
韓国ドラマ – 朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典 -あらすじ-15話~16話(吹替版)14話~15話(字幕版)
韓国ドラマ「朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典」のあらすじを、最終回までネタバレありで、全話お届けします。朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典は、韓国では16話で放送されましたが日本の吹き替え版(NHK等)では全17話で放送されます。どちらも1話あたりの放送時間の都合によるものなので内容は変わりません。
韓国ドラマ – 朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典 -概要
「朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典」は、民のための弁護士、外知部(ウェジブ)として働くカン・ハンスが、巧みな弁舌で、法にのっとり弱者を救って悪者をこらしめる痛快時代劇です。そんなハンスには、両親を理不尽に殺された過去があり、復讐を心に誓っています。また、亡き先王の王女、イ・ヨンジュ(ソウォン)とのロマンスもあり、韓国時代劇の王道を行く作品となっています。また、カン・ハンスを演じたウ・ドファンは、この演技で2023 MBC最優秀演技賞を受賞しています。
演出:キム・スンホ&イ・ハンジュン
脚本:チェ・ジニョン
放送年:2023年(韓国)
視聴率:平均2.96% 最高4.4%
韓国ドラマ – 朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典 -あらすじ
民のための弁護士、外知部(ウェジブ)として働くカン・ハンスは、仕事を求めてドンチと共に漢陽(ハニャン)にやって来て相談所を開く。金のためと言いながら、本当の目的は理不尽に殺された両親の復讐だった。一方、亡き先王の王女イ・ヨンジュは身分を隠してソウォンという名前で働きながら、旅閣の女将ホンと共に貧しい者を助けていた。そんなある日、個人で梅酒を売るパク氏に商売を独占する張(チャン)家商団が言いがかりを付けてきた。怒ったパク氏は商団を訴えようとするが、巨大な商団相手の訟事を引き受ける外知部はなかなか見つからず、ハンスに相談することにした。
韓国ドラマ – 朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典 -あらすじ-15話(吹替版)14話(字幕版)
ジソンは興奮するハンスに、ウンスを困らせないために、兄であることは隠すように。そして自分を利用するように言った。王は院相(ウォンサン)ユ・ジェセの女であるウンスを極刑にできなければ自分を支持してくれる臣下たちに顔向けできないと考えていた。そこでハンスは、男女平等に法を適用するように、王を説得しようと提案したが、法廷ではジソンの意見に同意する者も出てこず、王も説得できなかった。
ウンスに自分もウンスと関係を持っていたことを話されると困る右議政イム・サンホは、王に謁見し「刑律(ヒョンユル・刑法)では姦通罪で極刑にはできないが、戸律(ホユル・民法)なら絞首刑が適用できる」と教えた。ところが王宮を出たあたりで気を失ってしまい、ホン氏の元に運び込まれた。入れ墨を焼き消したことで、仕掛けられていた毒が体に回ったのだ。ホン氏はハンスを呼んだ。
ヨンジュはウンスを極刑にしようとする王を止めようとしたが、王は「ジェセの操り人形としては生きられない」と聞き入れなかった。
ハンスはジェセに「ウンスと去るので、命を助けてください」と土下座して頼んだ。そして、その見返りとしてチョルスから勲旧派(フングハ)の資金の流れを書いた帳簿を受け取りジェセに渡した。
ジェセは獄中のウンスにハンスが頼ってきたことを告げ、法では救えないから、身代わりを立ててウンスを逃がす計画を話した。しかしウンスは自分のために他の人の命が犠牲になるのは嫌だと断った。
