中国ドラマ-三国志 秘密の皇帝 -あらすじ-2話（吹き替え版）2・3話（字幕版）
中国ドラマ「三国志 秘密の皇帝」のあらすじを、最終回までネタバレありで、全話お届けします。三国志 秘密の皇帝は、中国では54話で放送されましたが日本の吹き替え版（NHK等）では全33話で放送されます。どちらも１話あたりの放送時間の都合によるものなので内容は変わりません。
中国ドラマ- 三国志 秘密の皇帝 -概要
三国志 秘密の皇帝は、中国を代表する歴史小説「三国志」を舞台にしていますが、本物の皇帝・劉協(りゅうきょう)は亡くなり、地方で育った純朴な双子の弟の劉平（りゅうへい）が皇帝に成り変わるという事に焦点を当てた、まったく新しい発想の三国志です。主演は中国のイケメンオーディション番組出身のマー・ティエンユー。出演している俳優は美男美女ぞろい。豪華なセットや衣装に目が奪われますが、物語は命を懸けた激しい権力闘争のなかで、陰謀、策略、駆け引きありで、敵と味方が入り乱れ、複雑に絡み合い目が離せなくなります。この三国志 秘密の皇帝は、中国では動画配信サイトで配信され、動画再生数30億回を記録しています。
監督:パトリック・ヤウ スティーブ・チェン
脚本：チャン・ジャン
原題：三国機密／三国志 Secret of Three Kingdoms
制作：2017年 放送：2018年（中国）
中国ドラマ- 三国志 秘密の皇帝 -あらすじ
後漢末期、曹操（そうそう）、孫権（そんけん）、劉備（りゅうび）の戦国時代。頭角を現した曹操(そうそう)は、皇帝・劉協(りゅうきょう)を傀儡（かいらい）にして勢力を伸ばしていた。一方、心優しい青年、楊平（ようへい）は、幼いときから司馬（しば）家に預けられ、司馬懿（しばい）たちと兄弟のように育っていた。そんなある日、父が突然楊平を引き取りにやってきた。父と都に向かう道すがら、楊平は思わぬ秘密を知らされた。楊平の実の名は劉平（りゅうへい）で、皇帝、劉協の隠された双子の弟だというのだ。しかし、劉平が都に着いた時には、病弱な皇帝はすでに息を引き取っていた。亡き兄の遺志を継いで皇帝に成り代わった劉平は、皇后の伏寿（ふくじゅ）と幼なじみの司馬懿と共に漢王朝を再興するために曹操との戦いに挑んでいく！
中国ドラマ-三国志 秘密の皇帝 -あらすじ-2話（吹き替え版）2・3話（字幕版）
荀彧の所に満寵がやって来て、寝殿は焼け落ちましたと報告した。満寵は、亡くなった宦官が焼死ではなかったことを突き止め、火事の真相を疑い、必ず突き止めると言った。荀彧は「真相を追及するより、袁紹との決戦が迫っている今、大局を見よ。」と満寵を戒めた。
劉平（りゅうへい）が伏寿（ふくじゅ）に「満寵（まんちょう）とは何者ですか？」と聞くと、伏寿は「毒蛇よ」と答えた。そして、伏寿は皇帝・劉協（りゅうきょう）について話し始めた。先帝は常に漢王朝の再興を願っていた。即位して１８年、劉協は一度も笑ったことがなかった。だから大臣の前では笑ってはいけないと釘をさした。また、曹操（そうそう）の事は曹殿ではなく、曹司空（そうしくう）というようにと教え、劉協になれるように教育を始めた。
司馬懿（しばい）は、司馬家の息のかかった浮浪者から情報を聞き出し、楊太尉が「幽霊が出るところ」に行ったという話を聞きだした。
尚書台の前で、皇帝が出てくるのを待ちながら、満寵は荀彧（じゅんいく）に、宦官の遺体は宦官ではなかった事を話した。宦官は局部の一部を切り取られるが、死体は全て切り取られていた。多分、宦官ではない人物を宦官に偽装するために死んだ後に切り取ったのではないかと。
