海外ドラマ- アストリッドとラファエル2 文書係の事件録 -あらすじ-7話～8話（最終回）
海外ドラマ「アストリッドとラファエル2 文書係の事件録」のあらすじ、キャスト、相関図など、最終回までネタバレありで、全話お届けします。アストリッドとラファエル2 文書係の事件録は、全8話です。
-アストリッドとラファエル2 文書係の事件録-概要
パリの犯罪資料局に勤める文書係アストリッドは、犯罪学者や監察医並の知識も兼ね備えているが、自閉症で、子供の頃はみんなにそのことをからかわれ辛い思いをしてきた。性格は論理的で几帳面だ。一方、警視ラファエルは、経験と鋭い直感、抜群の行動力で犯人を追い詰める敏腕刑事。おおらかでおおざっぱな性格だ。「アストリッドとラファエル2 文書係の事件録」は、この正反対の二人がコンビを組み、お互いの違いを理解しながら、友情を深め、次々と事件を解決して行くドラマです。
「アストリッドとラファエル2 文書係の事件録」（原題：Astrid et Raphaëlle）
監督：エルサ･ベネット/イポリット･ダール/フレデリック・ベアト
脚本： アレクサンドル･ド･セガン/ローラン･ブルタン
放送年：2021年 フランス
アストリッドとラファエル 文書係の事件録-あらすじ
パリの犯罪資料局で文書係をしているアストリッドと警視庁の警視ラファエルは捜査を通じて友人になりました。シーズン2では、悪魔の儀式のような殺人や、日本のヤクザ、宇宙人による誘拐疑惑など、シーズン1よりも一筋縄ではいかない難解な事件が待ち受けています。また、二人に恋の予感が・・
アストリッドとラファエル2 文書係の事件録-あらすじ-7話
古代ギリシャの神ヘルメスの教えを記録した「ヘルメス文書」の原本が未発見だった５巻も一緒に競売にかけられた。そのさなかに競売商ジャン・ルグラスが幻覚に襲われ、亡くなった。ジャン・ルグラスの腕に注射の痕があったので、毒殺されたことが解った。遺体のポケットには「愚者」のタロットカードが入っていた。
その騒ぎの中、「ヘルメス文書」が偽物とすり替えられていた。犯人は本を手に入れる為にルグラスを殺したのだろう。
18年前にルグラスはベルジェ教授とイラクに行き、未発見だったヘルメス文書の5巻を見つけ出したが、その一週間後に火事になり、その際に盗まれていた。そこには、タロットカードが残されていることから、2つの事件の犯人は同じではないかと思われた。
ラファエルが、18年前の発掘調査の出資者で、競売前の懇親会にも出席していたエルレット男爵を訪ねて行った。エルレット男爵は、18年前の火事で負傷し、車椅子を使用していた。男爵は、タロットカードは文書を守る古代の秘密結社〈薔薇十字の会〉からのメッセージだと言った。そして、ヘルメス文書は暗号で書かれていて、その暗号を解いた人はまだ誰もいないのだと話した。
復元したルグラスのパソコンのデータに、ヘルメス文書の原本のコピーが入っていた。本物は、いくつかの文字が強調して書かれていたが、偽物は強調されている文字が違っていた。アストリッドは強調された文字から、偽物の本を作った人物を見つけ出すことにした。
ルグラスはベルジェ教授に「明日になったら動くぞ。」というメールを送っていた。ラファエルたちが教授を訪ねると、タロットカードの「吊された男」の絵のような形で殺されていた。教授の部屋に、競売の会場にいたクレオの写真があったのでクレオが教授の娘だという事が解った。早速クレオに話を聞いてみると、教授は18年前のヘルメス文書を見つけてから、人が変わってしまい、研究のために家族を捨てたのだと話した。
殺されたベルジュ教授の家に車椅子の跡が付いていた。また、隣の家の人が事件当日エルレット男爵が訪ねてきていたことを証言した。エルレット男爵は、美術品盗難の前科があるイヴァナと一緒にベルジュ教授を訪ねていた。取り調べでエルレット男爵は、ルグランとベルジェ教授を監視していたが、殺してはいないと主張した。そして、ルグランを毒殺した犯人はベルジェ教授だと言い、イヴァナがベルジェ教授が持っていたという注射器を見せた。事件当日ベルジェ教授の家を訪ねたのは、教授を脅して競売会場から盗んだヘルメス文書を取り戻すためだったと話した。
偽のヘルメス文書を調べていたアストリッドは、テオに言われて強調された文字の連なりが星座を表していることに気付いた。偽物のヘルメス文書には、文書が書かれた当時には存在しなかった星座「ちょうこくしつ座」が示されいたことから、偽造した人物がは彫刻家のアスリという事が解った。アスリは刑務所に入っていた。 アスリは、2002年にベルジェ教授に頼まれて文書を偽造したと話した。
