韓国ドラマ – 朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典 -あらすじ-3話～4話（吹替版）2話～4話（字幕版）
韓国ドラマ「朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典」のあらすじを、最終回までネタバレありで、全話お届けします。朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典は、韓国では16話で放送されましたが日本の吹き替え版（NHK等）では全17話で放送されます。どちらも１話あたりの放送時間の都合によるものなので内容は変わりません。
韓国ドラマ – 朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典 -概要
「朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典」は、民のための弁護士、外知部（ウェジブ）として働くカン・ハンスが、巧みな弁舌で、法にのっとり弱者を救って悪者をこらしめる痛快時代劇です。そんなハンスには、両親を理不尽に殺された過去があり、復讐を心に誓っています。また、亡き先王の王女、イ・ヨンジュ（ソウォン）とのロマンスもあり、韓国時代劇の王道を行く作品となっています。また、カン・ハンスを演じたウ・ドファンは、この演技で2023 MBC最優秀演技賞を受賞しています。
演出：キム・スンホ＆イ・ハンジュン
脚本：チェ・ジニョン
放送年：2023年（韓国）
視聴率：平均2.96％ 最高4.4％
韓国ドラマ – 朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典 -あらすじ
民のための弁護士、外知部（ウェジブ）として働くカン・ハンスは、仕事を求めてドンチと共に都にやって来て相談所を開く。金のためと言いながら、本当の目的は理不尽に殺された両親の復讐だった。一方、亡き先王の王女イ･ヨンジュは身分を隠してソウォンという名前で働きながら、旅閣の女将ホンと共に貧しい者を助けていた。そんなある日、個人で梅酒を売るパク氏に商売を独占する張（チャン）家商団が言いがかりを付けてきた。怒ったパク氏は商団を訴えようとするが、巨大な商団相手の訟事を引き受ける外知部はなかなか見つからず、ハンスに相談することにした。
韓国ドラマ – 朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典 -あらすじ-3話（吹替版）2話3話（字幕版）
ハンスはピョ氏との約束通り、船を用意した。しかし、その船は明の使臣の船だった。ピョ氏が所持していた絵は明の第二王子から盗んだ絵だった。明の使臣は犯人を捕まえられたので喜んだ。誘拐された子供たちは、親もとに帰された。
チャン商団はチョ客主が主人となり、チョ商団になった。チョ氏は、ハンスを警戒して、チュサルにハンスを見張るように命じた。
ハンスは、自宅の壁に復讐する相手の似顔絵を貼っていた。その中から、チャン大房の絵をはがして燃やし、別の男の似顔絵を見ながら「次はおまえだ」とつぶやいた。
チャン大房（テバン）の事件を聞いた領議政（ヨンイジョン） ユ・ジュセは、外知部（ウェジブ）のハンスが裁判で『大典』を持ち出したと聞き、ヨンジュ王女の行方が気になっていた。
その頃、ヨンジュはハンスに助手にしてほしいと申し出ていた。ヨンジュはハンスを味方につけるのでお金をくださいと王に頼み了承してもらっていた。
ヨンジュ王女がまだ幼かったころ、父である王様の部屋から領議政ユ・ジェセが出てくるのを見た。王様は部屋の中ですでに息を引き取っていた。ヨンジュは王様が死んだときに傍にあった大法典『大典』を、父の書斎から持ち出そうとしたが、ユ・ジェセに見つかってしまい、本は没収されてしまった。しかし、ホン氏との連携で本をすり替えていたので、無事、持ち出すことが出来た。
