韓国ドラマ – 医師ヨハン -あらすじ-15話～16話（最終回）
韓国ドラマ「医師ヨハン」のあらすじを、最終回までネタバレありで、全話お届けします。医師ヨハンは、全16話です。
韓国ドラマ – 医師ヨハン -概要
医師ヨハンの原作は、現役の医師でもある久坂部羊の「神の手」。日本では椎名桔平主演でドラマ化されている。韓国ドラマでは初めて ペインクリニック科を舞台にしたメディカルニューマンドラマ。 主演の確固たる信念で患者の為に尽くす医師ヨハンを演じるのは、人気実力派俳優チソン。ニューハート以来、12年ぶりの医療ドラマ出演となった。ヨハンの指導の下で成長していくレジデントのシヨンをイ・セヨンが演じている。セヨンはヨハンを師として尊敬しているが、次第に惹かれてゆく。イ・ギュヒョンのヨハンを敵視する検事ソッキの熱演も見ものだ。多様な人間模様が描かれ、尊厳死についても考えさせられる。
演出：チョ・スウォン、キム・ヨンファン
脚本：キム・ジウン
放送年：2019年（韓国）SBS
視聴率：平均7.7％ 最高11.7％
韓国ドラマ – 医師ヨハン -あらすじ
レジデントのシヨンは、目の前で事故にあった父をを救う事が出来ず、自信がなくなり医師の道を諦めたが、知人の頼みで刑務所で矯正医官としてアルバイトをすることになった。そこで、急患の対応を迫られ、判断に戸惑っていたところヨハンという受刑者に助けられた。彼は、患者の病状を即座に把握できる天才医師だったが、末期癌患者を安楽死させ、殺人罪で服役していた。患者を救ったシヨンは、再び医師になる事を決意した。その後、父が理事長を務めるハンセ病院でペインクリニック科で最年少で教授となったヨハンと再会した。シヨンはヨハンの指導の元、成長していったが、安楽死事件でヨハンを起訴した検事のソッキが、ヨハンを危険な医師として監視していた。
韓国ドラマ – 医師ヨハン-あらすじ-15話
ヨハンの努力もむなしく、ギソクは亡くなってしまった。ヨハンは、自分も結局はこれから悪化し死んでいく、未来のない病気だから人生を棒にふるなとシヨンに告げた。
保健福祉部の元大臣イ・ウォンギルが死亡した件でソッキは会見を開き、ウォンギルの死は不法薬物によるもので安楽死の合法化を進めていたことが疑われ、関係していた二人を指名手配していると発表した。ニュースを見ていた院長はチンムリジョンドゥも関与していたのかと驚き、元大臣と親しかったテギョンに何も知らなかったのかと問いただした。
突然、車の中で激痛に襲われたソッキは、事故を起こし、ハンセ病院に行ってほしいと頼みヨハンの所へ運ばれた。ソッキの痛みを和らげる処置を施したヨハンは廊下でウンジョンに会った。ウンジョンは、裁判の時に新薬の同意書を書かせたのは自分だと知っていたのに、言わなかったわけを尋ねた。ヨハンは、「あなたが被害者の家族ではないかと思ったからだ。子供を失ったんだから誰かに怒りを向けなければ現実に耐えられなかったと思う。僕のした事を許せないでしょうが、これからは楽になって下さい。」と答えた。
そんな時、理事長が脳死状態になった。テギョンは、シヨンとミレを呼んだ。シヨンが怖がるミレの手を握り病室に入ると、母テギョンがお別れの時が来たと告げた。延命治療の中断が決まり本人の希望で臓器を提供する事になった。シヨン達は、お疲れ様でしたと声をかけて父と別れた。
葬儀を済ませ納骨が終わった。たまたま、ヨハンは自分の父親の納骨堂に来ていて、「しばらく会えない。」と告げた。ユジュンと会っていたミレは、父親を最後まで看取ったのはヨハンでもうすぐ出国すると話し、ミレは急いで家に戻りシヨンに教えた。
シヨンは慌てて空港に向かった。ヨハンを見つけ「あなたと出会い幸せでした。」と言った。するとヨハンは、ヨハンは「俺の病気と俺自身も理解してくれたのは君だけだ。なにも感じない俺を温めてくれた君に感謝してる。」と答えた。そして、涙を浮かべて愛してるとキスをした。