注射器からベルジェ教授の指紋が検出された。本物のヘルメス文書も自宅から見つかり、ベルジェ教授がルグラスを殺して本物のヘルメス文書を盗んだ事が判明した。18年前、彼は自分の論文の裏付けのために、アスリに偽物のヘルメス文書を作らせ、自分が発見したと嘘をつき、偽物であることがバレないように、一週間後に火事を起こしてヘルメス文書を盗んだのだった。
しかしその後、ルグラスが本物の文書を発見した。ルグラスはベルジェ教授の嘘に気付き、競売後の会見で暴露するとベルジェ教授を脅した。追い詰められたベルジェ教授は競売会場でルグラスを殺し、18年前と同じようにタロットカードを置き、「薔薇十字の会」のしわざに見せ、自分が ヘルメス文書をすり替えた。
ベルジェ教授の死は他殺ではなく自殺だったことが解った。娘のクレオが、父が残した18年前の伝説を守ろうと、タロットカードを残して殺人事件に見える様に仕組んだのだった。
ラファエルは兄を見捨てた父を許せなかったが、クレオやアストリッドの言葉を聞いて態度を改め、父と和解しようと思い始めた。そしてアストリッドが大切な存在だという事を伝えるために、コンパスをプレゼントした。
アストリッドとラファエル2 文書係の事件録-あらすじ-8話（最終回）
銃を持った女が犯罪資料局で人質を取り立てこもった。犯人はアルコール依存症者を助けるグループ、アルコホーリクス・アノニマス（ＡＡ）で助言を受けていた後見人イクセットを殺した罪で服役中のマリッサ・マルトゥノだった。マリッサは、自分は無罪であることを証明しようと刑務所から逃亡したのだった。その場に居合わせたアストリッドとラファエルはマリッサに協力したことを疑われて勾留され、国家警察監察総監（IGPN）の取り調べを受けることになった。
その日、アストリッドが犯罪資料局の外でマリッサに声をかけられ、話を聞くと冤罪だという。アストリッドは彼女に興味を持ち、ラファエルに会わせた。2人はマリッサの冤罪を証明するために、彼女を連れて秘密の入り口から資料局に忍び込み、当時の資料を調べてい時に、資料局の職員に見つかってしまった。焦ったマリッサが、銃を取り出して人質を取って立てこもったのだった。
マリッサは殺害現場へは行ったが、イクセットは既に死んでいた。マリッサは動揺して、禁酒していたにも関わらず酒をしこたま飲んでしまった。警察はマリッサがイクセットに酒を飲んだ事を告発され親権を失うことを恐れてイクセットを殺したのだと決めつけた。それを証明するかのように、マリッサの靴底から殺害現場と同じシリカと炭酸ナトリウムが検出された。
アストリッドは、マリッサの靴底についていたシリカと炭酸ナトリウムは、犯人がイクセットを殺した後にマリッサが現場に行って着いたものではないかと思った。また、事件当日イクセットが主催したアルコール依存症の会がガラス工場の跡地で行われていたことから、犯人はアルコール依存症の会の出席者の誰かではないかと推測した。
人質を取り立てこもったマリッサの所に介入部隊が突入し人質は解放されたが、マリッサは逃げてしまった。ラファエルはマリッサの本当の目的は、無罪の証明ではなく、ほかにあったのではと考え始めていた。アストリッドは、マリッサが2年前に息子を亡くしていることを知り、テツオに電話をかけて資料を取りに行って欲しいとたのんだ。
アストリッドとラファエルはマリッサの本当の目的は、2年前に息子を殺したひき逃げ犯を捜し出すことだという事にたどり着いた。
マリッサの後見人だったイクセットは、アルコール依存症の会でアンドレ・ムーグが酔って子供をひき殺してしまった事故の事を話すのを聞いて、ムーグがマリッサの息子をひき逃げした犯人だという事に気が付いた。そして、マリッサに電話して彼女を呼び出した。しかしイクセットは、マリッサが到着する前にムーグに殺害されてしまった。
ラファエルたちがムーグを探し駆け付けると、既にマリッサがいて、ムーグに銃を突き付け、屋上から飛び降りるよう脅していた。ラファエルはマリッサを説得しようとしたが、ムーグがマリッサの銃を奪おうとして揉み合いになり、弾がラファエルにあたってしまった。
ラファエルの怪我は軽傷だったが、フォレスト検事がラファエルを責め立てるのを見て、ニコラはフォレスト検事を殴り飛ばした。
マリッサは無罪となり、釈放された。ラファエルの嫌疑も晴れ、ニコラが検事を殴った事もなかった事になった。
ラファエルは退院して、無事職場復帰したが、アストリッドの越権行為が検事局の調査で問題となり、今後アストリッドを捜査に参加させることは出来なくなってしまった。
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