中国ドラマ-コウラン伝 始皇帝の母-あらすじ-10話
中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母」のあらすじ、キャスト、相関図など、
最終回までネタバレありで、全話お届けします。このドラマは中国では62話で放送されましたが日本では全34話で放送されます。どちらも１話あたりの放送時間の都合によるものなので、ほぼ内容は変わりません。
中国ドラマ- コウラン伝 始皇帝の母-概要
コウラン伝 始皇帝の母は、タイトル通り、秦（しん）の始皇帝の母、李皓鑭（りこうらん）の物語です。時代は、紀元前の中国、春秋戦国時代後期、秦趙両国の争いをめぐって物語が展開されます。波乱万丈の人生を力強く生きた主人公の李皓鑭（りこうらん）を瓔珞<エイラク>で人気をはせたウー・ジンイエンが演じ、中国では「新4大スター」の一人と言われている端正な顔立ちのニエ・ユエンが、コウランの運命の相手、商人から王を目指す呂不韋（りょふい）を、そしてこの二人が次期王に担ぎ上げる秦の国王の孫、嬴異人（えいいじん）をマオ・ズージュンが演じています。
監督:リー・タッチウ。
原題：皓镧传 英語タイトル：The Legend of Hao Lan
放送年：2019年（中国）
中国ドラマ- コウラン伝 始皇帝の母-あらすじ
紀元前３世紀半ばの春秋戦国時代。秦と趙、２つの国は激しく争っていた。趙（ちょう）の国の都、邯鄲（かんたん）の御史・李赫の美しい娘、李皓鑭（りこうらん）は、まま母の陰謀によって一族は没落し、実母を殺されたうえ、奴隷として売られてしまう。そのコウランを買ったのが、呂不韋（りょふい）だった。呂不韋は、コウランを趙で人質となっていた秦の国王の孫、嬴異人（えいいじん）に差し出した。嬴異人もコウランの美貌に惹かれ、二人は結婚する。コウランは呂不韋と共謀して、趙王宮をメチャクチャにして秦へ帰ってくる。だが秦に戻るとコウランの息子嬴政の父親は嬴異人ではなく呂不韋であるという噂が流れていた。そんな中、嬴異人が病で亡くなり、幼い嬴政が即位する。
中国ドラマ-コウラン伝 始皇帝の母-あらすじ-10話
瓊華はじょじょに回復してきた。彼女はコウランに十日後の宮宴を準備させることにした。緑玉はコウランに、もし今度の宮宴をうまくやり遂げられなかったら、おとなしく出て行ってくださいと警告した。コウランは宴会の準備に必要なお金を受け取りに行ったが、梁管事はほんのわずかなお金しかくれなかった。それは、瓊華の指示によるものだった。呂不韋が助けようとするも、コウランは断った。
コウランは異人に状況を話しに行った。異人は彼女がお金に困っていることを知って、普通の木の葉を出して、同じ葉っぱでも、宮中と民衆では価値や意味が大きく違うという事を伝えた。コウランはその意味を理解して、王妃に宮中から出る申請をした。宮女たちにいらない着物やペンとインク、台所に残った残り物などの日用品を持ってくるように頼んだ。
コウランは集めたものを、趙王と瓊華が使っていたものだと言って市場で競売にかけた。商人の虚栄心と宮廷生活に対する好奇心と憧れを利用したのだ。商人たちは先を争って価格を決めて、あっという間に売り切れてしまった。
雅王女は異人が風邪を引いたことを知って、自ら生姜のスープ作って持ってきた。丁度その時、コウランが花茶の飲み方を教わりに異人を訪ねて来た。異人はこの機会に乗じてコウランを盾にして、雅王女に先に帰るように勧めた。
コウランは遅い時間に旭日宮に帰ったが、呂不韋は、ずっと入り口で宮宴のことを相談したいと思ってコウランを待っていた。コウランは呂不韋の助けを断った。呂不韋は、夜も眠れず、食事ものどを通らずにいた。いてもたってもいられず、コウランを訪ねた。コウランは呂不韋が約束の場所に来なかったことを怒っているのではなく、その後、何の説明もしないから怒っているのだと告げた。呂不韋は二度と彼女に隠し事はしないと誓い、二人は誤解を解き、仲直りした。呂不韋はコウランにキスをして、明日はプレゼントがあるから自分の部屋に来るように言った。
呂不韋が家に帰ると、父が逮捕されていた。父の呂鑫がシルクを運んで城を出た所に、衛兵がきて荷物検査を行った。呂鑫の荷物の中に販売を禁止されている礼器が入っていて逮捕されたのだった。礼器の販売は重罪だった。呂不韋は、虞司寇と蛟王子が共謀して陥れたのではないかと思ったが、確かな証拠がなく、どうすることもできなかった。趙王は、呂鑫を流刑にすることを決めた。
