韓国ドラマ – 朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典 -あらすじ-11話～12話(吹替版）10話～12話（字幕版）
韓国ドラマ「朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典」のあらすじを、最終回までネタバレありで、全話お届けします。朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典は、韓国では16話で放送されましたが日本の吹き替え版（NHK等）では全17話で放送されます。どちらも１話あたりの放送時間の都合によるものなので内容は変わりません。
韓国ドラマ – 朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典 -概要
「朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典」は、民のための弁護士、外知部（ウェジブ）として働くカン・ハンスが、巧みな弁舌で、法にのっとり弱者を救って悪者をこらしめる痛快時代劇です。そんなハンスには、両親を理不尽に殺された過去があり、復讐を心に誓っています。また、亡き先王の王女、イ・ヨンジュ（ソウォン）とのロマンスもあり、韓国時代劇の王道を行く作品となっています。また、カン・ハンスを演じたウ・ドファンは、この演技で2023 MBC最優秀演技賞を受賞しています。
演出：キム・スンホ＆イ・ハンジュン
脚本：チェ・ジニョン
放送年：2023年（韓国）
視聴率：平均2.96％ 最高4.4％
韓国ドラマ – 朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典 -あらすじ
民のための弁護士、外知部（ウェジブ）として働くカン・ハンスは、仕事を求めてドンチと共に漢陽（ハニャン）にやって来て相談所を開く。金のためと言いながら、本当の目的は理不尽に殺された両親の復讐だった。一方、亡き先王の王女イ･ヨンジュは身分を隠してソウォンという名前で働きながら、旅閣の女将ホンと共に貧しい者を助けていた。そんなある日、個人で梅酒を売るパク氏に商売を独占する張（チャン）家商団が言いがかりを付けてきた。怒ったパク氏は商団を訴えようとするが、巨大な商団相手の訟事を引き受ける外知部はなかなか見つからず、ハンスに相談することにした。
韓国ドラマ – 朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典 -あらすじ-11話（吹替版）10話～11話（字幕版）
エビが逃げ出した。ジソンは「逃亡は自白と同じだ」と言って、エビを犯人として事件を終わらせるつもりでいた。ハンスはヨンジュがジソンに目配せするのを見ておかしいと思い、ヨンジュを連れ出した。
忠原君が関与していることで王が危うくなったら、またジェセが強くなり、ハンスの復讐もさらに難しくなるとヨンジュは考えたのだ。しかしハンスは、そのために無実の者に罪を着せ、ヨンジュが血なまぐさい権力争いに巻き込まれるのは我慢ならず「復讐や悪いことは私がするから、お前はお前らしく生きろ。壊れるな」と優しく言ってヨンジュを抱きしめた。
結局、犯人は逃げたエビという事になり、チョムジの葬儀が執り行われた。ハンスはチュン大監（テガム）（忠原君・チュンウォングン）と酒をのみ、チュン大監に「どうしてエビが犯人だと思うのだ？動機がないじゃないか」と聞かれた。ハンスは実はチョ執事を疑っていた事を話し「本当に執事はチュン大監の家に泊まっていたのですか？」と訊ねた。チュン大監になぜ執事を疑うのかと聞かれ、チョ執事はエビと内縁関係にあったから凶器の刀を借りることができたのだと説明した。
実際に真犯人はチョ執事だった。チュン大監はチョムジがエビを横取りしたと勘違いし嫉妬していた。そんな時、チョムジが執事を叱っている所を見かけ、執事をそそのかしてチョムジを殺させたのだった。執事は人目を避け、寝ているチョムジを刀で刺し、翌朝、チュン大監の家から泊まって出て行くふりをしたのだった。しかし、ハンスの話から、チョンスを横取りしたのは執事だった事をしり、頭にきて、執事の首を絞めた。そこにジソンが現れ、2人を逮捕した。しかしユ・ジェセがやって来て、ミョンウは王族なので自分が連行すると告げ、「よくやった」とジソンを褒めた。
