韓国ドラマ – 御史（オサ）とジョイ -あらすじ-1話～2話
韓国ドラマ「御史（オサ）とジョイ」のあらすじを、最終回までネタバレありで、全話お届けします。御史（オサ）とジョイは、全16話です。
韓国ドラマ – 御史（オサ）とジョイ -概要
「御史（オサ）とジョイ」は、美食家の暗行御史（アメンオサ）とバツイチのジョイが悪事を暴き成敗する姿をコミカルに描いているラブコメディ。主役のイオンを演じるのは日本でも人気のある２PMのテギョン。テギョンは俳優として演技力にも定評があり、ドラマ『ドリームハイ』『ヴィンチェンツォ』、映画『時間回廊の殺人』など数々の作品に出演し幅広い役をこなしているが、「御史（オサ）とジョイ」ではコメディのセンスが発揮されている。「偶然見つけた春」のキム・ヘユンが古い慣習を打ち破る斬新なヒロインに扮し軽妙な掛け合いを見せている。
演出：ユ・ジョンソン
脚本：イ・ジェユン
放送年：2021年 tvN 全16話（韓国）
最高視聴率：6％
韓国ドラマ – 御史（オサ）とジョイ -あらすじ
出世欲もなく、食べる事が大好きな美食家のラ・イオンは、科挙に主席で合格し、役職に付き、適当に仕事をこなしていたが、突然、地方の不正を取り締まる王の密使「暗行御史（アメンオサ）」に任命されてしまう。しかたなく従者のユクチルとクパルを連れて派遣先に向かうが、そこで不審な２件の事故死を目の当たりにする。持ち前の正義感から事件を捜査するが、その過程で、マザコン夫と口うるさい義母との生活に疲れ果て、自らの自由と幸せを求め離婚しようとしているキム・ジョイと出会う。不審な事故死の1人がジョイの親友だった事から二人で力を合わせて事件の謎と不正を暴こうとするが、次第にその事件の裏に潜んでいる、とてつもない陰謀の真相に近づいていくことになる。
韓国ドラマ – 御史（オサ）とジョイ -あらすじ-1話
弘文館の官僚として働くラ・イオンは、出勤時間も忘れお弁当作りに夢中になっていた。クパルとユクチルに登庁の時間だと言われ慌てて向かい閉じようとしている門に滑り込んだ。午前中の仕事は居眠りをしてお昼の時間になると目が覚め、豪華なお弁当だとわかってる先輩達はお弁当を食べさせてもらおうと集まってきたが、イオンはお弁当の代わりに食材を提供するように言った。
食事の時、仲間は派遣された「暗行御使（アメンオサ）」が次々に死んでいくことから、「暗行御使」に選ばれると「人生が終わる。」と話していたが、自分には関係ない事だと思っていた。
その頃、王様達は、亡くなった暗行御使の代わりに新しい暗行御使を派遣する為の抽選をしていた。
チュンチョン（忠清左道）のケファ村では、キム・ジョイが夫ノ・チュハンへの離婚を求めていた。21歳で顔も知らないギャンブル好きなマザコン男チュハンと無理に結婚させられ義母のパッスンは家事を何もせず寝ながら文句ばかりで、今からでも自由に行きたいと主張すると、パッスンが現れ、自分は嫁を大事にして来たと訴えた。ジョイは夫が賭博に狂い借金を作ったと訴えたが、それには証拠となる証人を連れて来るようにと言われ途方にくれた。
その夜、イオンは世子（セジャ）が襲われている夢を見て飛び起きた。そこに忠清左道（チュンチョン）の暗行御史に任命するっという王命が届いた。しかたなくイオンは美食探訪のつもりでクパルとユクチルを連れて忠清左道に向かった。
ジョイは居酒屋の主人ポリを訪ね、夫の賭博狂いの証人になってくれるように頼んだ。ポリは赤ん坊の産着を縫っていて、妊娠していることを話した。ポリの相手は中央政府から派遣された地方長官の郡守（クンス）チャン・ギワンだった。
証言の日ポリは現れず、頭に来たジョイは彼女の居酒屋に駆け込んだ。丁度その時、イオンが有名な「チャグリ」を食べる為にポリの居酒屋に到着した。おいしいチャグリが食べられると喜んだが、店は閉まっていた。そのイオン達を見たジョイはイオン達に八つ当たりをして追い出した。
その後、ジョイはポリを探し回った。イオン達も後を追った。町では女性の水死体が上がったと騒動になっていて、近付くとポリだった。ポリは正式な葬儀も行われることなく、火葬されることになり、ジョイが抗議したが相手にされなかった。イオンは面倒なことに関わるつもりがなかったが、ジョイが「子供まで身ごもっていたのに。」とつぶやいたのを聞いて、ポリの死が事故死ではないと感じた。
そこに、行方不明になっていた前の暗行御史パク・ムギョンの水死体が発見され郡守は慌てて走り出した。川辺で御史（オサ）の遺体を見た郡守は「船と一緒に沈めて片付けたのに。」とつぶやき、ふとポリに預けた帳簿を思い出した。遺体を運ぶ時に御史の札を見たイオンは、真剣な顔になって役所へ向かった。