呂不韋はすぐに牢屋に呂鑫を見送りに来た。呂鑫は悔しくて、思わず自分の父の惨死を思い出した。呂不韋の祖父は衛国丞相に家を譲らなかったために殺されたのだった。呂鑫は呂不韋に祖父のようになってほしくなかった。呂不韋は全力を尽くして父を邯鄲に迎えられるようにすると言ったが、呂鑫は彼を追い出した。 その後、呂鑫は喉を切って自殺した。
呂不韋がショックを受けて家に帰ると蛟王子が来ていた。蛟王子は自分を敵に回したら死ぬことになると呂不韋を脅した。蛟王子は、今回の事は全て自分が仕組んだことだと認めたが、証拠がない為、呂不韋はどうしようもなかった。
呂不韋は、コウランを諦めきれない事と父を失ってしまった悲しみで悩んでいた。彼は何度も考え、決心した。コウランは呂不韋がプレゼントをくれるといっていたので、喜んで呂不韋に会いに来た。コウランが扉を開けると、呂不韋が、宮女と酒を飲んでいちゃついていた。コウランは激怒するが、呂不韋は彼女が取るに足りない蟻だと言った。コウランは泣いて出て行った。その様子を蛟王子が陰から見ていてほくそ笑んでいた。
コウランは宮宴のことで忙しく、最後は疲れて本堂で寝てしまった。呂不韋も駆けつけたが、人が来たので身を隠した。異人が来て、コウランを家に連れてきて休ませた。異人は呂不韋が隠れている事に気づいていたが、コウランにキスをした。コウランは恥ずかしそうに顔を真っ赤にしていた。
羽王子と呂不韋は異人と国事を話し合うためにやって来た。羽王子は、蛟王子が最近沢山の人達を買収して、趙王の有力な臣下を引き込んだだけではなく、王妃の支持も取り付けたようだと話した。王位争いは身近に迫ってきていた。呂不韋は、羽王子に早く蛟王子を殺す対策を講じるよう勧めたが、彼は弟を殺したくなかった。それでも、呂不韋は明日の宮宴の時に手を下すように言った。しかも彼はすでに宴会で魚を調理する料理人を買収していた。その話をしている時にコウランが入ってきた。羽王子は剣を握りしめた。異人が慌てて立ち上がってコウランに挨拶すると、コウランは立ち去った。
蛟王子は柳の枝をコウランに送った。コウランが蛟王子の怪我の様子を見に来てくれたので蛟王子は嬉しかった。蛟王子は、剣の練習をしている時に不注意に怪我をしてしまったと言って、コウランにこれまでの事を許してほしいと頼んだ。コウランは彼の話に深く心を打たれて、よく考えてから返事をすると約束した。雅王女はずっと奥の部屋でこっそり二人の事を見ていて、蛟王子の演技に感心していた。蛟王子はコウランと呂不韋の心の隙を利用しただけではなく、コウランの善良さと優しさを利用したのだった。
高昊陽が、怪我をした伝書バトを連れて殷小春に会いに来た。殷小春は慌てて鳩に薬を塗って包帯を巻いた。高昊陽は彼女に鳩の世話を頼み、毎日、また鳩を見に来ると約束した。コウランは高昊陽が殷小春が好きで、なにかと理由つけて殷小春に会いに来ているのを知って、羨ましくなった。
宮宴が始まり、文武百官は招請を受けて宴に出席していた。趙王と後宮の側室たちもやって来た。瓊華や雲少妃もいた。コウランは宮女を連れて心を込めて準備した魚のスープを持ってきた。コウランは自分で蛟王子にスープを持って行ったが、うっかりスープをこぼしてしまったので、その場でお椀を換えた。
趙王は側室と文武百官を連れて射猟場に来た。趙の廷臣の娘パンミンと程秀も来ていた。パンミンは羽王子に恋心を抱いていた。彼女は蛟王子の矢が中心に命中するのを見て、焦った。羽王子はポンミンを遠くに立たせ、頭に花を挿して、その花を射ろうとしたが、パンミンは恐ろしくて気絶してしまった。瓊華は羽に翡翠のペンダントの真ん中にある穴に矢を当てる様に言った。羽王子の矢は翡翠のペンダントの中心を通って、的の赤い中心に当たったので、そこにいた全員が羽王子を褒めたたえた。羽王子は瓊華に翡翠のペンダントを大切にするように言い聞かせた。瓊華が羽王子に金杯を授けようと提案した時、その場にいた人たちは皆、耐えられないほどの腹痛を感じて地面に倒れ、痛みでうめき声をあげた。陰小春が急いで薬を皆に配ったが、程秀は薬を飲む前に死んでしまった。
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