉄の拡張工事の現場で仕事をしていた。ある日、誤って古い家の地下室に穴をあけてしまったが、そこには金塊３つと指輪があった。ラロシュは金塊２つ、ガブリエルは、金塊１つと指輪を取った。
アストリッドは ラファエルの誕生パーティに行った。誕生プレゼントは必死で考えて指ぬきにした。ただ、パーティの喧騒に耐えられず、 アストリッドは早々に店を出た。ラファエルが追いかけて来た。実はその日は アストリッドも誕生日だった。アリトリッドは父親に「パズルの新旧」（ホフマン）の初版本をプレゼントされた３０歳の誕生日の事を思い出していた。そして家に帰って、ガブリエルが持っていた指輪のパズル（謎）を解くことに熱中した。
二コラの調べでは、ガブリエルには年の離れたカトリーヌ・ルベールと言う妹がいた。トマの叔母にあたる。施設でラロシュの部屋に案内してくれた介護士だ。
アルフレッドが指輪の鑑定を頼みに行った帰り、カバンを奪われた。カバンは発見されたが、指輪はなくなっていた。鑑定の結果、指輪は鍵だった。彫られていた記号が宝の場所を示していた。指輪の事を知っているのはトマ。そして、指輪を盗んだのはカトリーヌだ。亡くなったラロシュの日記の部分には、記号の解読方法が書いてあったのだろう。
アルフレッドとラファエルはルネッサンス美術館に向かった。カトリーヌが先に来ていた。そこで、カトリーヌは逮捕された。
カトリーヌは、ラロシュが兄を殺したと思い、老人ホームに入り込み自白させた。でも殺すつもりはなかった。甥から指輪の事を聞いて、取り戻そうと思ったと供述した。
アルフレッドは、フルカネリの宝を発見した。それは、リンの作り方の数式が書かれた紙切れだった。１６世紀には貴重なものだっただろうが、今は何の価値もない物だった。
ラファエルはアストリッドが誕生日のプレゼントに指ぬきをくれた理由を訪ねた。アストリッドは、針を使うとき、指ぬきをすれば怪我しない、あなたは私の指ぬきだからと答えた。ラファエルは嬉しくなって、アストリッドに「友情」という本を贈った。
アストリッドとラファエル 文書係の事件録-あらすじ-8話
バスの中で電子タバコを吸っていた男が突然死亡した。タバコに炭疽菌が仕込まれていたためだった。被害者はIDもなく指紋照合するも該当者は居なかった。
被害者の壊れた携帯データを復元すると、動物処理場の動画が出てきた。動物処理場の人は被害者はヴィクトル・オータンだと言ったが、偽名だった。
動画がネットに上がり、被害者はEDSという過激なエコテロリストのグループと繋がっていることが判明した。このグループのリーダーはカッサンドル・サンジェルマンという元天体物理学者だが、EDSが関わった３年前の工場の放火テロで服役中だった。ラファエルは、カッサンドルに面会に行った、彼女は話をはぐらかして答えてはくれなかった。また、テロ関係の資料の一部は、機密倉庫にあり、ラファエルたちには見る権限がなかった。
アストリッドは、３年前の工場の放火テロの資料から、行方不明になっているマキシム・ベルモンという人物がいる事を見つけた。バスの乗車カードを調べ、住所を突き止めた。訪ねて行くと、義理の妹が出てきた。マキシムは姉の夫で、バスで死んだ人物はマキシムに間違いないと言った。姉とは絶縁状態で、甥のマルタンを引き取り、マキシムと一緒に暮らしていた。とても良い父親だったと話した。また、マキシムはコスタリカ行きの航空券を手配していた。
ラファエルはマキシム・ ベルモンの写真をアルチュールから受けとった。バスで亡くなった男はマキシム・ベルモンではなかった。
ラファエルは、申請書を持って犯罪資料室に行ったが、昨晩はあった資料がなくなっていた。どうやら機密倉庫に移されてしまったようだ。そこは内務省の管轄だ。内務省からダフネ・シモニがやってきて、捜査を引き継ぐと言ったが、アストリッドは捜査を止めなかった。
火事の１か月前に雇われたルイ・ヴァルメラスは、遺体の一部と結婚指輪が発見されていた。ルイは死亡し、マキシムは行方不明という事になっていたが、バスで殺された男がルイだった。ルイはマキシムの名前を使って暮らしていたのだった。
ラファエルは再びカッサンドルに面会に行った。ルイは、潜入捜査官でEDSに潜入していた。だが、カッサンドラと愛し合う様になり、一緒に暮らすために潜入捜査官ルイは火事で死んだ事にして、マキシムの名前を借りたのだった。だが、ルイと言う名前も潜入の為の偽名だった。
カッサンドルは、ラファエルを人質に取って脱獄を試みたが、撃たれて死んでしまった。ラファエルは、警視正に銃と警察手帳をとられ停職処分になった。
ラファエルは、重要人物と思われる人の所に押し掛け、「パパ」と言って何かを頼んだ。そして、機密倉庫を開けてもらった。資料から、ルイの本名が解った。潜入捜査班の班長はダフネ・シモニで、ルイの本名はポール・シモニ。ダフネの夫だった。
ダフネは３日前に動物処理場で目撃されていて、そこで電子タバコをすり替えたようだ。ラファエルは銃と警察手帳を返してもらい、ダフネは逮捕された。
ダフネはポールを愛していた。別の潜入捜査官からポールが生きている事を知った。子供が欲しかったのに、ポールから子供はいらないと言われていた、なのに、ポールがテロの犯人カッサンドルとの子供を抱いていたのを見て、逆上してポールを殺した事を供述した。
アストリッドは、これまで、自分の部屋は聖域だと言って誰も入れなかったが、ラファエルをお茶に誘った。二人の距離が確実に近づいてきていた。
海外ドラマ – アストリッドとラファエル 文書係の事件録 – あらすじ-9話(最終回）
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