韓国ドラマ – 御史（オサ）とジョイ -あらすじ-2話
遺体を運ぶ時に御史の札を見たイオンは、行方が分からなくなった暗行御史だと気がついた。イオンは、更なる情報を得るため事件が起きた地域を管理する郡守のサットに近づくためにユクチルを高官の親戚で漢城府の役人のふりをさせ、自分は下男のパンドゥギということにして泥棒にあったと嘘を付いて役所を訪ねた。
一方、ジョイは、ポリの遺品を整理するためポリの家を訪れ、ポリとの思い出に涙した。そのころ領議政のパク・スンは、山の中で銀を分離させる実験をしていた。パク・スンの庶子で窃盗団の親玉をしているパク・テソは、ボリから帳簿の在りかを聞き出そうとして殺してしまい手に入れられなかった手下をレンガで殴りつけていた。
イオンはチャン・ギワンの様子から、死んだ暗行御史と関係があると睨み、証拠を探しにポリの家に行った。そこでは、ジョイがポリの遺品を燃やしていた。ジョイは昨日会った変な人達だと思い追い出そうとした。イオン達は自分達は両班（ヤンバン）だと主張したが、ジョイは信じず、本当ならば科挙に合格した時の課題を言ってみろと聞いた。すると、使用人の格好をしたイオンがスラスラと答えた。やっと信じたジョイは、イオン達に協力する事の引き換えに、離婚をするために必要な訴訟状の作成をたのんだ。
ジョイはポリは今日離婚の裁判で証言をしてくれる約束をしていたのに川辺で足を滑らせて死ぬなんてと嘆いたが、それを聞いたイオンは明らかにおかしいと思い、ジョイに遺品はあるかと聞いた。ジョイが燃やしたと言うので証拠が消えてしまったではないかとむかついたが、気を取り直し、ユクチルに前任の暗行御史の足取りを調べるよう指示しクパルに駅站（公務のために馬や兵を提供する機関）に行くよう告げた。そして、「この件が解決したら美食探訪をするぞ！。」と言った。
ジョイがイオン達に自分が書いた離婚訴訟文を見せると、そこに義母パッスンが現れ、ジョイの耳を引っ張って家に連れ戻した。ジョイは家で燃やさなかったポリの遺品の帳簿を確認してみた。すると、帳簿には郡守の印が押されていた。ジョイは字が読めなかったが、それが官庁に関係の有るものだという事はなんとなくわかった。
ジョイは夜遅く郡守のところへ行ってポリの遺品から郡守の物を見つけたと言った。すると帳簿だとは言っていないのに「帳簿は今どこにある？」と聞いてきた。ジョイは内容はしらないが、郡守の大事なものに違い無いと確信し、自分の離婚を認めてくれたらそれを渡すと提案し、約束をとりつけた。
その頃、暗行御史の遺体を燃やそうとしていた役人を止め、イオンは自分の御史札を見せ「これからは俺が処理する。」と命じていた。
翌日の公判でジョイは郡守チャン・ギワンが約束通りに判決を下し、判決文に印が押されるという時に、役所の扉が開いて「暗行御史のお出ましだ。」と一気に兵が押し寄せてきた。ジョイ達はその場にひれ伏した。その御史はイオンだった。
郡守はイオンの顔を見て驚いたが、屋根の上から狙われている事に気付き汚職を働き悪政を敷いたのは自分だと自白した。そして、自分は狙われているから、早くハニャンに移送して欲しいと頼んだ。
イオンは、「今知りたいのは汚職や悪政ではなく殺人に関してだ。」と告げ、前御史はケファ村の税殻と兵糧を調べていて行方不明になった。その御史の遺体を見つけたのに遺棄を命じたのは何故だと聞いた。そしてサットが答える前に、汚職が暴かれるのを恐れて殺害し証拠を消すために漕運船を沈めたが遺体が海岸に上がったから遺棄を命じたのだろうと断定した。チャン・ギワンは殺人はしていないと主張したが、イオンは郡守を投獄せよと命じた。
ジョイは、捺印さえされれば離婚が成立するにも拘わらず、その場にあったすべての書類を証拠品として回収するといわれ、思わず立ち上がった。暗行御使の声に聞きおぼえがあと思い顔をあげ、顔を確認するとイオンだったので驚いた。ジョイがあっけに取られていると、義母のパッスンがこの離縁届は無効だと判決文を奪って破いてしまった。ジョイががっかりしていると、イオンが「遅すぎていなければいいんだが。」といってジョイが文章を直してほしいとユクチルに出した訴状と、忘れずに書いておいた判決文に印を押した。ジョイはチュハンから“ナビ”（朝鮮時代の庶民の離婚の証）を受け取り、喜んだ。
韓国ドラマ – 御史（オサ）とジョイ – あらすじ – 3話～4話
韓国ドラマ – 御史（オサ）とジョイ – あらすじ – 全話一覧
