中国ドラマ-コウラン伝 始皇帝の母-あらすじ-8話
中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母」のあらすじ、キャスト、相関図など、
最終回までネタバレありで、全話お届けします。このドラマは中国では62話で放送されましたが日本では全34話で放送されます。どちらも１話あたりの放送時間の都合によるものなので、ほぼ内容は変わりません。
中国ドラマ- コウラン伝 始皇帝の母-概要
コウラン伝 始皇帝の母は、タイトル通り、秦（しん）の始皇帝の母、李皓鑭（りこうらん）の物語です。時代は、紀元前の中国、春秋戦国時代後期、秦趙両国の争いをめぐって物語が展開されます。波乱万丈の人生を力強く生きた主人公の李皓鑭（りこうらん）を瓔珞<エイラク>で人気をはせたウー・ジンイエンが演じ、中国では「新4大スター」の一人と言われている端正な顔立ちのニエ・ユエンが、コウランの運命の相手、商人から王を目指す呂不韋（りょふい）を、そしてこの二人が次期王に担ぎ上げる秦の国王の孫、嬴異人（えいいじん）をマオ・ズージュンが演じています。
監督:リー・タッチウ。
原題：皓镧传 英語タイトル：The Legend of Hao Lan
放送年：2019年（中国）
中国ドラマ- コウラン伝 始皇帝の母-あらすじ
紀元前３世紀半ばの春秋戦国時代。秦と趙、２つの国は激しく争っていた。趙（ちょう）の国の都、邯鄲（かんたん）の御史・李赫の美しい娘、李皓鑭（りこうらん）は、まま母の陰謀によって一族は没落し、実母を殺されたうえ、奴隷として売られてしまう。そのコウランを買ったのが、呂不韋（りょふい）だった。呂不韋は、コウランを趙で人質となっていた秦の国王の孫、嬴異人（えいいじん）に差し出した。嬴異人もコウランの美貌に惹かれ、二人は結婚する。コウランは呂不韋と共謀して、趙王宮をメチャクチャにして秦へ帰ってくる。だが秦に戻るとコウランの息子嬴政の父親は嬴異人ではなく呂不韋であるという噂が流れていた。そんな中、嬴異人が病で亡くなり、幼い嬴政が即位する。
中国ドラマ-コウラン伝 始皇帝の母-あらすじ-8話
呂不韋と異人は雅王女からコウランが趙王暗殺の容疑で逮捕されたと聞かされた。 秦と趙の戦いは熾烈で、異人の一挙手一投足が怪しまれてしまうので、異人は自由に動けなかった。
呂不韋は小春に趙王の容体を聞いた。趙王はまだ意識不明で目が覚めるまでに3～5日かかるという事だった。王様の主治医と小春は処方を巡って意見が対立していた。蛟王子と雅王女は主治医の見立てを支持したが、羽王子は小春の処方を支持した。王妃は小春を交代させた。
羽王子はコウランが犯人ではないと思っているが、蛟王子はコウランが暗殺者に違い無いと決めつけ、二人は口論になり王妃に追い出された。小春は趙王を診察にきたが、高昊陽に阻まれた。小春は給仕が趙王に温かい鶏のスープを持って行くのを見て、不安になった。
呂不韋は異人と再び脱出する計画を相談していた。それには、できるだけ早くコウランを救出しなければならない。呂不韋は使徒月に、コウランを秦の国境で合流させるように頼んだが、異人は気が進まない。
小春は趙王に会えないので、呂不韋に相談しに来た。小春は王の主治医の処方箋では王を救うことができないと思っていたが、呂不韋は王の病には関心がなく、早く異人を連れて趙国を離れたいと思っていた。小春は、呂不韋はコウランを助ける気はないのではと思い、自分がコウランを助けなければいけないと思った。呂布維は、大金を払って、水の運び人を雇い、水桶の中に異人を隠して運び出そうとしていた。運び人はすぐに蛟王子にこのことを報告した。
呂布偉はすべてを手配し、何も問題がないことを確認するために、二人は羽王子に会いに行った。呂不韋は羽王子に趙の王位を争って蛟王子と戦うことを勧め、趙の状況を詳細に分析し、趙勝の支援を得に行くことを提案した。異人は、父親を説得して軍を撤退させ、羽王子を支援して趙の王位を得ることで恩返しをすると約束した。呂不韋は王位に就くことを後押しすると励まし、羽王子は異人の脱出を助ける事を承諾した。
雅王女は料理を作り、異人と一緒に食べ、楽しいひと時をすごしたが、ふとしたことで何かがおかしいことに気付いた彼女は、異人と呂布威の動きを見張るために夏雪を送り込んだ。
水の運び人は水桶を馬車に乗せて宮殿を出発したが、検問に引っかかってしまった。役人が水桶を空けようとしたときに、羽王子は何者かが宮殿の反対側に入ったと嘘をついて役人の気をそらせた。水の運び人は無事検問を通過したが、蛟王子の部下が水桶を調べようと追いかけて来た。それを羽王子が止めさせた。この時、薬局の隣の福門宮で火事が起きた。薬局で働く人たちは急いで火を消しに行く。小春はこの機会に薬局に入って王様の薬を取ってきた。