牢から帰る時ジェセは王と出くわし、ハンスは王には妹は救えないと思ったようで自分を頼ってきたと嫌味を言った。王はハンスの元へ向かい、友であり王である自分ではなくジェセを頼ったハンスに「ジェセに会いに行ったのだな。どうして私に頼らなかった?」と怒りをあらわにした。そして「どうせ王の判断は決まっていた」というハンスに「判決は、いつでも変えることができる。お前がそれを教えてくれたのだろう。しかし、もう遅い」と言った。ハンスは、肝心な時に法(王)より権力(ジェセ)を頼ってしまったことを後悔して、自分を責めた。
翌日、王は証拠不十分として官吏数名を釈放したが、入れ墨を入れた3名は関係が明白だとして重罪に処した。そして複数の男と姦通したウンスには極刑を言い渡した。王はハンスに判決文を読ませ、ウンスを極刑に処すと宣言させた。
ハンスはチョルスに宝飾品を送り、助けを求めた。ジソンは王に会って説得しようとしたが、ジェセがヨンジュが助けるから心配するなと伝えた。ヨンジュは廃位を覚悟でジェセと取引していたのだった。
ヨンジュはウンスに会いに行き、王女の服を渡して逃げるように言ったが、ウンスは王と立派な王になり、ジェセのような者を排除してくれるのなら罰を受けると約束していたので、堂々と罰を受けると言って断った。だがヨンジュは「両親の無念の死に続いてあなたまでが死ねば、兄上は耐えられない。必ず守って見せる。たとえ院相を殺してでも」と必死の説得を試みた。ウンスはヨンジュが兄を愛している事が解ったので、ヨンジュにあるものを取って来てほしいと頼んだ。
だが、ヨンジュが部屋を出た後、ウンスは自害した。駆け付けた兄ハンスの腕の中で「兄上が誇らしい」と告げ、ジソンに感謝の言葉を伝えて涙で息を引き取った。ウンスが遺した手紙には「お兄さんに、恨みを残してほしくない。私が結婚する前に話したこと、覚えている?」と書いてあった。
幼いウンスは人間らしく生きることが夢で、受けた恩を必ず返すことを信条としていた。結婚も、両親への恩を返すためにしたのだった。ウンスは手紙に、「ジェセに対しても、恩を返したかった。愚かだったけど後悔はしていない」と書いていた。
ハンスは実家にウンスを埋葬し、ジェセは1人ウンスの弔いをしていた。実はジェセは獄中のウンスに会った時、ハンスが愚かな真似をする前に、お前が決断しろと、銀粧刀を渡していたのだった。
王は、釈放した3人を復職させた。そして臣下たちに過ちを正し心を新たにするなら再登用もあることを示した。女だけが極刑にされ男たちは命拾いだけでなく復職までさせる王のやり方にジソンは、職を辞す覚悟を決めた。
妹ウンスが死んだ事を受け止められないハンスは、酔って父が死んだときの事を思い出した。父が無念の死を遂げたとき、母を責めてしまい、母は自殺してしまった。そのことを悔やみ、ハンスも死のうとしたのをドンチに止められたのだった。
ヨンジュはジソンの元へ行き、「私と結婚してくれますか?」と伝えた。そして、ジソンに、王や大臣が出席する婚礼の場を院相(ウォンサン)ユ・ジェセの裁きの場にしたいので、ジソンを利用させてほしいと頼んだ。するとジソンは「これからは私が王女を利用します。復讐は私が望むことですから」と答えた。
韓国ドラマ – 朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典 -あらすじ-16話(吹替版)15話(字幕版)
ハンスは酒びたりの生活を送っていた。ドンチがウンスが宝箱に入れた父カン律官(ユルグァン)の上訴文を見つけ、ハンスに読ませようとしたが、ハンスは見もしなかった。そんなハンスは背後から頭を殴られ気を失った。目が覚めてドンチを探すと、ドンチはソウォン閣にいた。そこにヨンジュが来て「会いたかった。心配だった」と言ってハンスを抱きしめた。