先王亡き後、イ・ヒュルが王になったが、政治は祖母・大王太后（テワンテビ）と、幼い王を補佐する院相（ウォンサン） となったユ・ジェヒが行っていた。ヒョルはなんの力もないことを嘆いていたが、ヨンジュは、王に力をくれる臣下が必要だと伝えた。そして『大典』を渡し、「法」という刀の扱いがうまい外知部カン・ハンスが必要だと告げた。
ヨンジュはハンスを味方につけるために助手にしてほしいと頼んだが、ハンスは断った。しかし、ヨンジュはハンスの事務所兼自宅の船に穴が開いて沈みそうだと聞き、旅閣の一番いい部屋を提供するので助手にしてほしいとしつこく頼んだ。それで、ハンスは、ソウォン閣に事務所を構えることにしたが、助手の件は、ヨンジュが助手になるのに十分な能力があるか、試験をすることにした。そして、自分が外知部になった理由の母の形見の巾着を見せ、巾着を作ってそこに何を入れるかを考えるようにと告げた。だが、ヨンジュもホン氏も裁縫が苦手で、中に何を入れるか以前に巾着が作れず困ってしまった。
ユ・ジュセの息子ユ・ジソンは、昇進し漢城府（ハンソンブ）の判尹（パンユン）になった。
ハンスは下僕の服を着て勲旧派 （フングハ）の大臣たちの宴に潜りこんだ。ハンスの次の復讐の相手はパク・ジェス提調（チェジョ）だ。ハンスは、大臣たちに毒を盛って殺すことを考えたが、両親が殺された理由を知ることが先だと考えなおした。
宴では対立する士林派（サリムハ）をおとなしくさせるために、人事を動かして力を見せつける計画を立てていた。
ハンスはチャン大房は死ぬ前に、ハンスの父に濡れ衣を着せたのは王様だと言ったが、実は王ではなく王様気取りのユ・ジェセかもしれないと思い始めていた。
宴もたけなわ。パク・ジェスは、ジソンへ就任祝いとして妻手作りの高価な高麗人参漬けを贈った。ジソンは断ったが、しつこく勧められたので仕方なく、一口かじり、傍にいた下僕に扮したハンスに「宴会の準備に苦労したみんなで分けるように」と渡した。その後、貴重な壺が運び込まれ、ユ・ジェセから大臣たちに贈られた。
その頃、パク・ジェスの妻ヨン夫人がソウォン閣に夫の事で相談に来ていた。パク・ジェスの妻の実家は裕福で、パク・ジェスを婿にして、今の地位につくまで援助をしてきた。しかし、父親が亡くなって３年後の喪が明けた日に、妻はジェスの浮気現場を見てしまった。それに加え、ジェスは糖尿病だった父に甘い餅を食べさせ病状を悪化させて死に至らしめた事もわかった。もう我慢ならないと、役所に訴えるという妻を、ジェスが殴り倒したという事だった。実は、パク・ジェスは平壌で再出発するにあたって必要な元手は、妻名義の家屋や財産を売り払って作る算段だった。
それを聞いてヨンジュは、夫人がソウォン旅閣を援助してくれる人達の一人だとハンスに打ち明け、夫を訴える相談に乗ってほしいと頼んだ。しかし、ハンスは「男に生まれ変わらないと無理だ」と断わった。
韓国ドラマ – 朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典 -あらすじ-4話（吹替版）3話4話（字幕版）
ハンスはパク・ジェスの弱みを探ろうと浮気相手で妓生（キーセン）のミョンウォルに真珠を贈って話を聞いた。ミョンウォルはパク・ジェスが妻の財産を狙って離婚を考えているようだと話した。その後、ホン氏たちが朝鮮人参を食べているのを見て、パク・ジェスの妻がヨン夫人なのだという事が解った。そこにヨンジュが来て、夫人の破れた服で作ったという巾着を差し出した。「中には人々の涙を溜め、涙の代わりに笑顔を取り戻してあげたい。法は涙を流す民の手巾（てぬぐい）のようなものでは？それに、この布には、ヨン夫人の涙がしみ込んでいます。悔しい人の恨みを晴らしたい。ヨン夫人を助けてほしい」と改めて頼んだ。ハンスはヨンジュの想いに心を動かされ夫人の相談に乗ることにした。
