韓国ドラマ – 医師ヨハン -あらすじ-5話～6話
韓国ドラマ「医師ヨハン」のあらすじを、最終回までネタバレありで、全話お届けします。医師ヨハンは、全16話です。
韓国ドラマ – 医師ヨハン -概要
医師ヨハンの原作は、現役の医師でもある久坂部羊の「神の手」。日本では椎名桔平主演でドラマ化されている。韓国ドラマでは初めて ペインクリニック科を舞台にしたメディカルニューマンドラマ。 主演の確固たる信念で患者の為に尽くす医師ヨハンを演じるのは、人気実力派俳優チソン。ニューハート以来、12年ぶりの医療ドラマ出演となった。ヨハンの指導の下で成長していくレジデントのシヨンをイ・セヨンが演じている。セヨンはヨハンを師として尊敬しているが、次第に惹かれてゆく。イ・ギュヒョンのヨハンを敵視する検事ソッキの熱演も見ものだ。多様な人間模様が描かれ、尊厳死についても考えさせられる。
演出：チョ・スウォン、キム・ヨンファン
脚本：キム・ジウン
放送年：2019年（韓国）SBS
視聴率：平均7.7％ 最高11.7％
韓国ドラマ – 医師ヨハン -あらすじ
レジデントのシヨンは、目の前で事故にあった父をを救う事が出来ず、自信がなくなり医師の道を諦めたが、知人の頼みで刑務所で矯正医官としてアルバイトをすることになった。そこで、急患の対応を迫られ、判断に戸惑っていたところヨハンという受刑者に助けられた。彼は、患者の病状を即座に把握できる天才医師だったが、末期癌患者を安楽死させ、殺人罪で服役していた。患者を救ったシヨンは、再び医師になる事を決意した。その後、父が理事長を務めるハンセ病院でペインクリニック科で最年少で教授となったヨハンと再会した。シヨンはヨハンの指導の元、成長していったが、安楽死事件でヨハンを起訴した検事のソッキが、ヨハンを危険な医師として監視していた。
韓国ドラマ – 医師ヨハン-あらすじ-5話
三年前、シヨンは父カン・イスと登山に行った。山登りの途中でロックが外れ父が転落してしまった。シヨンは慌てて山をおり、父を見つけたが、ひどい怪我をして苦しんでいた。スマホで助けを求めたが電波が悪く繋がったのか分からなかったが、トランシーバーから捜索中だという声が聞こえてきたので、救助を待っていた。しかし、いつまでたっても救助は来ず、ラジオで悪天候のため捜索は打ち切られた事を知った。
激痛の中、父とシヨンは冷静に診断を行った。シヨンが開放骨折、骨盤骨折、大量出血に低体温症、その場合のVASは10だと父に告げると、父は人間の感じる苦痛が一番大きいのは治るという希望がない時だと言った。そしてシヨンに止血している手をどけるように言った。シヨンは泣きながら首を振ったが「殺すわけじゃない、楽になるんだ、頼む。」と言われ手をはなした。
二人は奇跡的に助けられたが、父はそれからずっと植物状態だった。その父の容体が急変し、必死で心臓マッサージをする母テジョンにシヨンは父が苦しんでいるから止めるように頼んだ。しかし、脳死ではないので希望を持ってきた妹のミレは、何で止めるんだと怒り自分で心臓マッサージをした。すると、父の心拍が戻ってきた。ミレは、シヨンの頬を叩き「二度も殺すつもり？自分が楽になりたいだけでしょ。お父さんは絶対に死なせない。」と言った。母は、回復の見込みはないとつぶやいた。
ミョンオ弁護士は、テギョンにカン・イス理事長は脳死とは言えない状態なので、呼吸器を外すと法律上、延命医療の中断ではなく尊厳死となってしまうと伝えた。そして友人のヨハンに、もしハンセ病院で理事長の尊厳死が行われたら、ヨハンを刑務所に送り込んだソッキ検事が、見逃すはずはないから関わらないようにと忠告した。
ヨハンは二人の子供を殺した凶悪犯を安楽死させた時、すごく怖かった事を思い出したが、シヨンは父親なので、もっと怖いだろうと思った。そんな時、シヨンが父と最後に食事をした店を探していたので、一緒に探して見つけてあげた。そして一緒に食事をして、もし自分がシヨンだったら、遠くへ逃げて戻ってこないと思うが、シヨンは戻って来たので偉いと言って褒めた。