ユ・ジェセは王と大妃（テビ）に「忠原君を生かしたいですか？」と聞いた。大妃が「どちらにしても、あなた次第なのですね」と言うと、ジェセは「この国の全ては私にかかっています」と言った。王が「私はどうすれば良いのか？」と訊くと「ミョンウの任命を取り消し、院相（ウォンサン）の廃止はなかったことにして二度と言及しないように」とくぎを刺した。そして「ヨンジュ公主が何をしているのか、誰と親しくしているのかご存知ですか？処分してください」と頼んだ。王と2人になった大妃は、まだ時期尚早。ジェセを刺激してはいけないと忠告した。
実はチョンスはホン氏が連れ出し監禁していた。ヨンジュがチョンスが逃亡したと嘘をついたことがハンスにばれ、ハンスは怒ったが、ヨンジュは「今は先生を守ることが第一なので、後悔していません」と言った。
執事は処刑された。今回の一件で、権力さえあれば人の命も自由にできると思い知ったジソンは「私も権力を使いたくなったので王女と婚姻します」と父ジェセに言った。ジョゼは「権力を手に入れるために婚約させたが、もう王も死んだのに、王女と結婚しても意味がない」と笑ったが、ジソンは「好きな女性と結婚できないなら、父上の息子でいる意味がない」と言い返した。しかたなくジョゼは、王女の夫も官職に就けるように法を変える事を決めた。
ジソンはハンスに王女から「会おう」という手紙を渡した。約束の日、ヨンジュはハンスとの約束の円覚寺へ向かったが、そこにはジソンがいて「王様からの伝言がある」と言った。
一方、王女に会いに行ったハンスは意識を失くし、気が付くと輿の中に閉じ込められていた。輿をけ破って船に戻ったハンスは重臣、右参賛（ウチャムチャン）チュ・ヨンウ殺害犯として逮捕されてしまった。そこにヨンジュが現れ、「その時、私が一緒にいました」と訴え出たが、役人はヨンジュを邪魔だと突き飛ばした。そこにジソンが現れ「こちらは王女様だ」と告げた。それを聞いたハンスは愕然となった。
ユ・ジェセは王に「あなたは王の血縁だという事で、王座に座っているだけ。誰があなたを信じて従うのですか？」と言った。王は「王に挑む者（ユ・ジェセ）を倒し、王にふさわしいと証明する」と答えたが、ジェセは相手にしていなかった。
ヨンジュは大妃（テビ）に会いに行きハンスをどうするつもりなのかと聞いた。答えない大妃の前に銀粧刀を置いて「ハンスを害するなら私も一緒に害して下さい」と脅した。大妃は「朝鮮のため、お前のため」というがヨンジュは「二度とハンスと関わらないので、助けてください」と頼み大妃は了承した。
ジソンが現れ「こちらは王女様だ」と言うのを聞いてショックを受けたハンスがヨンジュに聞くと、ヨンジュは「本当なの」と答えた。ハンスは怒って、ヨンジュは自分が知る一番の嘘つきだと言い、立ち去る役人たちに「王女の助けは受けない」とヨンジュを睨み、役人に自分を逮捕するように言った。
ソウォン閣に戻ったヨンジュは部屋に置いてあった赤い巾着を受け取った。中には結婚指輪と手紙が入っていた。その手紙には「怒ってごめん。悪いのは自分の方。銀粧刀を贈って怖い思いをさせた。これが本当の贈り物だ。心配するな。お前は俺が守る」と書いてあった。ヨンジュは指輪を見つめて涙を流した。
ハンスは、右参賛（ウチャムチャン）チュ・ヨンウ殺害容疑者として裁判を受けることになった。船から凶器が見つかったと言われ、厳しい拷問を受けた。
ヨンジュはハンスを助けに行こうとしたが、ジソンに止められた。そんなジソンにヨンジュは「あなたを利用してもいいと、言っていましたよね？そうしてもいいですか？と訊いた。
面会に来たドンチにハンスは、真犯人を見つけるのは難しいから、ハンスが犯人ではないという証拠を見つけるようにと指示を出した。船に戻ったドンチは、高価な装飾品が入った箱を見つけた。すると「犯人を見つけるなら、富が必要なはずです」という女の声が聞こえた。声の主を探したが見つからなかった。実はハンスの妹ウンスがユ・ジェセにウンスが逮捕されたことを聞いてやってきたのだった。しかしユ・ジェセは、王女と引き離すために大妃（テビ）が仕組んだのだと嘘を吹き込んでいた。
ヨンジュはユ・ジェセの傍で動向を探るためにジソンと結婚することを決めた。そうすればハンスを守ることが出来るからだ。ホン氏は女性としてのヨンジュの幸せを心配したが、ヨンジュは「女性としての幸せはソウォンがもらったから十分」と悲し気に答えた。
ジソンは獄中のハンスにヨンジュと結婚することを伝えた。
韓国ドラマ – 朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典 -あらすじ-12話（吹替版）11話～12話（字幕版）