しかし、ヨン夫人は刑務所に入れられていた。家を出ろと言われたパク・ジェスがやったのであった。そこで、ハンスは夫人に離婚訴訟を起こすことを提案した。論争になれば夫が妻の財産目当てで汚名を着せたことが明らかになるからだ。しかし、夫人は世間の目が怖かった。それでもハンスは夫人に訴訟を勧め、夫の暴力性を証明して離婚に持ち込むためには、脚を1本を折るくらいの覚悟が必要だと主張した。それを聞いたヨンジュは怒りだし、ハンスを解任し、正しい手続きに従って、勝訴する外知部を探すと宣言した。すると、ハンスはヨンジュに、「法が男女に不公平なのに、正攻法はできない。できたら師匠として仕えてやる」と言ったので、ヨンジュは激怒して立ち去った。
ヨンジュは、新しい外知部を雇うまでの間、ユンにはパク・ジェスを調べるように、ホン氏にはヨン夫人を助けるための署名集め、ソウォン閣の料理人ペク氏には夫人の健康管理を頼んだ。ヨンジュは離婚訴訟を引き受けてくれる外知部を探すがなかなか見つからなかった。それでもやっとキム外知部を見つけ依頼したが、実はパク・ジェスのスパイだった。
一方、ハンスは月楼閣でミョンウォルを指名し、贈り物を渡した。それを見て、ミョンウォルは動揺を隠せなかった。また、ヨンジュも男装して妓楼に出向きミョンウォルにミョンウォルが作る化粧品を売る店を用意するから、ヨン夫人を助ける証言をしてほしいと頼んだ。
パク・ジェスはハンスを呼び出し「妻に会ったのか？」と訊いた。するとハンスは跪いて「離婚訴訟は諦めました」と謝った。ジェスから裁判で有利になるような策を授けるようにといわれ「官吏たちが飲みながら愚痴る妻の悪口を、そのままヨン夫人の悪口として裁判で証言すればいい」と提案した。
パク・ジェスの座敷から出てきたハンスを見たヨンジュは、寝返ったと思い込み、巾着を渡し「あなたに期待した私が馬鹿だった」と言って怒って帰ってしまった。
座敷に戻ったハンスはパク・ジェスにミョンウォルが妻側の外知部に会って、賄賂まで受け取っていたと話した。怒ったジェスはミョンウォルのところへ行き、首元の真珠を引きちぎり、殴りつけた。ミョンウォルは頭から血を流し、意識を失った。駆け付けたハンスがミョンウォルを病院に連れて行こうとするが、ジェスは「そのままにして、自殺したことにしろ」と言った。その言葉にハンスは、母もそうして自殺に見せかけて殺されてのではないかと思った。
ヨンジュが集めた夫人側の訴訟資料一式はキム外知部によって持ち去られ、燃やされてしまった。
ハンスが床についたミョンウォルの血をふき取っていると、後ろから剣を突き付けられた。
獄中のヨン夫人は、ジェスがミョンウォルにした事をヨンジュから聞き、ハンスの言葉が正しかったと思い、自分の足を痛めつけ始めた。
その頃、ハンスは、チョルスに「お前の目的は分からないが、訴訟が終わるまでおとなしくしておれ」と船に縛り付けられていた。その船が浸水しはじめた。
ハンスを探していたヨンジュは、ハンスの船がないので、ハンスが漢陽を離れたのだと思い込み、「戻って来て」と書いた灯篭をたくさん飛ばした。何とか縄を解いたハンスは、たいまつを振りながら大声で助けを求めた。その時、ヨンジュの巾着を落としてしまい、それを拾おうとしてふと空を見て、空に浮かぶたくさんの灯篭に気がついた。
ジソンは父ジェセにジェスの離婚訴訟になぜ関わっているのかを訊いた。すると父は自分の部下だからだと答えた。しかしジソンは、パク・ジェス提調夫妻の訴訟は最初から不公平だったと文句を言った。するとジェセは「夫人の後援者は、お前が助けてきた旅閣の主で、そこにはヨンジュ王女がいるらしいな。王女が訴訟に関わっていると知られたくないならおとなしくしろ」と言い聞かした。
裁判の日。ハンスはまだ船上にいた。ひょうたんを浮き輪にして、水中に飛び込んだ。
韓国ドラマ – 朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典 – あらすじ – 5話～6話(吹き替え版）