韓国ドラマ – 医師ヨハン-あらすじ-16話（最終回）
アメリカの研究所にヨハンが行って三カ月間、シヨンは毎朝7時にメールで届くヨハンのバイタルチェックをノートにつけていたが、急にメールが来なくなり心配していた。シヨンは何度もヨハンに電話をしたがつながらなかった。業をにやして、それならアメリカに行ってやろうと空港に向かったが、そこでヨハンの電話がつながった。 しかし、電話に出たのはヨハンではなくヨハンの同僚で、ヨハンは大事なプロジェクト中だから電話に出れないのだと言った。とりあえず安心したが、それから六カ月たったが、まだ連絡が付かないでいた。
その頃、ヨハンは具合が悪くベッドで治療を受けている状況だった。そんな時、ヨハンが研究チームに入り自分の遺伝子を使い強い鎮痛効果を持つ疼痛治療薬の研究をしてるというニュースが流れた。シヨンはなぜ連絡がないのだと怒って、気分を紛らすために酒を飲み、ミレがそんな姉を連れて帰ってくる日が続いていた。
3年後、シヨンはレジデントを厳しく教育するフェローとなり、みんなからイカカン（いかれたカンさん）と呼ばれていた。ある日、ヨハンがシヨンに「久しぶりだな。元気だったか？」と声をかけて来た。シヨンは内心嬉しかったが、1年も前に帰国していたのに連絡もくれなかったヨハンに腹を立て、冷たくあしらってしまった。周りのスタッフはヨハンが戻って来たと喜んでいた。
患者が激痛を訴えていたのに、突然痛くないと言い出した。訳が分からない医師達は、ヨハンに聞いてみようと言ったが、シヨンは頑なに自分達でできるとヨハンに助けてもらうのを拒んだ。
ヨハンは理事長となったテジョンに呼ばれて会いに来たのだった。テジョンは、疼痛（とうつう）と精神面をケアするホスピス医療緩和センターを計画していて、ヨハンに任せたいと言った。
ユジュンはこっそりヨハンに電話をして、患者の事を相談した。ヨハンはシヨンの背後で患者との話を聞いて、検査結果などを確認した。患者は10年前から1日に5回の腹痛を起こすが血液検査は正常だった。
ミレはヨハンはアメリカへ行った後、3か月後に病気になっていたという記事をシヨンに見せたが、シヨンの連絡をくれなかったヨハンへの怒りは収まらなかった。そんな時、ヨハンはシヨンに患者の女性患者の脳波を24時間取るようにと言ってきた。そこで、シヨンは、ヨハンに連絡をくれなかった理由を問いただした。ヨハンは、健康も自分に残された時間も確信が持てなかったから、連絡が出来なかったのだと言って謝った。
納得がいったシヨンは患者の話に戻り、24時間も脳波検査をする理由を尋ねた。するとヨハンは、突然腹痛を訴えて急によくなり寝てしまうと聞いたので、アブドミナルエピレプシー（腹部てんかん）を疑ったからだと答えた。シヨンは、「それなら抗てんかん薬で治るわね。」と言って、すぐに検査に向かった。
その夜シヨンは医師仲間と飲みに行った。そこでユジュンはヨハンが1年前に帰国してから、ずっとシヨンを見守っていた事を話した。シヨンはヨハンを探しに行き「ずっと忘れられなかった、ずっとそばにいてください。」と言って抱きしめた。
24時間の脳波検査の結果、患者はアブドミナルエピレプシー（腹部てんかん）だという事が解った。患者は、これで治療薬が解り、苦痛から解放されると喜んだ。
ヨハンはソッキと一緒に尊厳死法改正についての公聴会に出席した。そこでソッキは、末期がん患者に必要なものは治療ではなターミナルケアだと話し、ヨハンは、末期患者は死を待つのではなく、その中で生きる事が重要だと話した。
時は経ち、シヨンとペインクリニックのスタッフたちは車に乗って、ヨハンが始めた小さな療養所を手伝いに向かっていた。