ハンスが拷問を受けている間、ドンチはハンスのアリバイを探していた。次の裁判の日、ドンチは大勢の証人を連れてきた。証人は、ハンスが助けた人達だった。判尹（パンユン）は「罰を受けても証言するのか」と脅したが、証人達は平気だった。人々は、チュ・ヨンウが殺された時間、ハンスは違う場所にいたと証言した。外にまで証人たちが集まってきて、ハンスを助けてくれるよう頼んだ。しかし判尹は、「ハンスに助けられた者の証言は信じられない」と一蹴した。
するとチョ商団の大房チョルスの手下でハンスと敵対関係にあるチュサルがやって来て「私はハンスから助けられたことはないが、ハンスを尾行していたので、ハンスの無実を知っている」と証言したのでハンスは釈放された。
ハンスはソウォン閣に行き、ヨンジュを想い、涙を流していた。そこにヨンジュが現れた。ハンスは「自分と距離をとるべきだった」と言ったが、ヨンジュは「あなたが必要だった」と答え、7年前のハンスの父カン・オンジク律官（ユルグァン）の手紙を渡した。中身はユ・ジェセに奪われ封筒だけだった。「全てがユ・ジェセのせいだ」と訴えるヨンジュに「私に近づいたのも、騙したのも、すべて復讐のためだったのか？」と尋ねた。ヨンジュは「互いに助け合えると思った」と答えた。するとハンスは「我が父の死に、先王の責任がないのは確かなのか？」と聞いた後「お前は私にとって、呪いで、悪縁だ。私たちが一緒にいることはない」と言ってその場を後にした。
ハンスは王宮の外で「自分は王の友だ」と叫んだ。王が外に出ると、ハンスは「贈り物を持ってきました」と言い、王から渡された札を出した。王はハンスを友だと認めた。ハンスの父のことを知った王は、「罪滅ぼしをしろと言うのか」と訊いた。ハンスは「王様が、民を守れることを証明してください」と答えた。
ヨンジュはハンスと王の元へ急いだが、先にジソンが王の元へ到着した。王が「今日はヨンジュの誕生日だ」と教えると、ハンスは誕生日も嘘だったのかと怒って帰ってしまった。ヨンジュは、自分が履いている靴がハンスからの誕生日にもらった靴でないと気づき、靴を脱いではだしになった。
そこにハンスがやって来て、ヨンジュが脱ぎすてた靴を持ってきた。そして「私が王女に靴を履かせたとき、何処へでも行けるようにと願いましたが、どうぞ私のいるところだけには来ないでください。お誕生日おめでとうございます」伝えた。ヨンジュは、もう一緒にいることはできないが、一緒に戦える方法を探すとハンスからの結婚指輪をにぎりしめた。
ハンスは一人でやけ酒を飲んでいた。そこで泣き叫ぶ赤ん坊を抱えて困りはてるチョルスの部下、チュサルに会った。チュサルは、兄と3年間、畑を耕せは自分の土地になるいう国法を信じて寝る間も惜しんで耕したが、チュサルが投げた斧で兄が怪我を負ってしまい「チョス」という親がつけてくれて名前と家族を捨てて逃げてしまった事を話した。
その後も兄は1人で畑を耕し続けやっと畑が出来た時、ウォン大監（テガム）が自分の土地だと主張して兄の土地は奪われてしまった。兄嫁も穀物を収穫しに畑に入ったところを捕まってしまった。兄は役人たちから暴行を受けて亡くなった。チョルスは、兄が開墾を諦めなかったのは自分に責任を感じさせないためでもあったと知った。赤ん坊は兄の子供だった。ハンスは「ちょうど復讐をしたかった奴らだ」と、チョルスを助けることにした。
ウォン大監はユ・ジェセの側近、左参賛（チャチャムチャン） だった。権力者が土地の権利を主張をしているので、なかなか事は運ばなかった。そこでハンスはジソンに相談し訴状を書いてもらい土地訴訟を起こすことにした。
ヨンジュはハンスを助けようとしたが、ジソンは、ハンスが狙っているのは王室や両班たち土地を持つ権力者たちすべてなのだ教えた。
チュサルは本名のチュスに戻り、ウォン大監に訴状を見せた。ウォン大監は「土地を持つ両班全員のための訴訟です。相手がハンスです」とユ・ジェセに泣きついた。。ジェセは、ハンスの名を聞いて目の色が変わった。一方、ハンスは農民たちを集めて、チュスの兄が国役（民に課された労働の義務）を果たしていたと証言してもらうように頼んでいた。
裁判の日、「3年以内に開墾できていなかった」ことについて、ハンスは、チュスの兄が開墾期間の3年間に3回にわたって国役に就いた45日間があれば作物は出来ていたと主張した。その後、農民達の証言となったが「チュスの兄は脚が悪く一緒に国役に行かなかった」と証言をした。
韓国ドラマ – 朝鮮弁護士カン・ハンス 誓いの法典 – あらすじ – 13話～14話（吹替版）12話～14話（字幕版）
