海外ドラマ- レジデント・エイリアン -あらすじ-1話～2話
海外ドラマ「レジデント・エイリアン」のあらすじを最終回までネタバレありで、全話お届けします。レジデント・エイリアン シーズン1は、全10話で放送されます。
海外ドラマ-レジデント・エイリアン-概要
人類を抹殺するために送り込まれたエイリアン。途中で宇宙船が事故に会い、人類を抹殺するための装置を紛失。人を殺すどころか、人の命を救う医師ハリーに化けて装置を探すことになる。人間についてテレビドラマで学んだが、時々やらかしてしまう。そんなハリーを怪しいと思う人が出て来たり、謎の巨大組織に狙われたり、大変な目に。原作はアメリカのダークホースコミックス社の漫画「レジデント・エイリアン」。主人公のハリーに化けたエイリアンを演じているアラン・テュディックがはまり役で、おかしさ倍増。また、ヒットしたSF映画のセリフやネタが出てくるのもSF好きにはたまらない。ターミネーターのリンダ・ハミルトンやLOSTのテリー・オクィンがゲスト出演しているのも楽しみだ。
「レジデント・エイリアン」（原題：Residient Alien ）
放送年：2021年 アメリカ
レジデント・エイリアン-あらすじ
人類を抹殺するためにエイリアンが送り込まれた。しかし、途中で宇宙船が事故に会い、アメリカの人口1000人の田舎町に不時着。しかも、人類を抹殺するための装置を紛失してしまう。しかたなく、医師のハリーを殺して、ハリーに成り済まして、装置を探すことにした。そこに殺人事件が起き、検死を頼まれる。そして、そのまま町の医師として働くことになった。テレビドラマで人間の事を学んだけれど、時々おかしな言動がでてしまうが、なんとかバレずにすんでいる。だが、町長の９歳の息子が、エイリアンを見抜く力を持っていた。なんとかしなくてはまずい。それに謎の組織も現れた！
レジデント・エイリアン-あらすじ-1話
医師ハリー・ヴァンダースピーグルは、アメリカのコロラド州ペイシェンスの湖畔の小屋に昨年12月から滞在していた。そこに、殺人事件の検死を頼みたいと、マイク・トンプソン保安官とリヴ・ベイカー保安官代理がやってきた。ハリーは実は人間ではなくエイリアンだったので、断りたかったが、殺されたのが町で唯一の医師サム・ホッジスというので、断る事が出来なかった。
４か月前、一人のエイリアンが人類を抹殺するために地球に送り込まれた。しかし、地球に来る途中で嵐に会い、宇宙船は雷に打たれて墜落してしまった。その時に、人類を抹殺するための装置が紛失してしまい、その装置を見つけるために、ハリーを殺してハリーに成り済ましていたのだった。人間の言葉や風習は、TVドラマ『LAW & ORDER』で学んだ。
サムの遺体を見たハリーは「Law & Orderの事件みたいだ」と喜んだ。そして、遺体を見ただけで「傷の角度と手の血痕から自殺だと分かる」と断言した。そして、さっさとその場から立ち去ろうとしたが、町長がもっと詳しく検死をして、真相を調べて欲しいと説得した。そこに、小学生のマックスが来たが、マックスにはハリーの本当の姿が見えたので、叫び声をあげた。エイリアンの姿が見える人間は100万人に1人しかいないのに、人口1000人の町に住むマックスはその1人だった。
あの子供を何とかしないといけないと考えながら、ハリーは検死を開始した。殺されたサムの所で看護師をしていたアスタは、自殺はありえないし、「自殺だとしたら頸動脈を刺すはずだ。」と反論した。ハリーはアスタに感心した。また、アスタもハリーに感謝して、バーに誘った。
ハリーは、初めて飲んだウイスキーが気に入り、しこたま飲んで酔っ払い、踊りまくった。
バーの帰りに、ハリーは、昼間自分の正体を見抜いた少年マックスを殺そうと、マックスの家に忍び込んだ。しかし、マックスに叫ばれ、父親がやって来て犯行は失敗に終わった。しかも、マックスの父親は町長のベンだった。
翌日、ハリーは二日酔いで苦しんだが、約束を守ってアスタの別れた夫の家から荷物を運ぶのを手伝いに行った。そこに、見るからに悪そうな元夫のジミーが帰って来た。一旦は家に戻ろうとしたが、アスタが心配になり、暴力を振るわれているアスタを見て、人間とは思えない力でジミーを叩きのめした。アスタはハリーに心を開き、自分の過去を話した。アスタは16歳でジミーと結婚して妊娠したが、若すぎて育てるのは無理と言われ、その子を養子に出していた。