ジソンがやって来た。ハンスはジソンに殴りかかった。ジソンは「気が済むまで何度でも殴れ。ウンスは戻って来ないが、殴られれば私が生きることが出来る。ウンスは私にとっても大事な人だった」と謝った。3人はウンスの祭祀を行い、ジソンは泣き崩れた。ヨンジュは「ウンスさんは、私があなたを愛していると分かってくれたので、安心して逝ったはずです」と伝え、ハンスの両親の位牌にもハンスのそばには自分がいると告げた。
ハンスは婚姻計画に協力することにした。まずはチョ商団のチョルスの証言が必要なので、ハンスはチョルスに会いに行った。しかし、チョルスの部屋は荒らされ、どこかに連れ去られてしまっていた。ハンスはチョルスの手下チュスと共に救出に向かったが、毒矢が放たれ、駆けつけてくれたジソンがハンスたちを守って毒矢に射られてしまった。
ジェセがヨンジュに会いにソウォン閣へやってきた。ハンスが山で落としたヨンジュの襟巻を差し出し「助けたいですか」と言って小瓶を渡した。ヨンジュはハンスに何かあったと船に駆け付けた。ハンスは無事だったが、ジソンが傷を負って倒れていた。傷口には毒がまわっているようだった。ヨンジュは、ジョセから渡された小瓶が解毒剤だと気づき、ハンスに渡し、ハンスがジソンに飲ませた。
ハンスはヨンジュにウンスが隠した父の上疏文を見せた。その内容は「法が通じない勲旧派(フングハ)の大臣たちを一掃し、体制を一新して下さい」というものだった。ヨンジュはハンスの言葉にもう一度上疏文を読んで、おかしい点に気が付いた。ハンスは「その点を利用するのだ」と言った。
その夜、勲旧派の大臣たちに「カン律官の一件を王女に知られた。今回も志をひとつにしよう」というジェセからの手紙が届いた。
結婚式の日、大臣たちはジェセからの手紙の事で落ち着かなかった。式の時間になっても新郎新婦が現れず、ようやく新婦ヨンジュが現れたが、吐血して倒れてしまった。医師は「毒が回り意識不明」と診断した。ホン氏が王の前で「この中に王女を殺そうとした者がいる」と伝え、大臣を指さした。指さされた大臣たちは「許してください。私たちは何も知りません」とひれ伏した。そして、院祖ジェセの方を見た。
そこにハンスが「公主を殺そうとしたのは院相とここにいる大臣たちです」と言って入って来た。大臣たちは「手紙は受け取りましたが、私たちは何もしていません」と言って手紙を差し出した。そして。十数年前、法典を編纂する際に、院相や大臣たちに不利な条項を削除するためにカン律官を殺した。その責任をなすりつけようとしているのだと告白した。
ハンスが父の上疏文を王に差し出した。そこには人事への口利きを禁じ、功臣の特恵を制限するなどの法案を作ろうとしたことが示してあった。それを知った院相ジェセが父を陥れ、死に至らしめた事を説明した。また、大臣たちの死についても、ジェセが自分のやり方に逆らう者を始末したのだと告げた。
ジェセは「もし事実なら上疏文の最後に大妃(テビ)の名前も書いてある」と言い出した。大妃は「私も同意した。あの時は、それが王室の存続と朝廷の平和ためだと信じたからだ」とカン律官殺害に同意した事を認めた。だが「また同じ手で我が孫を殺害しようとした事は許せない」と激怒した。
ジェセは、手紙は自分が書いたものではないと主張した。ハンスは「院相が罪を認めないならジソンが書いた事になります」と言った。実はジソンが父の筆致を真似て書いたのだった。ジェセは「私の息子を利用して、私を窮地に追い込むのか?」と言ったが、ハンスは「あなたが得意なことではないですか。息子さんにすべてを押し付けますか?」と言い返した。
ハンスは「あなたの息子ユ・ジソンはとても素晴らしい人物です。そんな息子を育てた父親の愛が偽者のはずがない」と言った。ジェセは、あくまでも臣下たちとカン律官(ユルグァン)の扱いを協議しただけで、王女の殺害は認めることができない。王女は演技をしているだけだと言い張った。そして、法に則って公主の病状を確かめてほしいと頼んだ。
医師が診察したが、ヨンジュの具合は本当にかなり悪かった。ジェセは最後まで陰謀だと叫んでいた。
韓国ドラマ – 朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典 – あらすじ – 17話最終回(吹替版)16話最終回(字幕版)