尚書台には伏完（伏寿の父）（ふくかん）や、劉協の側室の董妃（とうひ）、董妃の父・董承（とうしょう）が劉協に会うためにやってきた。部屋の中で衣を整えながら、伏寿は劉平に謁見について教えた。自分が止めない限り、上奏は受け、大臣に質問しない事。笑ってはいけない事。そして、菫承には最後に「そなたに対する朕の期待を裏切るな。」と告げるように指示した。
劉平が劉協になり初めての謁見が始まった。皇后（伏寿）は、陛下は病のうえに煙を吸ったので言葉がままならないと皆に告げた。謁見は伏寿が教えたようにうまくいっていた。ただ、満寵が防火用の水を貯めていなかった宦官を斬首しましょうと言い出した時は、自ら「宦官たちに罪はあるが、殺すほどではあるまい。火事は天からの戒めだろう、厳罰は必要ない」と答え、また、「曹司空に召された楊俊（ようしゅん）なる者が、許都への道中、盗賊に襲われ重傷を負いました。盗賊の討伐をお命じください。」という嘆願に、父・楊俊の具合をおもわず聞いてしまい、伏寿につねられた。
謁見が終わると、董妃がやってきて無邪気に劉平に接してきた。菫妃（とうひ）は劉協に寵愛された妃で、今は身ごもっている。劉平の手を取っておなかに触らせようとしたが、女性に慣れていない劉平はぎこちない。帰り際、董妃は父・董承に「陛下の様子がおかしい。なんだか、人が変わったみたいだった。」と漏らすが、董承は耳を貸さなかった。
満寵は荀彧に、「今日の陛下と董承はおかしかった」宦官を許したこともおかしいし、楊俊に感心を持つのもおかしい。楊俊の息子は、顔を潰されていたし、身元の分からぬ屍が１日に２つ。殺されて火中に残された人物が何者なのかと話した。荀彧は、「臣下である我々は確証を得るまで他言するわけにはいかぬ。」と首を振った。
その頃、司馬懿は弘農王祠にたどり着いていた。そこに弘農王こと、劉協の兄、劉弁の位牌があった。別室に入ると、楊平が持っていたはずの医書が落ちていた。そして楊平が着ていたと思われる衣が焼けきれずに火鉢に残っていた。その時、仲達の首に唐瑛の剣が突きつけられた。「宮中に火をつけ、焼死体と弟を入れ替えたのか。」と詰め寄り、二人は剣を突き合せた。
冷寿光（れいじゅこう）は、肝いりで皇后の付き人になった太監だ。その冷寿光に、伏寿は、昨夜の宦官が葬られたかどうか、探ってくるように頼んだ。それは宦官に偽装した先帝、劉協の遺骸だった。
伏寿は、劉平の菫妃への接し方から、女を知らない事を見抜き接し方を教えるが、今一つぎこちない。
董承は劉協からの詔を賜って、家来の将軍たちを集め曹操討伐の計画を練っていた。そこに楊彪（ようひょう）の息子で楊修（ようしゅう）、あざなを徳祖（とくそ）が入ってきた。董承は「我らの知恵袋だ」と将軍たちに紹介した。楊修は、満寵の手の者が屋敷を探っていると忠告し、まずは贈り物を、と床に布包みを放り投げた。中には切り取られた指が５本ばかり入っていた。屋敷に入り込んでいた満寵の間者をしまつした証だった。
冷寿光が、満寵が焼死体は宦官ではないと疑っていると報告してきた。劉平は、伏寿と兄の漢の再興にかける決意を聞き、兄の性格を知りたくなり、婚礼の日の事を聞いた。14歳で結婚した初夜。皇帝は賢く品の良い妻など要らないと言った。伏寿はそれを受け入れ、皇帝の手を噛み、手からしたたる血を酒に混ぜ、杯を酌み交わした。皇帝の血をすすり、再興の誓いを立てたのだ。それを聞いて、劉平は涙ぐみ黙り込んだ。
そこに太監の張宇（ちょうう）がやってきた。劉平は急いで寝台に腰掛けて、張宇を部屋に入れてやった。その劉平を前にして張宇は「陛下はいずこに？」と聞いた。
中国ドラマ – 三国志 秘密の皇帝 – あらすじ-3話（吹き替え版）4・5話（字幕版）