格闘家のチュ・ヒョンウを救った事が記事になり、ヒョンウがヨハンを名医だと話したのでペインクリニック科にたくさんの患者が訪れていた。
腕に大怪我を負っても、全く痛くないという少年イ・ギソクがやって来た。ヨハンは1000万人に1人しかいないCIPA（先天性無痛無汗症）だと告げ、確認のための検査を指示した。ギソクと同時に少し触っただけでも痛みを感じるCRPS（複合性局所疼痛症候群）の患者チェ・スンウォンがやって来て、シヨン姉妹が担当になった。
ギソクのCIPAの検査が始まった。ギソクは「僕は、痛みを感じないから病気が悪化してもわかない、だから時限爆弾を抱えているようなものだって前に医者に言われんだ。それに、汗が出ないから走れないし、トイレが気になってなにも楽しめない。こんな人生はいらないよ。」とヨハンに言った。
一方、CRPSの患者チェ・スンウォンは血液検査のための注射も怖がり、検査をしても原因がわからなかったら殺して欲しいと言った。そして、自分が毎日書いていた疼痛日記を渡した。
ヨハンは、自分が子供だった時、父親が急に血を吐いて倒れた事を思い出していた。
シヨンはソッキ検事に医師は患者の命を助けると同時に奪うこともできると話しかけられた。そしてヨハンが3年前と同じ事をしたら止められるか？と尋ねられた。その様子をヨハンが見て検事に電話をして、シヨンから離れる様に言った。
韓国ドラマ – 医師ヨハン-あらすじ-6話
ヨハンはソッキ検事に、何が目的なのかと聞くと「医者を辞めろとは言わないが、僕の望みは君が何もしない事だ。」と言った。帰ろうとするソッキを呼び止め、ヨハンは「患者にとって大事なのは命を救える医師かどうかで、それは患者に判断してもらう事だ。」と言った。
ソッキは看護師のウンジョンに会いに行った。ウンジョンは、ヨハンを雇ったのはテギョンだと教えた。ソッキは、植物人間のテギョンの夫の為にヨハンは雇われたのかもしれないと思った。
シヨンはヨハンに「もう一度3年前と同じ状況になったらまた同じことをしますか？」と聞いた。ヨハンは「もうしないと答えたら3年前の事は衝動的に起こしたことになってしまうし、それでは自分に信念がない事になる。」と答えた。
ヨハンがテレビの取材で無痛症について説明していた時にギソクの病状に変化が現れた。ギソクが氷水に手を入れていた時、今まで感じた事がない手の痺れを感じたのだ。初めて感じた感覚に笑っていたが、次第に全身に痛みが広がり、痛いと騒ぎ始めた。シヨンは足を切断した患者が、痛むはずのない足を痛がることを思い出し、ヨハンは脳の検査をすることを支持した。
一方、シヨンはCRPSの患者スンウォンの疼痛日記を読んでいた。検査結果から患者はヘルニアだと分かったが、1年前から痛みを感じ出した頃、娘が水疱瘡で学校を休んでいたと書いてあったので、帯状疱疹を疑い検査した。検査の結果、スンウォンは発疹のない帯状疱疹だという事が解り、治療に入った。
ヨハンは、ギソクの検査結果を見て異常はないとつぶやいた。するとシヨンが、無痛症なのに痛みを感じるのは、脳が自発的に刺激の信号を作り出しているのではないかと伝えた。それにヒントをもらったヨハンは、シヨンの頭を撫でた。
ヨハンはギソクに手術を勧めたが、ギソクは「どうせ20歳まで生きられないなら、お母さんの手の温もりや、季節の風を感じながら生きたいから手術は受けない。」と言った。ヨハンは「それは自分が作った偽物の感覚だ。」と言って、同じCIPA（先天性無痛無汗症）の患者の診療記録を見せて説得し、ギソクは手術を受ける事に同意した。
ヨハンはギソクの手術の助手にシヨンを指名し無事に手術を終えた。そしてその後、スタッフ達と飲みに行った。ミレが遅れてきて、安楽死をさせたヨハンに絡んだ。
ヨハンは病院に戻り、ギソクに自分の連絡先を教えた。その頃、シヨンはヨハンがギソクに見せていたレントゲン写真がヨハンの物だった事が解り、ヨハンもギソクと同じCIPA先天性無痛無汗症）なのだと知った。