趙王の容態は以前すぐれない。主治医は小春の処方が悪かったからだと言い訳をしていた。王妃は、福門宮の火事を知り、直ちに高昊陽を派遣して原因を調べさせた。蛟王子は、火を消すために水桶が必要だと言い、羽王子ともみ合いになり、水桶はひっくり返ってしまう。中には異人ではなく、意識不明の権孫将軍がいた。呂不韋と異人はとっくに乱に乗じて宮殿を後にして、馬で港に向かっていた。呂不韋はコウランを心配し、異人を先に乗船させて、自分は宮殿の地下牢に向かった。
渡し場では船頭が異人を待っていた。異人はコウランが来るのを待っていたかった。そこに、雅王女が追いかけて来た。雅王女は、コウランを使って異人を留まらせようとしていた。呂不韋は地下牢にコウランを助けに行ったが、牢に入っていたのはコウランに扮した女官で、呂不韋は捕まってしまった。
雅王女は異人を宮殿に連れて帰り、部下を送って呂布偉が捕まるのを待っていた。雅王女は蛟王子が王位を奪うために、趙王の病が治るのをわざと遅らせる様に主治医に指示したことを知っていると告げた。蛟王子はばらされてはまずいので、今回の異人の逃走未遂を黙っている事にした。
呂不韋はコウランがいる牢屋に閉じ込めらた。コウランは彼が怪我をしている事に気がつき、あまり無茶な事はしないようにと呂不韋に言った。呂不韋は、命の危険を冒して彼女を助けに来た事を話すと、コウランは幸せな気持ちになった。
蛟王子と羽王子は、共に趙王のお見舞いに来た。蛟王子は王妃に呂不韋とコウランを処刑したいと伝えた。蛟王子は小春と高昊陽がどこにもいない事に気が付いた。そして、福門宮の火事は殷小春が行ったものだと疑い、小春を見つけて殺すように命じた。
殷小春は衛兵に見つかり、捕まりそうになるも、羽王子が馬に乗ってやって来て小春を救い出した。
趙王はついに目を覚ました。蛟王子に言われ、呂不韋とコウランを処刑することにした。
コウランは趙王が暗殺者に狙われた事を話したが、蛟王子はその暗殺者はコウランだと決めつけた。そして、コウランと呂不韋は恋愛関係にあるので、呂不韋がコウランを助けに来たのだと話した。その時羽王子が殷小春を連れてやって来た。殷小春は薬局から探し出した薬を取り出して、王の主治医が王に過剰に半夏（はんげ）を飲ませたせいで、王は呼吸困難になり、体も麻痺して、昏睡状態になっていると話した。主治医は半夏の用量は安全な範囲内だと主張し、台帳と薬を煮出した使用人にそのことを証言させた。小春が趙王が中毒の症状があるかどうか調べてみると、趙王が半夏の過剰摂取で口の中がただれて、話ができない事が解った。殷小春は趙王が山で半夏を食べて育った鶏のスープを飲んでいるのを見たことがあった。王の主治医は慌てて地にひれ伏してしきりに許しを求めたが、いきなり毒を飲んで自殺してしまった。殷小春はすぐに趙王の解毒にかかった。趙王はコウランを釈放するように指示した。
蛟王子は怒り心頭で、衛兵に当たり散らした。王妃はコウランに自分の身を守るために一番簡単な方法は趙王の側室になることだと言ったが、コウランは誰かに守られるのではなく、自分の人生を自分の力で生きていきたいと考えていた。しかし、コウランは乱世に生きるという原則と秘訣を王妃から学ぶことができた。
コウランの継母はリュウマチが悪化して、杖をついて歩かなければならなくなっていた。彼女は岫玉が自殺したと聞いて、その場で気を失った。趙王の体はだんだん良くなっていった。蛟王子は勇気を出して趙王にコウランと呂不韋はただならぬ関係にあるから、コウランを側室にしないように進言した。
趙王は鹿肉料理の宴会をすることになった。宴会の席で、呂不韋の皿には鹿の肉がないことを知ると、趙王は呂不韋をみんなの前で馬鹿にし、死んだ鹿の肉を買ってきたことを口実に百叩きの刑に処した。羽王子は、すぐさま趙王に呂不韋を許すように申し出た。蛟王子は、羽王子がやたら呂不韋の肩を持つので、二人は組んでいると感じていていた。
呂布偉は、趙王に春に韓国に行って美味しい鹿を高値で買うことを提案した。韓国人は農地を放棄して、鹿を狩る事に専念して、3ヶ月後には韓国の農地は荒れ果て、穀物が足りなくなってくる。その時に趙王が機会に乗じて食糧の価格を値上げして韓国に売れば、戦わずして韓国を屈服させることができるだろうと説明した。趙王は呂不韋の案に喜んだ。実はこの案は異人が考え出したものだった。呂不韋は異人の賢さに感謝した。
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