サムの葬儀に出席したハリーは、突然、遺族の前で棺を開けて、サムの遺体の匂いを嗅いだ。そして、ハリーはサムの死因が毒であることに気がついた。サムは呼吸ができなくなって自分で気管切開をしようとしたが、間に合わなかったのだ。ハリーは葬儀に参列しているる誰かがサムに毒を盛ったと推理した。
ハリーが暮らしているペイシェンスの町で、1884年に坑道で落盤事故が起きた。脱出した59人の作業員は取り残された1人の救出に向かい、59人が命を落としたのだ。「1人残らず救う」それが町の誇りだった。それを知って、ハリーは、自分の任務は人類抹殺だったが、人間にも救済の余地があるのかもしれないと考え始めた。
ハリーはサムの後任の医師として、町の診療所に勤務することになった。勤務初日、ハリーの最初の患者は、なんと、マックスだった。
レジデント・エイリアン-あらすじ-2話
ハリーの正体が見えるマックスはハリーの初の患者になったが、診療室でハリーに脅され、マックスは半狂乱になり診療所を飛び出した。両親に診療所の新しい先生はエイリアンだと訴えたが、まったく信じてもらえなかった。マックスを落ち着かせて、父は保安官事務所と一緒になっている町長のオフィスに連れて行った。
そこで、マックスは保安官のマイクに「サムを殺したのはエイリアンのハリーだ。」と伝えたが、信じるどころか叱られてしまった。でも、リヴは保安官に叱られたマックスを慰めるため、マックスの証言をもとにエイリアンの似顔絵を描いて町に貼り出した。
診療所には次々と患者がやって来た。ハリーは医者ではなかったが、自分の星では科学者をしていたので、自尊心が高く、ネットで調べれば簡単にこなせると考えていた。医療行為自体は、こなせたが、患者に対しての話し方や、配慮と言ったものがまるでなってないので、問題だらけだった。ただ、患者の中には、ハリーの正直さに感心する人もいた。
ハリーは町中に貼られたエイリアンのポスターを見て驚いた。焦ったハリーは、声色を変えて、マックスに「エイリアンは町を出て行った。」と言ってみたが、信じてもらえなかった。ならば、やはりマックスを殺すしかないと心に決めた。
アスタが父親と上手くいっていないのに、故郷が恋しくて家に戻って来たという話を聞いたハリーは、いままでにない気持ちになった。多分、故郷の惑星が恋しいのだと思うが、そういう感情はエイリアンにはなかったので、不思議な気分だった。
ハリーはバーテンダーのダーシーとボウリングデートに行った。ダーシーはスキーの元オリンピック選手だったが、大会中の事故で足を複雑骨折して選手をやめたと言った。ハリーが酔っ払って人を殺しそうになったと話すのを、冗談だと思い、「人を殺すなら、事故に見せかけると言い。」とアドバイスした。
ハリーは事故を装ってマックスを殺そうと考え、自転車のブレーキに細工をした。しかし、マックスは自転車で転んで腕に切り傷をつくっただけだった。父に連れられて診療所にやってきたマックスを、ハリーは脅かしたが、マックスは強くなっていて、ハリーを怖がりもせず、小ばかにした。しかも、ハリーが自転車に細工をした事を知った。
アスタはサムが死んだ夜、トランプの誘いを断って先に帰宅したことを後悔していた。1歳の時に出ていった母に代わり、大切に育ててくれた養父のダンになぜか馴染めなかったアスタにとって、サムは唯一の話し相手で特別な存在だったのだ。他人の悲しみを感じないはずのハリーが、彼女の悲しみを感じとり、優しく慰めた。
ハリーは体に穴が空く感覚に襲われるようになった。ただの空腹かと思ったが、寂しさという感情だという事に気が付いた。故郷や仲間が恋しくなり、宇宙船を修理するために、閉鎖された坑道から「テルル」という浮揚特性を持つ物質を集め始めた。
後１週間で雪が溶けてしまうらしい。その前に人類を抹殺させる装置を見つけなければならない。ハリーが焦っている間に、雪山の崖下で宙に浮いた状態で凍死している登山家が発見された。
